てきとうレビュー　デレマスBBT『M@GIC☆』

　先ほどなんか半端に長い日記で、シナリオ『M@GIC☆』のレポートを投稿し、さてこれを公式サイトに送信しようかと考えてはたと手が止まりました。

　シナリオとセッションのことしか言及してないじゃん。

　この『M@GIC☆』という本には他にも色々と面白いポインツが沢山あります！　というわけで、簡単に感想を書いていこうと思います。

■暗躍するモノ

　悪役パーソナリティとして、名刺と同じ形で黒い“羽根”を渡してくる頭がＰ字の謎の魔獣「Ｐヘッド」が追加されました。こいつビジュアルの時点で勝ってますよね。
　アルシャードのグナーデや、それころＢＢＴの黒翼の王同様、ＧＭに都合よく制御できない力をバラ撒くのに使える便利なパーソナリティだと思います。
　個人的に彼の面白いところは「地獄の道化師」のルーツを持ち、「絶望を超えた先の輝きが見たい」というエゴを持つ、つまり、グレモリーなどと同じ試練を課す地獄派の悪魔としてきっちり設定ができているところと、そのエゴは実は「アニデレの視聴者のエゴ」と似ているところがある、というところです。
　そう。島村卯月の慟哭に心を振るわせた皆さんのその感動の源泉の近いところに、いつもヤツはいるのです…！！

　クォートの芳乃のルーツは風水師ですかね。

■クイックスタート

　追加された４人のサンプルキャラは、どれも個性豊かです！

・速水奏　ディフェンダー
　イェーイ！　僕の課金がクイスタになったぜー！！　どちらかというとイメージ優先のデータですが、充分実用にたえるものです。《入り交じる物語》でとってきた「漆黒の外套」を「夜色のドレス」と言い換えるところに非常にセンスを感じますね。

・双葉杏　アタッカー
　みんな大好きあんずchang。データ的には固定値の高いアタッカー。その設定が面白く、「杏はノウンマンで、うさぎが半魔（魔獣？）」というもの。この難易度の高い設定について、きっちり半ページ使ったプレイエイドが載っている目端の利きっぷりがデレマスBBTのつよいところだと思います。
　エゴ表は、とりあえず「あんずのうた」を歌うと大体コンプリートできるのが強みかな（強みじゃない）。

・向井拓海　アタッカー
　イェーイ！　よねちょさんの課金がクイスタになったぜー！！　データの大本もよねちょさんが組んでるぜー！！　非常に完成度の高いアタッカーで使いやすいですし、何より拓海の「ステゴロ上等のヤンキー」という側面は戦いであるBBTのセッションに放り込みやすいでしょう。いいクイスタです！

・浜口あやめ　サポーター
　電脳魔術師ナンデ！？　忍は兎も角なぜ電脳魔術師！？（ステージ上でVRを使いこなす一面があるからだそうです）。しかしここで注目して頂きたいのは設定欄です。「なぜか解りませんが師匠に言われて人界にきました」。このクイスタを選んだ時点で、あらゆる状況で師匠を出して理由付けができるのです！
　あと《忍法忍術：オンステージ》が素晴らしいですね。わけあって、アイドル！！

　こうして見ると、デレマスに熱意の高いＰＬにとっては、相当品の名前を何にするかでも相当遊べることが解ります。色々挑戦してみたいですね！

　クォートの二宮飛鳥はレジェンド臭がしますね。


■シナリオパート

　シナリオ『M@GIC☆』につきましてはプレイレポに書きましたので割愛させていただきます。
　シナリオフックは２本とも面白そうです。特に２本目はシナリオに起こす段でギミックを考えるのが楽しそうですね。１本目には上条で入るからよろしく（唐突な宣言）。



　というわけで、デレマスBBTトリロジー最終作に相応しいボリュームとクオリティを併せ持った『M@GIC☆』、デレマスBBTのみならず普通のBBTに対しても示唆の多い、素晴らしいサプリメントでした！　僕も呼んでたらシナリオ書きたくなってきました！　では次回、「うえきちゃん」でお会いしましょう。（フェードアウト）


■オマケ

　虜囚の騎士ランスロットって誰よ！？