星野道夫の旅

　作家で写真家の星野道夫さんが亡くなって今年で20年になるそうで、松屋銀座にて没後20年特別展「星野道夫の旅」を開催しています。

　昨日、子供達を連れて行って来ましたが、改めて星野さんの偉大さを認識できる素晴らしいものでした。

　星野さんの写真を見ていると、まず自然の厳しさや畏怖、壮大さがありますが、それと同時に生き物のユニークさや、微笑ましくなるようなユーモアもあり、星野さんの自然に対する眼差しの深さ、大きさというものを感じます。

　また、自然と生き物の繋がりを、独特の感性で表現する文章は、何度も何度も読み返して意味を噛みしめたくなる程です。

　星野さんの世界に触れ、自分自身が普段考えたり悩んだりしていることがいかに些細なことか教えられたような気がします。

　東京では9月5日まで開催され、その後全国各地で順次行われるそうですので、興味のある方は是非ご覧頂ければと思います。

　特別展には行けなくても、星野道夫さんの世界観は多くの方々に知って頂きたいので、入門編としてのエッセイ『旅をする木』をお薦め致します。