レトロゲーをクリアしてみようのコーナー。
今回プレイしたのはＳＦＣソフト「ヘラクレスの栄光�掘 楚澄垢猟戚曄繊廚任后�
データイーストより発売のＲＰＧシリーズですね。
今作の特筆するべき点は、やはりストーリー展開でしょう。
記憶を失った主人公が、自分の記憶や、何故か不死の肉体である謎を解き明かすために旅に出ます。
主人公と同じく記憶喪失で不死の仲間たちは何者なのか。
魔物で荒れ果てた地上を、なぜオリンポスの神は助けないのか。
そうした謎を解き明かすわけですが、単純に「元凶を見つけて倒して終わり」とならないのがいいですね。
ちょっとした哲学というか。
人間は大地を傷つけたわけですが、じゃあ地上のすべての人が滅ぼされるべきなのか、とか。
主人公はともかく、他の人たちは巻き込まれてかわいそうという感じです。
神々好き勝手しすぎ。
とりあえずプロメテウスとウラノスは殴りたい。
戦闘システム面では、序盤が一番面白かったような気がしますね。
呪文を得るためには神殿に行かないと覚醒しない、というのは面白いと思いますが、新しい仲間を見つけるたびに各所の神殿を巡るのはちょっと面倒なんですよね。
何でノアルーンで神殿も行き先に加えてくれなかったのか・・・
あと、神殿の所在地は町でヒントもらえないので、マップアイテム「神々の目」を頻繁に開いて地上をくまなく調べる必要があります。
中盤の神殿２つ見落としてたよ・・・
さて装備なんですけど、これはイマイチでしたね。
特に防具は、仲間全員がすべての装備を身につけられるので、区別がなくてなんだかなぁって感じです。
明らかに魔法使い職であるヘステアも鎧盾兜でガチガチの前衛スタイル。
なんだかなぁ。
防御力に差ができないから、パーティ編成の前衛後衛って、ほとんど意味がない気がします。
いちおう、ＡＩだと魔法中心に行動するヘステアは弓を装備させて後列、残りは常に前衛、といった編成で何の問題もない感じ。
アイディアは悪くないと思うんですけど、もうちょっと戦闘で活かせるとよかったですね。残念。
いちおう武器に関しては「得意な武器種は一人３つまで」という縛りがあります。
剣、槍、弓とか。
ただこれも、全キャラの得意技能をプレイヤーが選んで与えることができるため、だいたい剣と槍と弓を身につけていれば問題なし。
もしかして「伝説の武器」みたいなオンリーワンの最強武器があるんじゃないかと思って、全部の武器種をまんべんなく覚えさせましたが、まったく無駄でしたね！
敵とのエンカウント率はかなり高いですが、ザコ戦なら主人公以外がＡＩ行動で動く「おまかせ」があるので、戦闘自体はスピーディです。
レベルもそれなりに上がりやすく、焦らなければそれほどストレスは感じなかったように思います。
ただ終盤のバランスと仕様の問題で、生き返らせる魔法を使う敵がいると、いきなりウザさが跳ね上がります。
このゲーム、生き返った敵キャラが、そのターンですぐ行動してくるんですよね。
なので、例えば復活魔法を使うやつが３体いて、残り１体まで減らしたとしても、復活魔法→生き返った奴がすぐ復活魔法→３体勢ぞろい、というのが１ターンで当たり前のように起こるんですよ。
じゃあじわじわＨＰ削って同時に倒せばいい、と思いきや、回復魔法まで完備してた日には、イライラＭＡＸです。
結局、そいつら出てきたときは面倒くさくて逃げまくってましたけどね！
さて、あとはＢＧＭですが、これはかなりいいですね。
フィールドの曲とか、けっこう耳に残ります。
あとケンタウロスのクリンがかわいすぎ。ずっと仲間にしていたかった。
そんなわけで、ゲームバランスはイマイチだったかもしれませんが、ストーリーはかなり捻ってあって面白いと思います。
これは次回作の栄光�犬盍�待できますｙ
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