てきとうプレイレポ　エースキラージーン『黒い檻』

　エースキラージーン、第二回セッション！！　初回プレイ（付属シナリオ『ブラッドシアター』）が大変面白かったのと、その際出てきた「ここをこうするといいんじゃないか」という僕のＡＫＧマスタリングにおける改善案を試してみたくて早速オリジナルシナリオを作ってみました。

　内容的には、悪い塾講師が才能ある子どもたちを「商品」として洗脳して売りさばいているんで止めろ、というもの。僕の中では常時作画：藤原芳秀で進むハードアクションな感じでありました。

■エースキラージーン『黒い檻』

　ＧＭは田中であります。
　そして、悪逆塾講師の潜む要塞塾に挑む今回のユニットは以下の２（＋２）名。

▼“エンジュ”常盤槐（ときわ・えんじゅ）　２５歳女性
スキル：レンジャー
経歴：元Aキラー　出自：武術家
経験：戦闘訓練　 邂逅：家族
パートナー：常盤巴
　常盤家令嬢であり、元Ａキラー。現役時代は最強のユニットと呼ばれていたが相棒の女性は死亡、槐のみが生き残った。Ａキラーとしての力を失うもプロデューサーとして生きることになった彼女が１０年を経て出会った担当のＡキラーは、何の因果か、死んだ相棒が残した１人娘だった――。
　という、ＡＫとの関係性のパラメータをエモさに極振りした、外面飄々めんどくさい系高湿度女子。抱く思いは複雑だが、支援の手腕は巴と最高の相性を誇る。
　ＰＬは見てのとおり新米さん。

▼"方舟の鳩（アーク・アリストクラート）"蓼蔵みこ（たでくら・−）　13歳女性
スキル：コマンダー
経歴：被害者　出自：権力者　
経験：起業　　境遇：運命
パートナー：マリー・マトルーム
　名門女子校中等部１年生であり、信仰篤い穏やかで控えめな少女。の皮を被っているが、部活動の面々を教科、部をカルト化し財政会にも影響を及ぼせる怪物。エースキラーに救われたがゆえに、エースキラーを『天使』と信奉し、エースを『悪魔』と断ずる苛烈な価値観を持つ。『天使』のシンパを増やすことも忘れない。
　という、ＡＫとの関係性をディスコミュニケーションに極振りした、丁寧系怪物女子。あと本人も、銃弾をナイフで叩き落せるくらい強い。理由は無い、蓼蔵が強いのは当たり前！
　ＰＬは見てのとおりコバヤシさん。

　この２人のプロデューサーが、難攻不落の要塞塾に挑んで来ました。データ的な面でまず感じたのは、レンジャーなら巴も凄くいい仕事ができることでした。懐に入ってしまえば暴れられるものの懐に入れない彼女を生かすために素晴らしいデータを組んだ新米さんナイス。そして、エースオーバーリアクション（ニンジャリアリティショックみたいなやつ）はあくまでエースを対象にした行動に取られるので、武器攻撃あげまくって銃弾はじくのは全然アリな戦術だったということです。本当に弾くんだもんなぁ、アサルトライフル射撃……雑魚つぶしにも役立つし……。あとマリーは相変わらず暴虐的な強さでしたよ。テンションが上がると使ってくれる条約違反のスラグ弾、強すぎ。

　あ、データは関係ありませんが、みこの設定が開示された時、同じプレイグループで今回不参加のメンバーからは「あれ敵ですよね。今回のエースですか？」「拾えないときはそう言っていいんだよ」などの優しい言葉をいただいましたが、みこ＝サンはいいキャラでしたよ！！（結果報告）

　翻って僕のマスタリング。まず今回留意したのは「プロデューサーが戦闘中ヒマになりすぎないようにする」ことでした。具体的には、
・前回「放心」が余りにも厄介だったことを鑑みてバッドステータスを回復する能力をシナリオルールで獲得できるようにしてみた
・Ｇフラグをいくら回収しても護衛は最低２体は出るようにした
　の２点です。ただし、前者はぶっちゃけ使う暇がありませんでした（雑魚の対応をしていたため）。やっぱり雑魚を少しは出るようにしておくのが安牌のようです。
　ただ、雑魚つぶしだけだと多分若干マンネリ化するので、また色々試してみたいと考えています。今思いつくのは「エースの回避を下げる」効果をシナリオ中取得できるようにする、とかですね。アンチエースオペレーションのＨフラグやＸフラグと関連付けるのもアリかも知れないと思っています。

　また、ドラマという意味合いではＰＣ１のコネクションを、「パートナーの友人」ではなく「２人同時に出会った少女」という形にしてみました。やはりこの形の方が、ＰＣとしても話しやすいようだと感じました。とか言ってたらＧＦに、ちゃんとシナリオコネクションとＰＣに絡みのあるシナリオが追加されたので、流石遠藤卓司先生や！！ってなりました。

　敵のビジュアルは暁のイージスに出てきた“蝶”のフォロワーのスーパー期待はずれだった眼鏡みたいなのをイメージしてやってました。（どうでもいい情報）

　というわけで、１回目のセッションで感じた可能性を更に広げてくれるセッションとなりました！　参加してくださったお二人に感謝を！