2日(金) 世田谷パブリックシアターへ行ってきました。
(あ〜やっと今月の出来事を書くことができます
)
行くかどうか迷ってましたが、田中哲司さんが出演するのは最後との事で、
めちゃくちゃ仕事が忙しくて、いつもなら、帰りにマッサージをする日だったけど、
体にムチ打って、なおかつ猛ダッシュして、開演6時に間に合いました。
(最近、走ってばかりだなぁ〜)
さて、このお芝居行くのをためらった理由は、上演時間が最大かなぁ〜
だって、休憩2回あるけど、4時間。
私は、映画ではそのくらいあっても、お芝居でその経験はないのよね〜
友人が以前何かでそのくらい観て、お芝居自体も、史上最悪だったらしい。
その点、このお芝居は、みんなが熱演だったし、設定が昔だったせいか、
お芝居を見てるけれど、どこか映画を見てるような気分にもなりました。
以前、三好十郎さんの「斬られの仙太」を見た事があったのですが、
どことなく、それに通じるものがあるかなぁ〜
そして、個人的に思ったのは、映画でいうなら、小津安二郎監督の作品みたいな雰囲気。
普通に生きてる人たちの日常生活の出来事を、淡々と描いている。
ともすれば、友達が離れていってしまうかもしれない言動をする主人公を
周りが、結局は助けてあげる。そうさせる何かをもってる主人公。
舞台に登場しない人たちは、嫌な人だったりするかもしれないけれど、
舞台に登場している人たちは、どこまでも正直で、親切で、いい人たち。
家族、友人、恋人、大家さん、かかりつけの先生などなど…
沢山の人達のおかげで、生きてる主人公とその妻。
余命いくばくもない妻に献身的に尽くす夫を、田中さんは熱演されていた。
最後は、見ているこちらが辛くなるほど、気の毒だった…
田中さん以外に、私が気になったのは、世話役をしていたおばさんの佐藤さん。
あまりにも自然で、「あんなおばさん、いる!」って思ってしまうほど上手だったなぁ。
後日わかったのですが、その方は、私の友人の知人だったという…
世の中って、狭いわ〜
そうそう、この舞台、海辺の設定もあるからなんですが、
舞台のほとんどが、砂をしきつめてあるんです。
例えていうならば、浅めのプールにぎっしりと、砂浜に見えるほどの砂を…
そこを役者さんたちは歩いてるんですが、結構疲れると思うんですよね。
歩くたびに、足をとられるから、踏ん張らないといけないし…
それにしても、あのお芝居は、日によっては、2回公演だなんて、普通じゃない。
役者さんたちの気力、体力は、とてもつもないなぁ〜
公式HPは、こちら…
http://www.kuzukawa-shichosha.jp/bui/
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