「まぁみてろ」と。
「スラッとしてシュッてなるから！！」と。
「明日から始めるから！！」と。
「スラッ」
「シュッ」
・・・・・・。
かくして『HNスラッシュ化計画』は、えらく唐突に始まった。
・・・といっても別になんてことはない。
早朝に４０分ほどのウォーキングを始めただけ。
だがまぁ、そのウォーキングも今日でかれこれ１０日、
思いのほか楽しんでいる自分に気付く。
ぶっちゃけ今一番の「自分の楽しみ」といってもいいくらいに（ｗ）。
そして今、もうひとつ、この歳になってゆるーく始めたこと。
「 ギ タ ー 」
20年近く作曲やってるにもかかわらず、
コードも知らず、楽器も弾けないHN。
今、工事中のお宅の荷物整理の時に出てきた一本のギター。
「HNくん使うか？」
そんなわけで、ウチにやってきたギターを、
とりあえず「バララン」と弾いて・・・いや、撫でてみる。
ギターが最初どんな音で鳴るのかすら知らないので、
チューニングが狂っているのかどうかもわからない。（＝ｖ＝；）
「『どこ』の『どれ』を『どう』押さえたら『ド』なんだ？」
そんなことを繰り返したあと、ネットで「ギター初心者講座」みたいなページを探して、
とりあえず初歩中の初歩から押さえていこうとする。
ギターの部位の名称がちんぷんかんぷんなことも、
弦はなんとなく、上から順に「１弦」だと思ってたことも、
なんだか、すごく新鮮だ。
・・・音楽はやってたのに・・・。
「ふむふむ、なるほど、省略コード！」
「指１コ押さえるだけでコードになるなんていいじゃないか！
こりゃ自分にうってつけだ！！」
Ｃ・・・Ｇ・・・おっ♪いいぞいいぞ(^^♪
そしてＤ。
よっ･･･ディ・・・デッ・・・ディッ・・・
・・・くっ！・・・この！・・・でッ・・ディッ・・・
・・・・・・・。
絡まった指配置になった途端、
ＨＮの指ではひとつの指で弦１本だけを押さえることができず、
「ギター講座」はあえなく終了した。
「くくっ！デッ…よっでぃッ…！！・・・ﾃﾞｯ！…ﾃﾞ・・・」
・・・・・・。
「Ｄ」は生まれなかった・・・。
◆ＨＮ ＣＲＥＡＴＵＲＥＳ◆
『鈍色の空』
（詞＆曲：ＨＮ／Ｖｏ：朱音）
・・・ﾃﾞｯ！・・・ﾃﾞ、ﾃﾞｨ、ﾃｯﾞ・・・ﾃﾞｨｯ・・・ﾃﾞ・・・
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