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2016年08月29日22:17

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君の名は。・ライト/オフ観てきたよ

■君の名は。
観てきました。アバンで少年・少女の対比が描かれるのですが、顔つきや背の高さなど、あれ? っと疑問を抱いたところで本編が始まります。これについては終盤謎解きされるので、しっかり覚えておきましょう。でどんな話かというと、男女の人格入れ替わりに端を発するボーイ・ミーツ・ガールで、まあ転校生と変わりません。SF的な味付けはありますが、映画を観ただけだとハードな設定・考察はあんまり感じられず、舞台を盛り上げるためだけの風味付け程度にしか思えませんでした。外伝小説で詳しく書かれてるらしいので、読んでみようと思っています。でまあSFが薄いと面白くないのかというとそんなこともなく、美しい街、湖、森、空、星によって叙情的に少年少女の恋心が描かれて強制的に感動させられます。つまりあざとい映像演出が全てと言っても過言では無いのですが、それが新海誠の真骨頂であると思うので、これで正解だと思います。秒速5センチメートルとか星を追う子供とかどーも好きになれなかったのですが、言の葉の庭とこの君の名は。はかなり好きになりました。外伝読み終わったら、もういちど映画館に行こうと思ってます。

■ライト/オフ
ホラー映画です。原題はlights out、光の外とか目の届かないところという意味ですね。暗いところでだけ輪郭の見える女の形をした怪異の話です。灯りを消すと人影が見える。ぎょっとして灯りを付けると何も見えない。灯りを消し、付けを繰り返すと、ある瞬間影が目の前に移動してきて……ギャアアアアアーーーーーーッッ!!!!! てな感じで映像的にはなかなか怖くて良かったです。しかし頂けないのは演出優先で設定的な整合性が保たれていないこと。劇中では、怪異は物理的な質量を持った実体として描かれていて、歩けば音がするし壁のすり抜けはできない=ドアを空けないと部屋に入れないのですが、冒頭に書いたように時々瞬間移動しちゃうんですよね。それと、劇中で何度か光を浴びた怪異の体の一部が火傷を負う描写があるのですが、通常は光を受けると体が見えなくなるだけのはずなんです。光を浴びて消える時とダメージを負うときの違いが分からない。まさしくプロットアーマーですよ。超自然現象のルールを解き明かして逆転劇に臨むのがホラーの王道だと思うのですが、そーいうのがこの作品には足りていなかった。光源のオンオフによる恐怖演出というアイディアは良かったのですが、ストーリーとしては個人的には落第点だと思います。でもま、充分怖い画は観れたので良しとしましょう。今年は意外といいホラーに巡り会えてるので当たり年だと思います。
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