八百比丘尼入定地・雲城の水

小浜に着いたのは３時頃で、５時半発の電車に乗れないとえらいことになるので慌ただしく見繕っていたところを見て回りました。

先ず訪問したのが、小浜市小浜男山にある空印寺。
山裾（小浜線が通っています）にある曹洞宗のお寺で、その境内には右のように八百比丘尼が入定したという人手を加えた自然洞穴があります。
八百比丘尼はこのあたりの出（654年生まれ）で、十六歳の時に父が竜宮の人に土産にもらった人魚の肉を食べて不老不死となってしまい、全国行脚の後に故郷で庵を結びこの洞窟に籠って入定したのが1449年以降とのことです。
現在の奥行は５ｍほどですが、以前はもう少し深かったそうな。中のように一番奥には墓碑がありました。

山裾から北の港の方へ…漁港のすぐ傍にあったのが、右の雲城の水で、整備された湧き水で、水天宮が祀られています。
海のすぐそばなのに、塩分がまったくなくて美味しい水でした。