確かにナンセンス

高畑淳子に「息子の性癖」質問、ネットで批判噴出
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=4161531





私もこの質問をした記者は短絡的で軽率であると思う。

その根拠は２つある。



1つ目は聞いた相手が性に関しては専門家ではない女性であること。

まず、女性であるから余程男性の性について調査し分析し研究していない限り、異性の性癖を論じることは不可能だ。

同性ならば、自身の経験や感覚を参考にすることもできるが、生物学上全く別の生き物と言える異性となると、自身の経験や感覚は参考にならない。

それ故、仮に論じたとしても信憑性は低いと言わざるを得ない。

それは例え家族であり自身が育ててきた息子であっても大差はないだろう。



2つ目は他人の内心を把握することは実は相当に難しいということ。

他人（自分）が何を考えているか客観的に証明することは実は相当に難しい。

仮に他人が「これは本心だ」と言って述べたとしても、それが本当にその通りかどうかは分からない。

本当の可能性もあるし、嘘をついている可能性もある。

例え具体的行動があったとしても、本人の気持ちに対して素直に取られた行動の可能性もあるし、そうではない可能性もある。

それは行動回数が一回だろうが何十回であろうが関係ない。

ただ、回数が増えれば増えるほど比較対象の材料が増えるから、可能性の信憑性が増すということに過ぎず、決して断定はできないのだ。

ましてや性に関することであるから、他人に堂々と主観を主張できなくても何ら不思議ではない。

つまりこれは哲学的要素が強いうえに他人に話しにくい内容のものであるから、それを把握することは非常に難しいことである。

それ故に、これほど難しいことを本人ではなくその母親に聞くことは失当である。


以上の点から、この記者はどうしてもこの答えが知りたいのならば、本人に直接聞く（解答させる）べきだ。