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2016年10月26日00:20

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>「竹取物語」の論理が>

【前の日記より】

「竹取物語」の論理

国際政治は基本的に「力」によって成り立ちます。ただし、力の強いものが常に有利であるわけでなく、状況次第では力の弱いものが強者を振り回すこともあります。ここに国際政治の機微があります。

「かぐや姫」で知られる『竹取物語』に、これと似た部分があります。かぐや姫に言い寄る5人の若い公達が「火鼠の皮衣(伝説にある燃えない衣)を持ってくること」など、いずれも無理難題を吹っかけられ、体よく断られる部分です。つまり、相対立する複数の主体が先を争ってアプローチしてくるとき、アプローチされる側は、本来持っている力が仮に小さくとも、アプローチしようとする側の行動を左右する力をもつことになるのです。

冷戦時代にも、何がなんでもアプローチしようとする米ソを天秤にかけて、自らの利益を確保しようとする国はありました。1954年に革命で王政が打倒されたエジプトで、初代大統領ナセルは、それまで王政を支援し続けてきた米国からの巨額の援助の提示を断り、ソ連に鞍替えしました。これは米国が支援するイスラエルとの戦争を進めるための手段でした。このように、「何が何でも援助を受け取ってほしい」側は、いかに豊かで力があろうとも、最終的な決定権をもつ相手から、少なからず影響を受けやすくなります。

ただし、冷戦後、東側陣営の崩壊とともに「援助競争」は影を潜め、それによって大国が小国に影響力を行使するという(いわば当たり前の)構図が一般的になりました。ところが、


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以上転載ーー
http://bylines.news.yahoo.co.jp/mutsujishoji/20161025-00063688/
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