mixiユーザー(id:579697)

2016年10月16日08:45

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難しい問題で差別につながらなければいいが・・・・

過去に二度、転換発作を起こした人に遭遇したことがある。
一度は、ベニス(!)に行った時。
なんだかばたばた暴れている人がいると思ったら、救急ボート(ベニスだから)がやってきて、そしてやってきた時には意識消失して(幸いに?)タンカで運ばれていった。
何が起ったんだろう、って人だかりが出来て大騒ぎ。
周辺に知人もしくはご家族がいて、通報したのだろうな、と思った。
二度目は、親子でいたけど、突然、40代くらいかな、息子さんがぐるぐるその場を歩き始めて一緒にいた高齢の母上がおろおろ・・・・。この時もすぐに救急車が来たけど、本人はぐるぐる回るばかりで制止を聞かない・・・、救急隊の人たちは大変そうだったなあ。

正直、問題の根本はてんかんに限らず病気の人の周りに家族とか知っている人がいないこと。
ことが起った時に、説明出来る人がいない。もちろん、過去のこともわからないので、たまたま居合わせた人からすると、暴れていると勘違いしたり、パニックは当然に起りえる。
最終的には、やはり人がいてあげることだと思う。

倒れるのは、てんかんだけではないし、逆にてんかんは放置していたらそのうち快復する。
他の病気の方が大変だわ。

カードを持つということは、他の病気でも非常に重要。
まあ、日本だと無理かもしれないが(個人情報とかうるさいし)、本来はその人のIDさえわかれば過去のどんな病気もわかる社会がこない限り根本的な解決はないだろう。

カードを持つこと、これが恐らくは差別につながるという指摘も出てくるだろう。
実際、近年、てんかんの人が事故を起こして大問題になったわけで、良くも悪くもその人の病気を限定出来ることは重要だとは思う。
個人優先か公益優先か悩ましいところ。

しかし、カードを持っていたとしても、それを本人が出すのだろうか?。
それとも、お財布をあけて確認するのだろうか?。
所持することを義務つけるのだろうか?。

私は骨髄バンクのドナーカードをもっていたが(他の臓器移植もどーぞ、だ)、問題は持っていることを家族や周辺の人が知っていることが重要だ。
ことが起った時、助けてくれる最初の人は、きっと家族か周辺のよく知る人たち。

結果的に、家族や周辺の人たちとの関係が希薄になっている現代社会において、うまく運用するのはかなり難しい。

やはり、管理社会だと警戒する意見があるのはわかった上で、何らかの国民的なデータベースが準備されない限り、そう簡単には問題解消にはつながらないかもしれないなあと思う。

何より、カードが差別につながったりしないように、これは最優先で考えるべき課題だと思う。

救急隊の方々に批判が出ないようにも注意をしなければならないと思う。
対応を誤ったと結果論に基づく批判は救急に限らずどんな時にも起る。

前述の例でも、ことの起こり方は様々あるのは想像出来るし・・・。
救急隊員の方々のご苦労に感謝しつつ、救急隊員の方々だけに責任がいかないように配慮することが一番重要かもしれない。

考えれば考えるほど難しい問題だなあ・・・・。



■警察出動の騒ぎも…てんかん患者救急搬送時にトラブル多発 支援団体が全国の消防本部調査へ
(産経新聞 - 10月16日 05:03)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=3&from=diary&id=4243394
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