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2016年10月13日00:00

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引き取り

 靜岡のY君から連絡が來る。『子供生まれてからバイク弄る時間が無くなってきてしまったんで車兩と部品、引き取って頂けませんか?』早速伺う。NC431Vが新車状態で鎭座ましましている。『…これは、子供大きくなったら乘りなよ。』辭退申し上げ、車庫外に放置されていたCBRとNS400、クレアスクーピーを選ぶ。DT50は乘らないので次回と云う事になる。このCBRは、以前、母の治療費捻出の爲に買ってもらった車體である。外裝が全て外されているとはいえ屋根の下にあっにも拘わらずこの錆具合。恐るべし海邊。ほんの數年で戰時中のCBRみたいになっている。直るのかな、これ?シフトペダルも動かないしフォークも眞っ赤錆である。ファイヤーブレードカラーの美しい車體だったんだが外裝は?『知り合いに外裝貸したらサーキットでバッキバキにされちゃいまして、其れからは會ってません。』あ〜、無いのね。固着しているキャリパーに職工キックを叩き込みアクティ號に乘せる。さて、NS積むか。『あの〜、431Vに使いたいんでエンジンと電裝を後日で良いんで貰えないでしょうか?』あ?じゃあ今降ろしゃいいじゃん。『今ギターやってて爪割っちゃったら困るんですよ。』判った、工具貸せ!こうしてNS400の解體が始まる。中途半端に揃っている工具で始めるので何ともやり難い。しかも此方も潮風風味でエライ事になっている車體である。キックは降りるんだな。壓縮も良さげである。どんどん分解して氣化器を外す。インシュレーターからゴミが入らない樣にビニールを切って留める。キックを降ろすと良い具合に眞空状態になる。こりゃ良い發動機だぞ。フレーム番號と發動機番號が大幅に合っていないので乘せ換えられた車體に間違いはない。しかし、乘せ換えたにしては各部の仕上げが丁寧である。「これは何れ名の有る職人が組んだに違いない。」『あ、それすなぎもさんが組んだNSですよ。』ジガジサ〜ン。あれ?こんなの組んだか?埼玉在住の頃に同居していた琉球人にせがまれて組んだ車體らしい。色々金返さずに居直ったもんだから取り上げてY君にあげた事があった。あの車體か。すっかり忘れていた。解體は進む。後は1番3番のチャンバーを外せば降りるんだが…左右一つづつナットが錆付いて回らない。「サンダー貸してくれ。」ナットを切斷する。ATAC外せばスタッドボルトも簡單に交換出來るだろ。ビールケースを出して來てもらい横倒しにして發動機を降ろす。體力落ちたな。いや、腰痛の惡化が問題か。この作業中に家中から色んな部品を引っ張り出して來るY君。よくまあ集めたもんだ。端からアクティ號に積み込む。「もういいでしょう。」輕トラで來ていればもっと無理やり積んだだろうが箱バンなのでこの位で勘瓣してやる。フォト夕飯を食べ思い出話に花を咲かせる。そして歸宅。直るのか?懸案事項が増えたのであった。
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