mixiユーザー(id:7130895)

2016年10月27日20:24

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最近TRPG界隈を騒がせていた

 「絶対に破壊できないドアの話」のブログに新しいエントリ(※1)が上がっているということで見てきました。

※1 テーマは「物語性」。

 以前のエントリのときは「これ自体が集客のためのネタかもしれない」みたいな感想を覚えたのだけど、今回はそのときに比べると文意が捉えにくいというか、書き手の思考が散漫(※2)な印象はあり、もし「狙った」ものだとしても続きをどうするかまでは決めてなかったのかな、と考えてます。

※2 いや、別にブログだから思ったことを書き連ねていいんでしょうけどね。
   ただ、文章の形そのものはちゃんとチェックされてると思います。

 この新しいエントリのほうはほとんど話題にもならなかったようで、私の周囲でも静かなものでしたが、つまりTRPG界隈でブログを盛り上げようとすればいわゆる”自由度幻想”のような炎上しやすい話題を扱わざるを得ないと書き手が思い込むのは仕方ないところかもしれませんねw

 実際にTRPGを現役で遊んでいれば、そもそも自由度幻想とかゴールデンルール恐怖症のような言説はネット上で見かけるほど頻発する問題ではないことは百も承知なのだけど、TRPGに関しては「昔遊んでいたけどいまはご無沙汰(※3)」みたいな人が意外と多くて、そういう人が話題にしやすい上のような話を蒸し返す、という構図があるのかなぁ、と考えております。

※3 しかも自分はベテランで、リハビリしなくても現役で通用する、
   と思い込んでると言う(数少ない)事例が危ない。

 実際の現場では、だいたいのGMはPLの提案に真摯に対応しようとしていますし、ほとんどの場合はPLのほうがシナリオに合わせた譲歩をします。結果としては大多数のケースでは全員が受容しやすいような結果になっているのですよね。

 畢竟、かのブログのようなケースというのは「シナリオが崩壊するほどの想定外、GMの手に余るようなケースで、できればあまり時間を使いたくないけど議論をすればまず間違いなく揉める(※4)」というような特殊な場合にしか起きないものを、あたかも日常的に頻発するようなていで語ることにそもそもの齟齬があるともいえなくもないですね。

※4 極論すると、PLのほうが数が多いのでルールでGMを守らなければたいていはPL有利に物事が運ぶという想定ですからね。たぶんこういう話で炎上する人は「GMはどんな場合でも数の暴力に屈してはならない」と信じているのでしょう。

 ともあれ「議論するほどの時間がもったいない」ケースで議論を要求し「GMの手に余る」ケースでGMの対応力に期待するなんてことをルールで求めるのは無理というもので”最終的にはGMに決定権がある”といういわゆるゴールデンルールの根幹は問題解決の上ではごく自然の成り行き(※5)でしかないのですよね。ネットで盛り上がっていることが必ずしも現実でもそうだとは限らない(※6)ひとつの事例だとは思います。

※5 もうひとつの解決法は”あらゆる条件をルール化して、ルールで解決できるまで調べて議論する”しかないので、それが可能なゲームは少なくとも日本製ではありえないわけです。
※6 むしろ、移動ルールに関する固定観念とかを議論するほうが、百万倍は有意義だと思います。少なくとも「1m足りなくて攻撃できない」はそこそこ発生する上に明らかなルールの欠陥なのですから。

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