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2016年09月10日02:48

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【放言妄語】 リスクマネジメント

核不拡散、が、一面では、確かに、現在の核保有国による既得権益(アドバンテージ)の都合のいい保護に利用されている。

とはいえ、
やはり、
核武装の拡大は、より確実な破滅への一歩でしかない。


核をお互いに突きつけあって、すくみあがって、自身の身を護る、というのは、
破綻者・破滅者の発想だ。


相手が、とても我慢強く、ストレスにどこまでも理性で耐えられるならば、
核を突きつけあう平和は成立する。


だが、拡散の容認とは、誰もが、開発し保有するだけの科学力と経済力さえあれば、誰もが持ってしまう、その歯止めが利かない、というコトを意味する。

「自分だけが持つことができる」なら、核の拡散は都合がいいことだと、そういう主張は破綻したものではない。

だが、そんな、都合のいいハナシは、ない、って。

結局、よりめんどくさいところほど、熱心に積極的に、そういうものを持ちたがり、ソレを実行し、膨大な犠牲を払ってでも省みずに、ソレを確実に実現するのだ。

そして、そういうメンドクサイ、厄介なところほど、自制心にも理性にも期待できないし、ストレス耐性も低い。
・・・
そういうのを、キ●ガイに刃物、という。


核兵器は、通常兵器と違って、一発落とされたら、ある意味、負け、である。


もし、核戦争をして、
こちらは、敵国の全土を、塗り絵の全て塗りつぶすように丹念にくまなく、こちらの核兵器でこんがりと焼き上げて、敵国には生きた人間は一人も残っていない、
という仕上がり具合だったとしても、
そんなことに、全く意味は無い。

むしろ、だ、
こちらが敵の一切を焼き尽くしたその一方で、
敵国の核兵器が、こちらの100ある主要都市のうちの、小さないくつかをサルコンガリしたが、
程度としてはこちらのほうが軽いので、こちらの勝利!
・・・
なんて、そんなわけはねぇ! なのだ。

こちらが、幾ら効率的に確実に「敵」を焼き尽くしても、
一発でも、こちらに核が落ちたら、その時点で、その核戦争において、こちらの勝ち、なんてモノは存在しないのだ。

だから、やったら、やった時点で、もう、負け。

それが核戦争だ。


そして、核を持つものこそ、優先的に核の標的になる。
核、というモノが確実に脅威を与える、というコトが確かであればあるほどね。


そんな、一発でもこちらにかすったら、こちらの負け、見たいなモノを、
ひょっとしたらストレスに耐え切れずにヤケのやんぱちで死なばもろともの核戦争をおっぱじめかねないところまで核をもつことに、奴らの内輪では少なくとも成立しうる大義名分を与える行為。

それが、
「核不拡散への批判」なのだ。






「あぶないものは、ひろげない」

これは、リスクマネジメントの鉄則である。

あいつがルール違反をする、それが通ると不利だから、こちらもルール違反をする。
それは、リスクの拡大以外の何者でもない。

これ以上の、核兵器というものの拡散や、維持の試みは、止められるべきである。



北の核実験、被爆地から怒り
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4185071
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