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2016年11月06日00:24

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低燃費車の開発に異論はない。

より少ない燃料でより長い距離を走る事の出来る車は公害も少ないし資源の少ない日本では存在意義が大きい。 


だが真の省資源車とは何か? 

低燃費車の開発に躍起になる余り
生産コストをかけ過ぎていてはいないか?

いくら走るのに燃料を食わなくとも
開発や生産にかけるエネルギーが大きいと、当然価格にも跳ね返る

ソレにその車は一体どれほど走る事が出来るのか?
(原理的には半永久的に走るのだが)

例えば

ハイブリッド車を作りました
200万円します
燃費はすこぶる良いです
でもバッテリーの寿命が精々7年で尽きます
その後はバッテリーを交換すればまた7年走れます
バッテリーは150万します

コレでは目も当てられない
バッテリーにかけるエネルギーが余りに大きいという事だ。


まぁ実際はそんな事もないのだろうけれど
機械的動作の部分より
バッテリーの化学反応の寿命の方が早く来るように思われてならない。


あと
時々口にする事だが

人間を4(5)人乗せて20km/L走る乗用車と
10トンの荷物を積んで2km/L走る大型トラック

どちらが真の意味で経済的だろうか?


もちろん人と荷物とを単純に対比させる事は出来ないので
答えは単純ではないが
(まぁ 人間なら10トンは何人に相当するか? と考えると一気に答えが身近になるが)
過度な燃費競争には少々疑問を感じる

もっと他にエネルギーを注ぐべき要項がたくさんあるのではないか?
その様に思われてならない。

安全性能(機能)に関しては
大型トラックが断トツで充実している

乗用車の安全装備とは、その殆どが大型トラックからのフィードバックなのだ。


閑話休題

問題は生産から廃棄までの間にどれほどのエネルギーを消費して
どれほどの仕事をこなす事が出来るのか?
コレに尽きる

単純に燃費が良い というだけの見方は問題の本質を見誤らせる。

生産にもエネルギーを投入しているという事実を見逃してはならないし
どれほど長く使えるのか? 
という視点も(車に限らず)大切なのだ。


とある新聞に掲載されていた川柳を紹介してこの日記を締めくくりたい


「 本当の エコは捨てずに使う事 」










アクア独走に待った 加速するコンパクトカー市場の燃費戦争
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=125&from=diary&id=4278023
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