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2016年11月19日08:16

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遅い夜明け〜麻雀放浪記〜。

11月18日(金)。
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年を取って目が覚めるのが、早くなったせいもあるだろう。
外を見ると真っ暗だ。
時間は5時半。夏ならもう朝日が射してる時間だが、まだまだ夜だ。
これからもっと夜が長くなる。
いよいよ冬へ。

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11/19
11月-10 麻雀放浪記
1984年。角川+東映 109分。モノクロ。
脚本 和田誠 澤井信一郎
監督 和田誠
出演 真田広之 鹿賀丈史 高品格 加藤健一 名古屋章 大竹しのぶ
加賀まりこ

戦後の東京を舞台に、麻雀に打ち込む若者が、様々な勝負師との出会いを通して成長していく姿を描く。敗戦直後の上野。青年・哲は、ある日、以前バクチを教えてくれた上州虎と偶然会う。虎に連れられチンチロ部落に足を踏み入れた哲は、なけなしの金でプロのバクチ打ちであるドサ健の張りにノッた。おかげで相当勝ったが、その大半をコーチ料としてドサ健にとられてしまう……。

イラストレーター和田誠の映画監督第一回作品。

出て来る男たちがみんな魅力的だ。
真田広之は若くて甘い、鹿賀丈史は青白い頬、殺気立っていて、加藤健一は色香が漂い、高品格がとりわけ渋い。
この4人が雀卓を囲んだ時の緊張感。
大竹しのぶは可憐そうで、肝の座ったところを見せ、加賀まりこのクラブママが儚げで美しい。
「泥の河」でもそうだったが、この人は悪場所、俗界にズブズブに沈んでいる様で純さを感じられる役が良く似合う。

波乱万丈の物語ではないが戦後直後の日本、麻雀を通して男と女の生き方をじっくり味わえる佳品。
面白かった。




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