シリコンバレー式　自分を変える　最強の食事

http://jccu.coop/food-safety/qa/qa01_02.html

またまた、ダイエット本に夢中になっている私は、
バターにも天然に含まれるという　悪名高いトランス脂肪酸を調べている。
上記は　生協のサイト。

そこで初めて　ファットスプレッドとマーガリンの違いも知った。

今迄は、マーガリンがトランス脂肪酸で評判落ちたので、
名前を変えたのだと思っていた。
本当は、脂肪率の違いだけで、８０％が境目。
脂肪分が多いのが　マーガリン。

今、惚れているのは、去年の９月に日本で発売された
デイブ　アスプリー氏の　
「シリコンバレー式　自分を変える　最強の食事」
１６００円するので、図書館で　また借りてきたのだけれど。
今年の２月で　９刷になっていて、
ネットでも　実践者の経験談が色々出てくる。

この本で偉大なのは、とにかく「体と脳の調子を良くしたい」で
痩せるのは副産物という姿勢。
だから、題名も　「痩せる」と入れていない。
もちろん、デイブ氏は　１４０ｋｇから痩せたのだけれど。
（ただし、デイブ氏は　１９３ｃｍの大男）

はっきり　生年月日が書いてないけど、４０代。

ネットで出てくる経験談では、金がかかるから
朝のコーヒーだけ続けてるという話が多いのだけれど、
今、検索したら、グラスフェッドバターは、高くない。
（５ｋｇまとめて買う場合は、になるけれど。）

気になるのは、無塩バターばかり出てくるのだが、
私は　無塩バターは苦手。
本当に美味しいバターは　無塩でも美味しいのだろうか？

彼が　しきりと使う「ハック」という言葉は
もちろん、コンピューター用語なのだが、スペルはHACKで
ハックルベリーのハックとは、違う。

パソコンなんか無い時代の辞書では、「切り刻む」という意味。
この本では、「今までのシステムを全く切り替える」
くらいの意味になっている。「統御」に近い。

だから、ダイエットの一番の敵、挫折、ヤケになる理由も
とても大事に考えている。
脳や体が不調になるから　ダイエットに挫折するのだから。

金持ちのデイブ氏は　自分の脳や体を医学的に解析しながら
不調の理由を探っていく。

糖質カットの著者は　たいていそうだけど、
この人も厳格な菜食主義や　いろいろ体験済み。

検索すると、本人が　朝飲んでいる理想のコーヒーの作り方が
動画の実演で出てくる。（MCTオイルを混ぜる）
出来たコーヒーは　ミキサーで混ぜてあるのでコーヒー牛乳、
あるいは、カフェオレに見える。
意外にも、理想のバターを齧りながら理想のコーヒーを飲むのは
まったく違う結果になるらしい。
この理由は　書かれていないようだ。

この理想のコーヒーを朝、飲む理由は、一日のうちの
食べない時間をなるべく長くするために、
体にポリフェノールと脂肪を送り、
脂肪は　飢餓感に無関係に近いので、
昼メシの時間を　なるべく夕メシに近づけるためだ。
うまく行くと、「食べない」時間を１８時間に出来る。

腸の善玉菌を増やすのは　ヨーグルトでなく
ポリフェノールだそうだ。
そこで、最強のポリフェノールとして
コーヒーがアップされる。

（しかし、コーヒーはカビ毒に汚染される率が高い。）

糖質とタンパクがゼロの時間に
脂肪は燃え、オートファジーも働く。
（オートファジーというカタカナは出てこないが、
食事を断っている間に働く細胞内の「自浄作用」は
これ以外にないはずだ。）

この本を読んで、大好きな１００％ジュースを止める
決心が少し出来つつある。
果糖は　血糖値を上げる作用が低いので、
今迄　そのため、止めないでいた。
しかし、ほとんど、成分がキャンディーと変わらないと言われると
返す言葉が無い。

その代わり、りんごとなると　一日２個までOK.

もっとも、画期的なのは、運動の仕方で、
とにかく大事なのは、筋肉製造のためには、
運動の時間より、休息の時間を確実に取れという事。
決して、疲れを溜めてはならない。

１週間に　たった１５分、
ダッシュ３０秒、インターバル９０秒の反復。
（計算すると、１５分に７，８回になる。）

これは、自由に過ごす　野生動物達の生き方に近いと思う。
虎に襲われたりして　必死で走るのは
せいぜい、このくらいの率だろう。

これは、筋肉キープ、造成のメニューだから、
きっと、一日３０分の有酸素運動は
この本には書いてないけど、大事と思う。

まず、「脳をハック」して、ムダな食欲から解放され、
幸福感を手に入れて、自然に少食の生活になり、
素晴らしいと思える食べ物だけを食べていけるようになりたい。

それは、レアな高級な食品とは限らないと思われる。

おそらく　少食の世界になれば、多少　ダメな食物でも
体は　充分　最高の状態になると思う。

グラスフェッドが強調されているが、
まことに、一刻も早く、草食の家畜達が全部
本来の　草を食べる生活をする幸福を手に入れて欲しい。

人類が　小麦、とうもろこし、大豆の大量生産から
解放される日の近からんことを。
人生に重労働は不要なはずだ。
カネの論理に健康が左右されることも。

自給自足により、カビ毒から解放されることを。

裸足で地面を歩く効用まで言及されている。
不思議だけど、体に溜まった電気の放電には
何分間か必要だそうだ。