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2016年09月13日23:18

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浮標

2日(金) 世田谷パブリックシアターへ行ってきました。

(あ〜やっと今月の出来事を書くことができますあせあせ

行くかどうか迷ってましたが、田中哲司さんが出演するのは最後との事で、
めちゃくちゃ仕事が忙しくて、いつもなら、帰りにマッサージをする日だったけど、
体にムチ打って、なおかつ猛ダッシュして、開演6時に間に合いました。
(最近、走ってばかりだなぁ〜)

さて、このお芝居行くのをためらった理由は、上演時間が最大かなぁ〜
だって、休憩2回あるけど、4時間。
私は、映画ではそのくらいあっても、お芝居でその経験はないのよね〜
友人が以前何かでそのくらい観て、お芝居自体も、史上最悪だったらしい。

その点、このお芝居は、みんなが熱演だったし、設定が昔だったせいか、
お芝居を見てるけれど、どこか映画を見てるような気分にもなりました。

以前、三好十郎さんの「斬られの仙太」を見た事があったのですが、
どことなく、それに通じるものがあるかなぁ〜
そして、個人的に思ったのは、映画でいうなら、小津安二郎監督の作品みたいな雰囲気。

普通に生きてる人たちの日常生活の出来事を、淡々と描いている。
ともすれば、友達が離れていってしまうかもしれない言動をする主人公を
周りが、結局は助けてあげる。そうさせる何かをもってる主人公。

舞台に登場しない人たちは、嫌な人だったりするかもしれないけれど、
舞台に登場している人たちは、どこまでも正直で、親切で、いい人たち。

家族、友人、恋人、大家さん、かかりつけの先生などなど…
沢山の人達のおかげで、生きてる主人公とその妻。
余命いくばくもない妻に献身的に尽くす夫を、田中さんは熱演されていた。
最後は、見ているこちらが辛くなるほど、気の毒だった…

田中さん以外に、私が気になったのは、世話役をしていたおばさんの佐藤さん。
あまりにも自然で、「あんなおばさん、いる!」って思ってしまうほど上手だったなぁ。

後日わかったのですが、その方は、私の友人の知人だったという…目
世の中って、狭いわ〜

そうそう、この舞台、海辺の設定もあるからなんですが、
舞台のほとんどが、砂をしきつめてあるんです。
例えていうならば、浅めのプールにぎっしりと、砂浜に見えるほどの砂を…
そこを役者さんたちは歩いてるんですが、結構疲れると思うんですよね。
歩くたびに、足をとられるから、踏ん張らないといけないし…

それにしても、あのお芝居は、日によっては、2回公演だなんて、普通じゃない。
役者さんたちの気力、体力は、とてもつもないなぁ〜

公式HPは、こちら…http://www.kuzukawa-shichosha.jp/bui/
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