ある日を境に、あれほど来ていたカワラヒワが来なくなった。
何処か別の所で、もっと美味しいものを食べられる餌場でも見つけたのかと考えていた。
しかし、カワラヒワは留鳥だから真冬でも居る筈と思っていたが、留鳥であっても地域によっては夏鳥や冬鳥に変わるのだと知る。
札幌では10月、11月にカワラヒワが百羽、二百羽の集団で南に移動するのだという。
すると我が家で餌を食い散らかしていた奴らは、渡りの途中で羽を休めて栄養補給をして南に飛び立って行ったという訳か。
やたら数が多くて「餌が足りるだろうか。」等と心配していたが、要らぬ心配だったらしい。
今我が家に来ているのは、これこそ季節にかかわらず居るスズメやセキレイ達だ。
スズメが餌台に乗って餌を啄ばんでいるのだが、ヒマワリの種の下に埋もれた稗や粟をほじくりだそうとしているのか、ヒマワリの種を次から次と咥えては放り投げ、お尻をプルプル振っては尻尾を箒の様に動かして種を地面に掃き散らかしている。
「なんて勿体ない事をするんだ!このスズ公!」
と、ついにスズ公呼ばわりとなる。
大体6羽位が入れ替わりで来ているみたいだが、昨日は一羽でやって来たスズメが餌を食い終わっても餌台から動かない。
餌台から頭だけが覗いているのだが微動だにしない。
変だなあと思って良く見たら眠っていた。
ぴぴも良くこうやって眠っていたなあ。
餌台には屋根も有って上からの襲撃を受ける心配は無いし、高さがあるからネコも上がってこれない。
おまけに食べ物もある。
「極楽 極楽」
と思ってるんじゃないか?
巣でも作る気かもなどと考え、それはちょっと困るなあと思う。
セキレイも良く来る。
セキレイは餌台の端の木を良く突いていて「お前はキツツキの仲間か?」と不審に思っていた。
今日もそうやっていたので双眼鏡で観察してみたら、木を突いているのではなく、両足でヒマワリの種を押さえつけ、嘴で割って中身を食べていたのだと判明。
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