朝4時前に目が醒めてしまい、仕方なく朝のルーティーンを始めてしまう。明け方5時半に朝食を済ませ(!)、6時にはシャワーを浴びる。(!) 早過ぎッ!(笑)
午前7時、DVDでロベルト・ロッセリーニ監督の「ドイツ零年」を観て、9時には大井町の東芝病院に出発!着替えやら何やら大荷物で、不安だったのだ。
午前10時過ぎに病院到着。昼過ぎまで病院で過ごして、午後1時に、京橋図書館経由でフィルムセンターへ向かう。
午後3時、アクセル・リンドブロム監督の「一番強い者」を観てまいりました。
巌谷國士「映画 幻想の季節」を読み終わる。
☆「ドイツ零年」(1948)監督 ロベルト・ロッセリーニ 出演 エドムンド・メシュケ、エルンスト・ビットショウ、バーバラ・ヒンツ、インゲトラウト・ヒンツェ、フランツ・クリューガー、エーリッヒ・ギューネ、アレクサンドラ・マニス
第三帝国滅亡後、廃墟となったベルリンを徘徊する13歳の少年エドムンドは、間借りの部屋に病身の父と、身を売って生計を立てる姉と、元ナチ党員であったため引きこもって身を隠している帰還兵の兄と暮らし、自分もいくらかの足しにと小銭稼ぎをしていた。
ある日、小学校時代の恩師に会うが、彼は旧軍人の家に住み着き、未だナチスの弱肉強食の理論を振りかざし、エドムンドに父親の死を教唆する。
少年は、父親の毒殺を実行してしまうが……。
ロッセリーニがナチス・ドイツの暴虐に対する抵抗運動を生々しいドキュメンタリー・タッチで描いたイタリアン・ネオ・リアリズモの、“ 戦争三部作 ” 「無防備都市」と「戦火のかなた」に続く第3作 であります!
なんとも悲惨な映画ではありますが、素晴らしい傑作であることに間違いありません。
敗戦国の悲惨はいずこも同じです。終戦後、まだ2年ほどしか経っていないベルリンの市街地の廃墟だけでも一見の価値ありです。
大半が木造家屋であった東京の終戦直後の風景は一面の焼け野原だったけれど、ドイツ、ベルリンは瓦礫の山。すごい光景だ!
主人公エドムンド少年の、半ズボンから伸びる痩せ細った、今にも折れそうな細い足が、無残な感じである。
『イデオロギーの偏向は
犯罪と狂気を創り出す』
☆「一番強い者」(1929)監督 アクセル・リンドブロム 出演 グン・フルムクイスト、ヤルマール・ペーテルシュ、マリーア・レール、アンデルシュ・ヘンリクソン、ベングト・ジュルベリ
『北極での狩猟に雇われた水夫が船長の娘と恋に落ちる。
〔解説]映画カメラマンのアクセル・リンドブロムは1920年に5カ月間映画カメラをもって北極を旅行し、様々な光景を撮影した。この体験をもとに彼は「一番強い者」と題する映画用物語を構想し、それを1923年に完成させている。1929年になって、劇部分の監督をアルフ・シェーベルイが担当して、リンドブロムのこの企画はようやく実現された。実写と劇が巧みに結合されたユニークな映画となっている』
昨日に引き続いて、スウェーデンの無声映画である。…あぁ、やっぱり、2時間近くのサイレント映画はキビシいなぁ。
…しかも、今日は寝不足だったせいか、半分ウツラウツラしてしまう。
どうも北極海を舞台にした海洋アクション風の映画なのだが、如何せん眠くて眠くて……。
なんだかワカンナイうちに終わってしまった。イカンなぁ。
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