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2016年08月29日23:15

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偽善のベールを脱いだ時、そこには何が見えるのか…

バリバラ出演者「感動は差別」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4165156

 障碍者を聖人かヒーローのように扱うのは、差別に他ならない。
障碍者という属性は共通でも、一人ひとりは個性を持った人間で、その個性は必ずしも素晴らしいものだけではなく、だらしなかったり、スケベだったり、セコケチだったりさまざまだ。少なくとも、今、私がなんらかの事情で障害を負っても、そんな立派な人にはなれない。
 だから、この「感動ポルノ」ということは、解らないでもない。
 ただ、今、これを言うべき、なんだろうか?

 障碍者を社会で救済しなければならないのは、別に「障碍者がかわいそう」だからではない。
 社会の構成員、一人ひとりが、その時の情勢の中でたまたま不遇になったり、不便になった時、救済されない社会は、全ての構成員がみな安心して暮らせないからだ。
 基本的人権が守られる、というと、なんかアレだけど、構成員一人ひとりが安心して暮らすことの出来ない社会は、人心も荒廃するし、治安も乱れる。ま、住みにくい世の中になるってことだよね。
 住みにくいより住みやすいほうがいいに決まってるジャン(^_^)v
 
 だから、単純な構図のはずなんだけど、この単純な構図さえ良く解らない人って結構多い。
そういう人たちにもわかりやすいのが、この「感動ポルノ」なわけであって、「障碍者を差別してはいけない」理由が、「全ての人の人権が守られるために」では伝わらなくても「かわいそうなんだよ」のお涙頂戴をすれば伝わったりするのも事実。
 実際、感動ポルノで募金が集まって、それが役に立ったりもしてるわけだからね。

 特に、今、「感動ポルノ」的な安っぽい同情すら、出来なくなっている人が増えているような気がする。
「安っぽい同情のその先を」ではなく「同情すら出来ない」という退化現象。
 先日、相模原の障碍者施設で複数の入所者を殺傷した事件があったよね。
 あの犯人は「障碍者に莫大な税金が使われている、障碍者は死んだほうが日本のため」とかいう自分勝手な理屈で犯行を行って、いまだそれが正しいと信じている。
 あの犯人のように実際の行動に出るまでにはいかないにせよ、今、そういった思考の人が増えているような気がしてならない。
 それは、ここ数年社会問題化したヘイトスピーチであったり、先日の貧困叩きであったり。
「差別はいけない」とか「弱者をいたわる」といった、良かれとされた道徳、それは建前でありきれいごとではあるのかも知れないが、社会のルールとして表面的であれ機能していたものでもあったんじゃなかろうかと。
 
 イマドキ、といっても、もう何年もだけれど、悪い意味での本音が膿のようにあふれ出始めているように感じるときがあるんだよね。
 その原因がなんなのか?ネットの匿名で、リアルでは言ってはばかれることも言えるようになってその言質が溢れて、リアルにまで漏れてしまったのか?
 じゃ、なんでネットにはそもそも、そこまでヘイトチックな」言質ばかりが溢れたのか?
 不況のせい、なのかなあ?

 いずれにせよ、偽善する余裕すらなくなったこのご時勢で、「感動ポルノ」の否定が、「障碍者は邪魔な社会のお荷物」と、あらたな差別を招きかねないリスクもあるんじゃないかと、チト、不安。
 

 まあ、番組自体は「24時間テレビ」も「バリパラ」も見てないんだけどね(^^ゞ


NHKのEテレの情報バラエティー番組「バリバラ」で28日夜、「検証!『障害者×感動』の方程式」と題した生放送があった。「清く正しい障害者」が頑張る姿を感動の対象にすることを「感動ポルノ」と表現し、「感動は差別だ」との障害者の声を伝えた。同時間帯は日本テレビ系で障害者の姿を伝えるチャリティー番組「24時間テレビ」が放送中だった。


 番組では、自身も障害者で「感動ポルノ」の言葉で問題提起した豪州のジャーナリスト兼コメディアン、故ステラ・ヤングさんの「障害は体や病気よりも、私たちを特別視してモノ扱いする社会の方」との発言を紹介した。


 出演者は「笑いは地球を救う」と書かれたそろいのTシャツ姿。難病の大橋グレース愛喜恵さんを主人公にした模擬ドキュメンタリーも流した。生活の大変さや障害者になった衝撃、明るく前向きな姿を強調。本人の実感や意思を無視して「感動ポルノ」に仕立てられるさまを示した。大橋さんは今回の24時間テレビにも出演した。


 「障害者の感動的な番組をどう思うか?」と健常者と障害者100人ずつに聞いた調査では、「好き」は健常者が45人に対し、障害者は10人。健常者の好きの理由は「勇気がもらえる」「自分の幸せが改めて分かる」など、障害者は「取り上げてもらえるなら、感動話でも仕方ない」だった。英BBCが障害者を英雄や被害者として描くことが侮辱につながるとしたガイドラインを20年前に策定したことも紹介した。


 出演した脳性まひの玉木幸則さんは番組内で「(障害者と健常者が)同じ人間として怒ったり笑ったり、思いを重ねることがホンマの感動。一方的な感動の押しつけは差別だ」と話した。


 「バリバラ」は「バリアフリー・バラエティー」の略。2012年に始まり、障害者の性や結婚、高齢化などを当事者らが本音で語る場を提供してきた。「笑い」の要素も大きく、障害をネタにする当事者も出場する、お笑いコンテスト「SHOW−1グランプリ」も開催。今春からは障害者のほか性的マイノリティーなどに対象を広げ、生きづらさを抱える当事者の声を伝えている。【鈴木英生】

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