…「TEMPEST」/BOB DYLAN
今年の音楽関係のニュースは、大物ミュージシャンの死が立て続けに報じられて、ちょっと悲しい雰囲気に包まれていたんだけど、終盤になってうれしいニュースとなったのが、ボブ・ディラン氏のノーベル賞受賞。
ボブ・ディランに氏がついているのを見るだけで、なんか笑っちゃったのは、僕だけかな?
さて、このニュース。
僕は喜ばしい知らせだとばかり思っていたんだけど、なんか、賛否両論なの?
よくわからないのは、ノーベル賞はディランらしくない、というもの。
ディランらしさって、なんなのさ、って感じだよね。
授賞理由だってまっとうな感じだし、もらえるものはもらっとけばいいじゃん、って思うんだけどね。
あとは、ダイナマイトを発明したノーベルの賞を、平和と反戦を歌ったボブ・ディランが受賞するのは相応しくないみたいな感じの論評。
こういうこと言う人って、ベスト盤ぐらいしか聴いたことがない、いわゆるにわかファンが言うのかね。
そういう僕も、にわかファンだと言われれば、反論はできないんだけどね(苦笑)
その、ボブ・ディラン。
先約があるので、ノーベル賞受賞式は、欠席、だって。
とっても大事な用事があったのか、ストックホルムまで行くのが面倒くさくなっちゃったのか、答えは風の中にあるとは思うんだけど、らしいといえば、らしいのかな。
ボブ・ディランで好きなアルバムというと「HIGHWAY 61 REVISITED」と「BLONDE ON BLONDE」。
この頃の音は、いつ聴いてもカッコいい。
あと、よく聴くのは2000年以降のアルバムで、「MODERN TIMES」や「TOGETHER THROUGH LIFE」の独特の重い音も、個人的にはかなりヒット。
「TEMPEST」はどちらかというと軽やかな、飄々とした音なんだけどこれがまたいい。
トム・ウェイツをさらに渋く迫力が増したような、ここ最近のボブ・ディランの歌声は、好き嫌いはわかれるかもしれないけど、一回聴いたら耳から離れない。
これからも、元気に頑張ってほしいなぁ。
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