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2016年08月29日20:52

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優勝はもとより、14番もなければ決定戦にも進んだことのないのに……。

稀勢、綱取り「悔いないよう」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4165599
大相撲九月場所の番付が発表になりましたね。七月場所に13勝2敗で優勝した横綱日馬富士が東の正横綱となり10番で終わった白鵬は西横綱、大関で途中休場の琴奨菊が6回目、千秋楽に負け越した豪栄道が4回目の角番を迎え、東の高安と西の宝富士がそれぞれ新関脇、小結には先場所関脇で7番と負け越した魁聖と3場所ぶりに返り咲いた栃煌山という三役の顔触れとなりました。高安は小結で11番を挙げて技能賞を獲得、横綱白鵬の連勝を止める金星を挙げた宝富士が一気に新関脇となり期待が持てますが、五月場所の琴勇輝と勢、先場所の魁聖と栃ノ心と東西ともに新関脇という番付が三場所続いており(昭和12年春場所から昭和13年夏場所までの四場所連続以来で、年六場所となってからは初めて)、これまでの四人がすべて負け越して場所を終えているだけに、続く嫌なジンクスを打ち破ることができるのかが注目となりますね。
で、新入幕はモンゴル出身の千代翔馬(ちよしょうま・九重部屋、元大関の千代大海が部屋を継承して初めての新入幕)と先場所の十両の覇者天風(あまかぜ・尾車部屋)の二人で、巨漢の天風は平成25年の一月場所の琴勇輝以来戦後5人目となる香川県出身の幕内力士となりましたが、千代翔馬は急速に力をつけている印象がある一方、天風は三月場所までは体格を活かし切れない土俵が続き、ワンチャンスで果たした入幕であり、ちょっと苦戦しそうな感じがありますね。
と、“あのキーパーソン”のことに触れずに書いてきましたが、「先場所は優勝の日馬富士に星一つ差の12番と健闘し、今場所優勝すれば横綱昇進」と、協会の審判部はここ三場所続けて耳を疑うような“激甘”な条件を掲げてこの大関の「綱取り場所」としていますが、ただでさえ優勝はもとより14番以上も決定戦にも進んだこともなく、先場所は12番(横綱白鵬からの白星あり)とは言ってもその前二場所にはなかった序盤戦での下位力士への敗戦があり、五月場所の13番も優勝の白鵬に星二つ差、横綱日馬富士からの白星はあっても前日に優勝が決まった後の千秋楽という経過を辿ったわけで、13番、13番、12番と続きながらどこか“帳尻合わせ”的な印象も拭えないのも確か。「第66代横綱(三代)若乃花(花田勝→花田虎上)以来の日本人横綱誕生の“悲願”を是が非でも」という協会、さらには横綱審議委員会やNHKなどの強い意向もあり、また、「大関昇進時は過去3場所の基準とされる勝ち数に一番及ばない32勝(かつ直近は10番だった)ながら、大関でここまでの成績を重ねた」ゆえ、「必ずしも優勝ではなくても」と考えている横審委員が少なからずいるとも言われているようで、星の展開如何では半ば“強行”気味に横綱に昇進ということも、あり得るのではとさえ感じます。
土俵上の所作とかもあまり印象が良いとは思えず、強いときと弱いときの差がありすぎるのがこの大関で、先場所前に30歳になったとは言え、新小結は20歳を迎える前だったという“スピード出世の人”というのが元々の土俵人生。こういう力士だからこそ、第63代の旭富士から第70代の日馬富士まで遵守されてきた「二場所連続優勝」を最低限のノルマとすべきではありますが、場所前の巡業にフルに参加できていないというこの左四つの大関が、果たしてどのような星勘定で九月場所の15日間を過ごすのでしょうかね……。
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