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2016年09月10日20:44
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海のハンター展
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国立科学博物館で開催中の『海のハンター展』に行ってきました。行って来たのは、１週間以上前なのですが。
チケットは、毎度お馴染み、新聞屋さんからの貰い物。新聞屋さん、いつもいつも有難う。
８月31日に行ったので、夏休み最終日ってコトもあるのか、子供たちも沢山おりました。科博は、常設も楽しいんだよね。ただ、私の見るペースでは、常設まで回れなかったケドさ。日本館へ行って、フタバスズキリュウを観ようと思ったのに、迷って間違えて、地球館行っちゃったし。広いよなぁ、科博。
音声ガイドを借りてみた。ナレーションが声優の関智一氏だったので。関氏が、バショウカジキになってナビゲートしてくれる・・という物だった。何故、目玉のホホジロザメでも、古代の巨大鮫のメガロドンでもなく、バショウカジキをチョイス？やたらイケボのバショウカジキさん（笑）。
３分の１くらいは、鮫だったような気がする。鮫展ですね。でも、他の魚の生態や、捕食される側の対処なども分かる、面白い展示構成だと思った。
海のハンター展。今回の目玉は、3.2ｍあるホホジロザメの全身ホルマリン漬けなのだが。何でも、沖縄県近海で延縄にひっかかって死んでいた鮫なんだそうな。
脊椎動物は優れた顎を持ち、捕食者になれる。
最初に出現した魚類は、中国のカンブリア紀前期の海の地層から発見されたアゴのない小さなハイコウイクチスとミロクンミンギアという物。シルル紀に顎を持つ魚類が出現したらしい。顎を持つ進化、胸ビレと腹ビレの獲得で、自由に泳ぎ、獲物を捕らえるコトが出来るようになった。ハンターになるわけだな。
クラドセラケの化石 原始的な鮫だそうな。三日月型の尾びれ。左右に張り出した尾柄があり、高速で泳げたらしい。古生代の生き物。歯もある。
ダンクルオステウス 古生代最大の生物で、10ｍあったらしい。これは模型。何か、怪獣みたい(^_^;)。顎に歯はないが、噛む力は極めて強かったらしい。牙は顎が発達して出来た物。
説が色々あって、鰓弓が顎に変化した説や、歯は鱗や骨格が起源で、海亀や鳥類は、歯を硬い嘴に変化させたらしい。
最初の狩りの方法としては、獲物にくっついて体液吸ったらしい。顎が出来、より大きな餌に食い付けるようになったんだって。顎で、ガブって、押さえるってコトなんだろうね。
クラドキクルスに腹を食い破られたカラモプレウルス 中世代。化石。カラモプレウルスは大きな口と歯を持つ生き物。口に入る大きさなら何でも食うらしい。1.4ｍのカラモが肉食性のクラドキクルスを飲み込み、そのクラドは腹を食い破って出て来たと。やっかいなの飲み込んじゃったんだなぁ〜・・・。で、これがそのまま化石になったらしい。
イラストで見ると、こういうコトらしい。ガイドでは「相討ち」と言っていた。カラモプレウルスは、白亜紀の浅い海に住む。
ヴインクティファーを飲み込んでいるカラモプレウルス 中世代。化石。カラモに飲み込まれた状態で化石になって発見された。その状態だった為、ヴインクティファーは折れずに保存されたらしい。
クレトオキシリナ。中世代。もう、鮫の形っぽい。小さいケドね。
ミクロプリスティス 中世代。長い鼻先。鰭もあるし、歯も並ぶ。鼻先で砂を掘り起し、捕獲して弱らせて食べたらしい。
フタバスズキリュウ右前肢。フタバスズキリュウは、日本で発見された初の大型化石。確か、高校生が発見したんだよね。口を閉じると上下の歯がかみ合わないんだそうな。なので、小さな貝などを丸のみしてたんじゃないか・・とのコト。大きさは６ｍ〜９ｍ。推定全長に幅があるのは、頸椎の大部分が見つかってないから。因みに、正式名称は、フタバサウルス・スズキイ。2006年に、新種と認定されたんだって。認定は最近なんだ！（発見は、1966年くらいよね？）
フタバスズキリュウの頸椎。でも、大部分は発見されてないんだね。
次は新世代の生き物たち。
チチブサワラ。1500万年前の化石。
これが模型なのだが、今のサワラよりデカイ・・よね？
今回の目玉の一つが、メガロドン。古代の海のデカイ鮫。新生代になると、海に哺乳類が進出。魚類も増えて繁栄し、生き物も多様化した。
メルカロドン・メガロドンは新生代古第三紀・漸新世後期に出現。巨大なネズミザメ類なんだそうな。大きさなんと、15ｍ〜17ｍ。25ｍプールでも飼えそうにない。歯の高さが15�僉�デカイ！出会ったら確実に死ぬは。
メガロドンの歯＆顎。デカイ。歯は斧みたい・・・。新世代。因みに、新世代って、6600万年〜現代までを指すらしい。そんなに幅があんの？！ホホジロザメの仲間なんじゃないか？とも言われている。メガロドンはクジラを食っていたらしい。歯にかかる力は18ｔ！
メガロドンの模型。スゲエデカかった。こんなの襲ってきたら逃げられんは・・・。鮫は軟骨魚類の為、骨格は残らない。なので、歯の化石が多いらしい。
次に、硬骨魚類が出てくる。サメと違って硬い骨を持っている。なので、食べる時骨が喉に引っかかったりする（オイ）。
アンコウの骨格。歯がみっしり生えてるなぁ。
サワラ骨格。さっきの古代のサワラはデカかったケド、このサワラは、良く見るサワラの大きさでほっとする（笑）。
イタチザメの顎＆歯のところのアップ。鮫の歯は、古くなって抜けると次の歯が出てくる。次々生え変わるぞ！
鮫やエイは軟骨魚類。背骨以外守る骨はないが、体自体がヨロイのように硬いらしい。
ミナミゾウアザラシの頭骨。デカい・・・。ゾウアザラシは5.8m。そんなにデカイんですね・・・。体重は５ｔくらいあって、水深2000ｍまで潜れるとか。
セイウチの頭骨。まんまじゃん！セイウチ、骨の状態でセイウチって分かるジャン！セイウチは３mくらい。タコを食うそうな。
深海の生き物。水深200ｍより深い場所が深海。200ｍ〜1000ｍが中深層。1000〜6000ｍを漸深層って言うんだそうな。それより深いと超深海。マリアナ海溝とか、１万2000ｍとかだっけ？6000ｍに、深海平原が広がっているそうな。何でも、深海の90％の生き物は光るんだって。何故？光がないから自主的に発光するの？
ビワアンコウ 雄は16�僂�らい。雌は120�僂如∋鵑僕困呂劼辰弔�寄生して、一生を終えるらしい。このビワアンコウにも、雌のお腹の辺りに、雄がひっついていた。150ｍ〜3400ｍに住む。先端が発光するらしい。
サメガレイ 1800ｍまでの砂泥底に生息。クモヒトデを食べる。サメ肌を連想させるイボイボの突起がある。
アブラボウズ。まず、顔が怖すぎる！（苦笑） 水深680ｍに生息。大きいのは体重90�圈�40％が脂肪らしい。だから、アブラボウズなのか。ギンダラの仲間で、食べると美味いらしい。
アイザメ カマボコやカンユの元になるらしい。水深183ｍ〜459ｍ辺りにいる。
ミツクリザメ 先端の長い部分は鼻ではなく、フンという口の上が尖った物。捕食のさい、上顎と下顎が前方に飛び出すそうな。
ラブカ 太古の姿のままの鮫。フリルがあるので、フリルドシャークとも言うらしい。全身の半分位の獲物を飲み込む。ウナギっぽくクネクネ泳ぐそうな。因みに、何でも、シン・ゴジラのゴジラのモデルになった生き物の一つらしいぞ。
次は極域の生き物。南極、北極のコトね。南極の最低気温は−89.2℃。海水でも、−２℃以上。極寒の地である・・・。
イッカクの骨格。天上に吊るしてあった。割とデカイ！イッカクは小型のクジラなんだそうな。角のように見える物は、右の牙が成長し、皮膚から突き出した物。何で、牙が突き出た？そこまで右牙成長した？生き物って変だよねぇ。角のある馬のユニコーンのモデルでもある。
ライギョダマシ −２℃で海水は凍ってしまう。−１℃で魚は凍ってしまうのだが、ライギョダマシは不凍糖タンパクを持つので、例え−２℃の海でも生きていけるんだそうな。
アデリーペンギン。可愛い。180ｍくらいまでは潜れるそうな。５分くらいは潜っていられる。ペンギンは海を飛ぶように泳ぐ代わりに、陸上動作は、ちょっとおぼつかない・・・。
オウサマペンギン 300ｍくらいまでは潜れる。９分間潜るコトが出来る。後ろにはシロクマ。ここは可愛い生き物ゾーンで和む。
ヒョウアザラシ ４ｍ。結構デカイ。体重500�圈７觜十鼎ぁ�ペンギンや他のアザラシも食う、結構な荒くれ者。でも、オキアミも食うらしい。
ミナミゾウアザラシ。デカイ！すげえデカくてちょっと引いた。５ｍある。水中に20時間おり、2000ｍ潜れるんだそうな。イカを食うらしい。そして、ツイッターでも呟いている人がいたが、バナナマンの日村さんに似ている・・・。
折角なので、先ほど載せた、ミナミゾウアザラシの頭骨と一緒に並べてみる。
ホッキョクグマ 主に、アザラシを食うらしい。シロイルカも食う。ホッキョクグマの毛皮があり、触ってＯＫだったので触ってみた。ゴワゴワしてたけど、凄く温かそうだった。毛がみっしり生えているのね。乱獲でホッキョクグマも数が減っているんだよね。
次は外洋。大陸棚より外側を外洋と言う。世界の海の90％。陸地より養分が少なく、したがって餌が少ない。
クロマグロ。時速100kmで泳ぐ。群れで行動するのも特徴。そして、寿司屋で出ると超お高い！
アカマンボウ 血液の温度が５℃ほどで、水より高い体温を保つ。マンボウとあるけど、件のマンボウとは別物。外洋の深いところにいるらしい。
フライカジキ バショウカジキ 音声ガイドのナビゲーターのカジキさん。カツオやイカを食う。時速100kmで泳ぐ。細長い体。針状の長い鼻先で獲物を叩きつける。良く見ると、スレンダーで恰好良い。
アホウドリもいた。海鳥で最大の大きさ。ほぼ空を飛ぶことに特化しているので、陸上では上手く動けない。昔、アホウドリの捕獲の映像を見たが、後ろから近付いて紙袋を被せて捕まえていた。それで捕まっちゃう鳥って・・・。乱獲で減るワケだよなぁ〜・・・。大きいから助走しないと飛べないんだよね。
アオザメ 尾びれが三日月型で速く泳ぐ。
ヒゲツノザメ ナマズのようなヒゲで餌を探す。800ｍの深い海にいる。
ヨシキリザメ 長い鰭が特徴。翼のような胸鰭も持ち、回遊する。
シャチの骨格。天上に吊るしてあった。大きく顎が強く、知能も高い海のギャング。アザラシや魚など、タイプごとに食べる物が違うんだって。船に体当たりとかするよね？私は鮫より、鯱が最強じゃねえかと常々思っているのだが。でも、鯱は知能が高いから、水族館で芸をして、人気者にもなる。鮫は芸をしないものな。
次は浅海（せんかい）の生き物。海岸〜大陸棚までの水深200ｍ以上が浅海。珊瑚礁は多様性が高く、海の熱帯雨林とも言われるらしい。栄養も抱負よね。
オニカマス 珊瑚礁にいる。人にも噛みつく海のギャング。
ダツ サヨリの仲間。光を見ると突進し、夜間の漁の敵。舟に向かって突進してくるらしい。怖い。
ダイナンウミヘビ 大型種で鋭い歯を持つ。私、ウミヘビが結構好き。恰好良いと思う。
オヒョウ まず、名前が面白いよね。「おひょう！」ナルイの仲間。全長1.5ｍくらいだが、２ｍくらいになる物も。ようは、巨大なカレイらしい。例外もあるけど、左ヒラメ、右カレイと言って、目の付き方でヒラメとカレイは見分けがつく。
オサガメ 亀の中で最大。クラゲを食う。体長1.8ｍ！デカイ！乗れるよ！これ、乗れるよ！リアル浦島太郎になれるよ！海亀の食道と内壁は、角質の乳頭状突起に覆われているので、クラゲの刺胞（毒）が大丈夫なんだそうな。
浅海にも勿論、鮫はいる。浅海の鮫コーナー。
シロワニ 3.2ｍ。160�圈４蕕鷲櫃い�、性格はおとなしいらしい。因みに、古代、日本では、鮫をワニと言っていた。因幡の白兎もそうでしょ？「ワニ」って書いてあるけど、あれは、鮫のコトね。
カスザメ まず変な顔。あと、名前がカスザメって・・・。カスって・・・。海底で生きる。大きく口を開け、顎を飛び出させるコトが出来る。エイリアンのようだな。因みに、エラが側面にあれば鮫。下にあればエイ。なので、コレは見た目エイっぽいケド、鮫。
シロシュモクザメ 電磁気を感じるロレンチーニ器官が発達。アカエイを探し、ハンマーヘッドで押さえる。群れるという特徴もあるとか。
アカシュモクザメ ハンマー状の頭部でアカエイを押さえつけるのは、シロの方と同じだな。しかし、面白い形状だなぁ〜と思ってしまう。ハンマーヘッドシャークとも言うよね？
イトマキエイ 胸鰭を変化させた鰭を持つ。使わない時は、クルクルと卷いてしまう。なので、糸巻エイなんだね。
トラフザメ 夜行性。岩の隙間で休んでいる魚類を吸い込み捕食する。豹のような斑点がある。なのに、トラフ（虎斑）。何故に、ヒョウフザメではないのだ？
で、ついに目玉のホホジロザメ来た〜！！映像で、全身ホルマリン漬けを作る過程も流していて、面白かった。作業大変なんですね・・・。そして、全身ホルマリンのホホジロは思っていた以上に生っぽかった。
ホホジロザメのホルマリン漬け
ホホジロザメの顎
噛む力は1.8ｔ！かなり強く、海の生物では１位。地球上でも２位の強さ。ギザギザの歯を持っている。体温は３℃〜14℃を保て、水温より高い。ホルマリンにするには３ヶ月かかった。歯は最大で５�僉�20本以上並ぶ。６列以上の予備の歯がある。キールという水平尾翼のような構造も持つ。
サーファーを襲うコトでも有名なホホジロ。でも、これには、理由があった。サーファーをアザラシなどと間違えて襲っているんだって。水中から見て、サーファーの影がアザラシに似てるんだって。ボード持ってるし。で、間違えてガァ〜って行ってしまう。サーファーが怪我などをしてる場合、血の匂いに興奮して、出血中の人を「獲物」と判断して襲ってしまうコトもあるそうな。通常の餌は、アシカ、アザラシ、イルカ、硬骨魚類。
この鮫、お腹に傷があるの（標本ではその傷は縫ってある）。どうやら、ダルマザメに噛まれた痕らしく、これが原因で死んでしまい、沖縄の延縄に引っかかっていたみたい。
そのホホジロをやったダルマザメがコイツ。（あ、コイツが前述の鮫をやったワケじゃないよ。コイツと同じダルマザメってコトね） 物体を吸引して回転し、丸く肉を抉り取る！え・・エグイ。
ノコギリザメ ノコギリのようなフンを持つ。このフンをぶんぶん振り回して獲物を捕らえる。
ノコギリエイ エイの方が、ノコギリ部分（フン）が平べったいのね。
ハチクレ 尾びれが長い。この尾びれを餌に向かい振り上げてぶっ叩き、獲物を捕らえる。豪快な狩り。
ウツボ＆ウツボの骨格。コイツも海のギャングよな。無人島生活で、よゐこ濱口氏が良く捕ってたコトでもお馴染み。タコを食う。大きな口の奥から第２の顎が出て来て、それで獲物を捉え喉の奥に引きずり込むという、コイツもエイリアンみたいなコトをしやがる。
キアンコウ 変な顔っ！頭が半分くらいある。顔に背鰭が変化したルアーがあり、これで餌を誘う。多数の鋭い歯に入ると獲物は出らない仕組み。
ハナオコゼ 頭上のイリシウムとルアーで小魚を誘引、補足する。口腔の体積を12倍に拡大し獲物を一気に吸いこむ。その速さ、1000分の６秒。
オオカミウオ 口を閉じる筋肉が良く発達しており、殻を壊すコトが出来、殻を持つ物を良く食う。
食べられる側も食べられてばかりではない！
ナヌカザメ 水を飲み腹を膨らませ、丸のみさせないようにする。
コバンザメ 頭が平たい。本当に小判みたいだった。この小判部分で、自分より大型の生き物に付き襲われないようにする。
マンボウ。デカくなるコトで、丸のみされないようにする。その大きさ、実に３m。横の大学生くらいのお兄ちゃん達が「雑！身を守る工夫が雑！」と言って爆笑していて、私も笑ってしまったが、これもちゃんとした身の守り方よね。
毒魚コーナー。これも食べられない工夫か。
ハコフグ 身の危険を感じると皮膚から液毒を分泌する。しかし、水槽の中に入れると、自らの毒で死んでしまうんだって。ええ〜！そこは、自分だけは死なない様に、何か工夫はしなかったのぉ？無人島生活で、濱口氏が良く捕っていたのでも有名。
アカエイ 尻尾に毒がある。しかし、シュモクザメはコイツを食う。
終盤。マグロの養殖のコーナーもあった。2002年に近畿大がマグロの完全養殖に成功。シロウナギも、2012年に完全養殖が出来、クエも完全養殖出来るようになった。
クロマグロ＆クエのはく製。クロマグロは32年かけて完全養殖出来るようになった。 クロマグロは共食いするし、パニックで壁に激突して死んだり、育てるの大変らしい。日本はとれる魚の２割は養殖。世界のマグロの８割を日本人が消費してるらしい。・・・何かすんません。何か、すんません！そう言わずにいれない。海洋水産資源の約90％が過剰に捕獲されているか枯渇しているもしくは、持続利用可能な上限ギリギリらしい。水産資源、大事にしなくちゃなぁ。
母から土産に干物を買えと指令が出ており、買おうとするも冷凍だった為、魚のお菓子（おつまみ）を母の土産に買う。自分には、ホホジロザメクリアファイルを買い、サメの歯キーホルダーガチャをやった。このキーホルダー本物の鮫の歯なのね。廃物利用ってコトだろうか？（サメはカマボコにしたりするじゃん。）
鮫好き、海好き、海の生き物好きは是非どうぞ。
おまけ。
常設展にいた、トリケラトプス。
ティラノサウルス
科博は、そもそも建物が美しい。建物も見どころ。
チケットは、毎度お馴染み、新聞屋さんからの貰い物。新聞屋さん、いつもいつも有難う。
８月31日に行ったので、夏休み最終日ってコトもあるのか、子供たちも沢山おりました。科博は、常設も楽しいんだよね。ただ、私の見るペースでは、常設まで回れなかったケドさ。日本館へ行って、フタバスズキリュウを観ようと思ったのに、迷って間違えて、地球館行っちゃったし。広いよなぁ、科博。
音声ガイドを借りてみた。ナレーションが声優の関智一氏だったので。関氏が、バショウカジキになってナビゲートしてくれる・・という物だった。何故、目玉のホホジロザメでも、古代の巨大鮫のメガロドンでもなく、バショウカジキをチョイス？やたらイケボのバショウカジキさん（笑）。
３分の１くらいは、鮫だったような気がする。鮫展ですね。でも、他の魚の生態や、捕食される側の対処なども分かる、面白い展示構成だと思った。
海のハンター展。今回の目玉は、3.2ｍあるホホジロザメの全身ホルマリン漬けなのだが。何でも、沖縄県近海で延縄にひっかかって死んでいた鮫なんだそうな。
脊椎動物は優れた顎を持ち、捕食者になれる。
最初に出現した魚類は、中国のカンブリア紀前期の海の地層から発見されたアゴのない小さなハイコウイクチスとミロクンミンギアという物。シルル紀に顎を持つ魚類が出現したらしい。顎を持つ進化、胸ビレと腹ビレの獲得で、自由に泳ぎ、獲物を捕らえるコトが出来るようになった。ハンターになるわけだな。
クラドセラケの化石 原始的な鮫だそうな。三日月型の尾びれ。左右に張り出した尾柄があり、高速で泳げたらしい。古生代の生き物。歯もある。
ダンクルオステウス 古生代最大の生物で、10ｍあったらしい。これは模型。何か、怪獣みたい(^_^;)。顎に歯はないが、噛む力は極めて強かったらしい。牙は顎が発達して出来た物。
説が色々あって、鰓弓が顎に変化した説や、歯は鱗や骨格が起源で、海亀や鳥類は、歯を硬い嘴に変化させたらしい。
最初の狩りの方法としては、獲物にくっついて体液吸ったらしい。顎が出来、より大きな餌に食い付けるようになったんだって。顎で、ガブって、押さえるってコトなんだろうね。
クラドキクルスに腹を食い破られたカラモプレウルス 中世代。化石。カラモプレウルスは大きな口と歯を持つ生き物。口に入る大きさなら何でも食うらしい。1.4ｍのカラモが肉食性のクラドキクルスを飲み込み、そのクラドは腹を食い破って出て来たと。やっかいなの飲み込んじゃったんだなぁ〜・・・。で、これがそのまま化石になったらしい。
イラストで見ると、こういうコトらしい。ガイドでは「相討ち」と言っていた。カラモプレウルスは、白亜紀の浅い海に住む。
ヴインクティファーを飲み込んでいるカラモプレウルス 中世代。化石。カラモに飲み込まれた状態で化石になって発見された。その状態だった為、ヴインクティファーは折れずに保存されたらしい。
クレトオキシリナ。中世代。もう、鮫の形っぽい。小さいケドね。
ミクロプリスティス 中世代。長い鼻先。鰭もあるし、歯も並ぶ。鼻先で砂を掘り起し、捕獲して弱らせて食べたらしい。
フタバスズキリュウ右前肢。フタバスズキリュウは、日本で発見された初の大型化石。確か、高校生が発見したんだよね。口を閉じると上下の歯がかみ合わないんだそうな。なので、小さな貝などを丸のみしてたんじゃないか・・とのコト。大きさは６ｍ〜９ｍ。推定全長に幅があるのは、頸椎の大部分が見つかってないから。因みに、正式名称は、フタバサウルス・スズキイ。2006年に、新種と認定されたんだって。認定は最近なんだ！（発見は、1966年くらいよね？）
フタバスズキリュウの頸椎。でも、大部分は発見されてないんだね。
次は新世代の生き物たち。
チチブサワラ。1500万年前の化石。
これが模型なのだが、今のサワラよりデカイ・・よね？
今回の目玉の一つが、メガロドン。古代の海のデカイ鮫。新生代になると、海に哺乳類が進出。魚類も増えて繁栄し、生き物も多様化した。
メルカロドン・メガロドンは新生代古第三紀・漸新世後期に出現。巨大なネズミザメ類なんだそうな。大きさなんと、15ｍ〜17ｍ。25ｍプールでも飼えそうにない。歯の高さが15�僉�デカイ！出会ったら確実に死ぬは。
メガロドンの歯＆顎。デカイ。歯は斧みたい・・・。新世代。因みに、新世代って、6600万年〜現代までを指すらしい。そんなに幅があんの？！ホホジロザメの仲間なんじゃないか？とも言われている。メガロドンはクジラを食っていたらしい。歯にかかる力は18ｔ！
メガロドンの模型。スゲエデカかった。こんなの襲ってきたら逃げられんは・・・。鮫は軟骨魚類の為、骨格は残らない。なので、歯の化石が多いらしい。
次に、硬骨魚類が出てくる。サメと違って硬い骨を持っている。なので、食べる時骨が喉に引っかかったりする（オイ）。
アンコウの骨格。歯がみっしり生えてるなぁ。
サワラ骨格。さっきの古代のサワラはデカかったケド、このサワラは、良く見るサワラの大きさでほっとする（笑）。
イタチザメの顎＆歯のところのアップ。鮫の歯は、古くなって抜けると次の歯が出てくる。次々生え変わるぞ！
鮫やエイは軟骨魚類。背骨以外守る骨はないが、体自体がヨロイのように硬いらしい。
ミナミゾウアザラシの頭骨。デカい・・・。ゾウアザラシは5.8m。そんなにデカイんですね・・・。体重は５ｔくらいあって、水深2000ｍまで潜れるとか。
セイウチの頭骨。まんまじゃん！セイウチ、骨の状態でセイウチって分かるジャン！セイウチは３mくらい。タコを食うそうな。
深海の生き物。水深200ｍより深い場所が深海。200ｍ〜1000ｍが中深層。1000〜6000ｍを漸深層って言うんだそうな。それより深いと超深海。マリアナ海溝とか、１万2000ｍとかだっけ？6000ｍに、深海平原が広がっているそうな。何でも、深海の90％の生き物は光るんだって。何故？光がないから自主的に発光するの？
ビワアンコウ 雄は16�僂�らい。雌は120�僂如∋鵑僕困呂劼辰弔�寄生して、一生を終えるらしい。このビワアンコウにも、雌のお腹の辺りに、雄がひっついていた。150ｍ〜3400ｍに住む。先端が発光するらしい。
サメガレイ 1800ｍまでの砂泥底に生息。クモヒトデを食べる。サメ肌を連想させるイボイボの突起がある。
アブラボウズ。まず、顔が怖すぎる！（苦笑） 水深680ｍに生息。大きいのは体重90�圈�40％が脂肪らしい。だから、アブラボウズなのか。ギンダラの仲間で、食べると美味いらしい。
アイザメ カマボコやカンユの元になるらしい。水深183ｍ〜459ｍ辺りにいる。
ミツクリザメ 先端の長い部分は鼻ではなく、フンという口の上が尖った物。捕食のさい、上顎と下顎が前方に飛び出すそうな。
ラブカ 太古の姿のままの鮫。フリルがあるので、フリルドシャークとも言うらしい。全身の半分位の獲物を飲み込む。ウナギっぽくクネクネ泳ぐそうな。因みに、何でも、シン・ゴジラのゴジラのモデルになった生き物の一つらしいぞ。
次は極域の生き物。南極、北極のコトね。南極の最低気温は−89.2℃。海水でも、−２℃以上。極寒の地である・・・。
イッカクの骨格。天上に吊るしてあった。割とデカイ！イッカクは小型のクジラなんだそうな。角のように見える物は、右の牙が成長し、皮膚から突き出した物。何で、牙が突き出た？そこまで右牙成長した？生き物って変だよねぇ。角のある馬のユニコーンのモデルでもある。
ライギョダマシ −２℃で海水は凍ってしまう。−１℃で魚は凍ってしまうのだが、ライギョダマシは不凍糖タンパクを持つので、例え−２℃の海でも生きていけるんだそうな。
アデリーペンギン。可愛い。180ｍくらいまでは潜れるそうな。５分くらいは潜っていられる。ペンギンは海を飛ぶように泳ぐ代わりに、陸上動作は、ちょっとおぼつかない・・・。
オウサマペンギン 300ｍくらいまでは潜れる。９分間潜るコトが出来る。後ろにはシロクマ。ここは可愛い生き物ゾーンで和む。
ヒョウアザラシ ４ｍ。結構デカイ。体重500�圈７觜十鼎ぁ�ペンギンや他のアザラシも食う、結構な荒くれ者。でも、オキアミも食うらしい。
ミナミゾウアザラシ。デカイ！すげえデカくてちょっと引いた。５ｍある。水中に20時間おり、2000ｍ潜れるんだそうな。イカを食うらしい。そして、ツイッターでも呟いている人がいたが、バナナマンの日村さんに似ている・・・。
折角なので、先ほど載せた、ミナミゾウアザラシの頭骨と一緒に並べてみる。
ホッキョクグマ 主に、アザラシを食うらしい。シロイルカも食う。ホッキョクグマの毛皮があり、触ってＯＫだったので触ってみた。ゴワゴワしてたけど、凄く温かそうだった。毛がみっしり生えているのね。乱獲でホッキョクグマも数が減っているんだよね。
次は外洋。大陸棚より外側を外洋と言う。世界の海の90％。陸地より養分が少なく、したがって餌が少ない。
クロマグロ。時速100kmで泳ぐ。群れで行動するのも特徴。そして、寿司屋で出ると超お高い！
アカマンボウ 血液の温度が５℃ほどで、水より高い体温を保つ。マンボウとあるけど、件のマンボウとは別物。外洋の深いところにいるらしい。
フライカジキ バショウカジキ 音声ガイドのナビゲーターのカジキさん。カツオやイカを食う。時速100kmで泳ぐ。細長い体。針状の長い鼻先で獲物を叩きつける。良く見ると、スレンダーで恰好良い。
アホウドリもいた。海鳥で最大の大きさ。ほぼ空を飛ぶことに特化しているので、陸上では上手く動けない。昔、アホウドリの捕獲の映像を見たが、後ろから近付いて紙袋を被せて捕まえていた。それで捕まっちゃう鳥って・・・。乱獲で減るワケだよなぁ〜・・・。大きいから助走しないと飛べないんだよね。
アオザメ 尾びれが三日月型で速く泳ぐ。
ヒゲツノザメ ナマズのようなヒゲで餌を探す。800ｍの深い海にいる。
ヨシキリザメ 長い鰭が特徴。翼のような胸鰭も持ち、回遊する。
シャチの骨格。天上に吊るしてあった。大きく顎が強く、知能も高い海のギャング。アザラシや魚など、タイプごとに食べる物が違うんだって。船に体当たりとかするよね？私は鮫より、鯱が最強じゃねえかと常々思っているのだが。でも、鯱は知能が高いから、水族館で芸をして、人気者にもなる。鮫は芸をしないものな。
次は浅海（せんかい）の生き物。海岸〜大陸棚までの水深200ｍ以上が浅海。珊瑚礁は多様性が高く、海の熱帯雨林とも言われるらしい。栄養も抱負よね。
オニカマス 珊瑚礁にいる。人にも噛みつく海のギャング。
ダツ サヨリの仲間。光を見ると突進し、夜間の漁の敵。舟に向かって突進してくるらしい。怖い。
ダイナンウミヘビ 大型種で鋭い歯を持つ。私、ウミヘビが結構好き。恰好良いと思う。
オヒョウ まず、名前が面白いよね。「おひょう！」ナルイの仲間。全長1.5ｍくらいだが、２ｍくらいになる物も。ようは、巨大なカレイらしい。例外もあるけど、左ヒラメ、右カレイと言って、目の付き方でヒラメとカレイは見分けがつく。
オサガメ 亀の中で最大。クラゲを食う。体長1.8ｍ！デカイ！乗れるよ！これ、乗れるよ！リアル浦島太郎になれるよ！海亀の食道と内壁は、角質の乳頭状突起に覆われているので、クラゲの刺胞（毒）が大丈夫なんだそうな。
浅海にも勿論、鮫はいる。浅海の鮫コーナー。
シロワニ 3.2ｍ。160�圈４蕕鷲櫃い�、性格はおとなしいらしい。因みに、古代、日本では、鮫をワニと言っていた。因幡の白兎もそうでしょ？「ワニ」って書いてあるけど、あれは、鮫のコトね。
カスザメ まず変な顔。あと、名前がカスザメって・・・。カスって・・・。海底で生きる。大きく口を開け、顎を飛び出させるコトが出来る。エイリアンのようだな。因みに、エラが側面にあれば鮫。下にあればエイ。なので、コレは見た目エイっぽいケド、鮫。
シロシュモクザメ 電磁気を感じるロレンチーニ器官が発達。アカエイを探し、ハンマーヘッドで押さえる。群れるという特徴もあるとか。
アカシュモクザメ ハンマー状の頭部でアカエイを押さえつけるのは、シロの方と同じだな。しかし、面白い形状だなぁ〜と思ってしまう。ハンマーヘッドシャークとも言うよね？
イトマキエイ 胸鰭を変化させた鰭を持つ。使わない時は、クルクルと卷いてしまう。なので、糸巻エイなんだね。
トラフザメ 夜行性。岩の隙間で休んでいる魚類を吸い込み捕食する。豹のような斑点がある。なのに、トラフ（虎斑）。何故に、ヒョウフザメではないのだ？
で、ついに目玉のホホジロザメ来た〜！！映像で、全身ホルマリン漬けを作る過程も流していて、面白かった。作業大変なんですね・・・。そして、全身ホルマリンのホホジロは思っていた以上に生っぽかった。
ホホジロザメのホルマリン漬け
ホホジロザメの顎
噛む力は1.8ｔ！かなり強く、海の生物では１位。地球上でも２位の強さ。ギザギザの歯を持っている。体温は３℃〜14℃を保て、水温より高い。ホルマリンにするには３ヶ月かかった。歯は最大で５�僉�20本以上並ぶ。６列以上の予備の歯がある。キールという水平尾翼のような構造も持つ。
サーファーを襲うコトでも有名なホホジロ。でも、これには、理由があった。サーファーをアザラシなどと間違えて襲っているんだって。水中から見て、サーファーの影がアザラシに似てるんだって。ボード持ってるし。で、間違えてガァ〜って行ってしまう。サーファーが怪我などをしてる場合、血の匂いに興奮して、出血中の人を「獲物」と判断して襲ってしまうコトもあるそうな。通常の餌は、アシカ、アザラシ、イルカ、硬骨魚類。
この鮫、お腹に傷があるの（標本ではその傷は縫ってある）。どうやら、ダルマザメに噛まれた痕らしく、これが原因で死んでしまい、沖縄の延縄に引っかかっていたみたい。
そのホホジロをやったダルマザメがコイツ。（あ、コイツが前述の鮫をやったワケじゃないよ。コイツと同じダルマザメってコトね） 物体を吸引して回転し、丸く肉を抉り取る！え・・エグイ。
ノコギリザメ ノコギリのようなフンを持つ。このフンをぶんぶん振り回して獲物を捕らえる。
ノコギリエイ エイの方が、ノコギリ部分（フン）が平べったいのね。
ハチクレ 尾びれが長い。この尾びれを餌に向かい振り上げてぶっ叩き、獲物を捕らえる。豪快な狩り。
ウツボ＆ウツボの骨格。コイツも海のギャングよな。無人島生活で、よゐこ濱口氏が良く捕ってたコトでもお馴染み。タコを食う。大きな口の奥から第２の顎が出て来て、それで獲物を捉え喉の奥に引きずり込むという、コイツもエイリアンみたいなコトをしやがる。
キアンコウ 変な顔っ！頭が半分くらいある。顔に背鰭が変化したルアーがあり、これで餌を誘う。多数の鋭い歯に入ると獲物は出らない仕組み。
ハナオコゼ 頭上のイリシウムとルアーで小魚を誘引、補足する。口腔の体積を12倍に拡大し獲物を一気に吸いこむ。その速さ、1000分の６秒。
オオカミウオ 口を閉じる筋肉が良く発達しており、殻を壊すコトが出来、殻を持つ物を良く食う。
食べられる側も食べられてばかりではない！
ナヌカザメ 水を飲み腹を膨らませ、丸のみさせないようにする。
コバンザメ 頭が平たい。本当に小判みたいだった。この小判部分で、自分より大型の生き物に付き襲われないようにする。
マンボウ。デカくなるコトで、丸のみされないようにする。その大きさ、実に３m。横の大学生くらいのお兄ちゃん達が「雑！身を守る工夫が雑！」と言って爆笑していて、私も笑ってしまったが、これもちゃんとした身の守り方よね。
毒魚コーナー。これも食べられない工夫か。
ハコフグ 身の危険を感じると皮膚から液毒を分泌する。しかし、水槽の中に入れると、自らの毒で死んでしまうんだって。ええ〜！そこは、自分だけは死なない様に、何か工夫はしなかったのぉ？無人島生活で、濱口氏が良く捕っていたのでも有名。
アカエイ 尻尾に毒がある。しかし、シュモクザメはコイツを食う。
終盤。マグロの養殖のコーナーもあった。2002年に近畿大がマグロの完全養殖に成功。シロウナギも、2012年に完全養殖が出来、クエも完全養殖出来るようになった。
クロマグロ＆クエのはく製。クロマグロは32年かけて完全養殖出来るようになった。 クロマグロは共食いするし、パニックで壁に激突して死んだり、育てるの大変らしい。日本はとれる魚の２割は養殖。世界のマグロの８割を日本人が消費してるらしい。・・・何かすんません。何か、すんません！そう言わずにいれない。海洋水産資源の約90％が過剰に捕獲されているか枯渇しているもしくは、持続利用可能な上限ギリギリらしい。水産資源、大事にしなくちゃなぁ。
母から土産に干物を買えと指令が出ており、買おうとするも冷凍だった為、魚のお菓子（おつまみ）を母の土産に買う。自分には、ホホジロザメクリアファイルを買い、サメの歯キーホルダーガチャをやった。このキーホルダー本物の鮫の歯なのね。廃物利用ってコトだろうか？（サメはカマボコにしたりするじゃん。）
鮫好き、海好き、海の生き物好きは是非どうぞ。
おまけ。
常設展にいた、トリケラトプス。
ティラノサウルス
科博は、そもそも建物が美しい。建物も見どころ。
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