mixiユーザー(id:2040115)

2016年09月26日01:25

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有難う。

久しぶりに晴れ間がのぞき、大喜びのマメシバです。
もうね、ヴァンさんが一昨日、大雨の夜に粗相して!
約3日間、洗ったラグマットが乾かなかったのよう泣き顔
早速洗いなおして干しなおし、本日乾きました!
ありがとうお日様、ありがとう秋の空!


さて「ありがとう」と言えば、教科書を読んでいておもしろい説を見つけました。
「ありがとう」ってえのは、英語で言うところの「thank you」では無い、というお話。

原拠は柳田國男さんのエッセイだそうですが、
「ありがとう」は漢字で書くと「有難う」。
つまり「有り得ない」の意味で、親切にしてくれた相手に言うには失礼な言葉です。
これは元々「ありがとう」が、
親切にされた自分も、親切を施した相手も、大きな運命的なものの結果である。
ふたりがこんな関係になるなんてあり得ない、私たちにこんな運命を与えてくれた神様に感謝!
という意味の言葉だから、というお話なのです。
英語の「thank you」のように相手に感謝する言葉では無い、という考え方なんですって。

不勉強で柳田國男さんのエッセイを読んでないもんで、
ちょっと乱暴な要約になってるのかもしれません。
でも、おもしろいお話だなあと思いました。


だって、例えば駅で定期を落とした私に、通りすがりのサラリーマンが
「落としましたよ」と拾って渡してくれたとします。

まあ!なんてことでしょう!と眼をキラキラさせて、
「落とした私、そして拾ったあなた、そんな運命に神よありがとう!!!」
て天に向かって私が叫んだら、相当ヤバい人だよねえ。
現代の日本では、そんな時は神ではなく相手に感謝の意を表する必要があるのです。


とはいえ。
仏教なのか神道なのか私にはわかりませんが、
唯一神でも「you」でも無い、漠然としたものを信じて漠然と感謝する気持ちは、
何となくわからないでもない。
現代人でも、きっと何か日本的なものとして沁みついているんじゃないでしょうか、
まるで盆踊りのリズムのように。


「有難う」の漢字があんまり「ありがた」くない感じだなあというのも日頃から思っていて、
だいぶ腑に落ちたのでおすそ分けしてみた次第です。

おもしろいなあ。
今度定期を拾ってもらった時にでも、天に向かって叫んでみたい。
その時、拾った相手が「イエス!」てガッツポーズを取ったら、仲良くなれそうな気がします。
そしたらホントの「有難う」だ。(←もう何が何やらがく〜(落胆した顔)
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