読むなら書かねえ
事件
今から20年以上前、毎日のように騒いでいた。
大人になると事件は起きないものだし、起きてはいけないもの。
でも、事件欠乏症で、事件でもないのに
「事件、事件」
とこじつけて言ったりもした。
たまには事件が起きたことはあったが、それは起きて欲しくない良くない事件であって、はしゃぐような事件はない。
下手に事件にしようとするといいことが起きない。
事件を求めるどころか、事件になることを回避する。
そんな、つまらない大人になってしまった。
事件が全てではない。
「見えないところで何かが動いているからな」
ならば、見えないところで動くのもいいものだ。
「トランキーロ!焦んなよ!」
焦らず、結果を待つもよし。
現実には、事件であり、見えないところで動いており、トランキーロなことってあるんだな。
これは、事件と言っていいだろう。
そして、見えないところで何かが動いていた。
トランキーロ・・・いや、これはディスティーノの方がいいか。
別にはしゃいでもいないし、浮かれてもいない。事件だけど落ち着いていた。
俺にとっては、いつも通りのことで、特にありませんなこと。
あいつらは俺に絶対かなわない。何でかわかるか?
レヴェルが違うんだよ!
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