にほんのつよさ

和歌山の大水害と東北の震災から５年、熊本の地震は今年で、今度は東北と北海道が台風に襲われた。
もしかすると、日本くらい災害の多い国はほかにないんちゃうかな。
ロシアとか中国、アメリカみたいに国土がやたら広い国ならともかく、こんな狭い地域に多くの人口が密集している国で毎年必ずまとまった形で犠牲者と被害の出る天災を受けてるのはまさに異常。

発展途上国ならインフラの整備が不十分やったり、対抗手段が整備されてなかったりってのがあるけど、日本は先進国中の先進国、世界中から視察に来るようなこれ以上ないってくらいの対策を施したうえでなお被害が繰り返されてるわけでしょ。

これはもう災害大国、世界でいちばん自然の猛威と闘い続けてる国と言うてもええんやないか。
でもね、それだけにまた、日本という国家の強さの元はそこにあるのではないかとも思う。
被害を受けないように長い長い年月に渡って、何代にも渡る人たちが創意工夫を重ねてきている。
そして、問題が起こるたびにみんなで力を合わせて災害を最小限にするよう食い止め、復旧に力を注ぐ。
それが国の強さ、国民の矜持に繋がってるんやないかな。
みんなで乗り越えた苦難が増えれば増えるほど強く賢くなる。
日本という国の強さは、そうした経験に裏付けられてるんやないやろか。