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2016年08月15日16:51

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「S.H.Figuartsウルトラマン」はさらに進化したウルトラマンの可動フィギュアだった

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バンダイから「S.H.Figuarst ウルトラマン」がウルトラマン放送開始50年の7月に発売されました。
仮面ライダーに始まったバンダイの可動フィギュアS.H.Foguartsですが、ウルトラマンに関してはひとまわり大きい当時のレギュラーソフビのサイズに合わせた可動フィギュア「ULTRA−ACT」が発売され、シリーズとしてほとんどのウルトラマンが発売されていました。発売当初はポロリも多くお世辞には出来のいいフィギュアではありませんでしたが、シリーズを重ねるにつれてだんだんとこなれてきて、可動とプロポーションを両立できるようになってきて初期のウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンゼロ、ウルトラマンティガをリニューアルしました。TVシリーズのウルトラマンでいえば2年以上前のウルトラマンギンガが最後で、プレバン限定も含めるとウルトラマンコスモスを最後にシリーズは発売されていません。ウルトラマンギンガの時点でこのサイズにした基本になっているレギュラーソフビのサイズが変更されたこともシリーズ存続の意味がなくなっていますね。

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そして、満を持して仮面ライダーと同じサイズのS.H.Foguartsでのラインナップとなりました。個人的にはULTRA−ACTの完成度が非常に高かったのであらためてS.H.Foguartsにする意味はないと思っていたのですが、ウルトラマンなのでとりあえずは買ってみようと思いました。

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プロポーションや造形はまさにウルトラマンCタイプです。関節部分にまでラインが入っています。

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とくにマスクはCタイプをよく再現していると思います。可動はこんな感じ。

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腕は肘の2重関節はもちろん最新の可動技術でよく可動するようになっています。特に肩の部分はプロポーションを崩さないように工夫されています。

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脚は膝の2重関節、足首つま先の可動もこれまでどうり、脚の付け根の作りがプロポーションを崩さないように工夫されています。

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腰・胸・首のスイングもかなり前後に動きます。これによってウルトラマンの独特の前傾姿勢、飛行ポーズを再現できるようになっています。

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これらの可動とオプションハンドでいろんなポーズをとらせることができます。

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ということでリニューアル版の「ULTRA−ACT ウルトラマン」と比較してみました。

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サイズが違うのはわかってましたが、プロポーションや造形はULTRA−ACTが漠然とウルトラマンになっているのに対し、S.H.Figuarstの方はウルトラマンCタイプの着ぐるみを忠実に再現していることがわかります。ほんと比べてみるとおどろくほどCタイプになっていることがわかります。

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S.H.Figuarstの方は可動時のプロポーションを重視しているので、肘や膝の曲がる角度や脚の付け根の上がり方はULTRAーACTほどはありません。それでも通常のポーズをとらせるには充分だと思います。

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つまり、S.H.Figuarstは可動とプロポーションのバランスを取った着ぐるみの再現を重視したフィギュアになっているということです。これはつまりは仮面ライダーのS.H.Figuarstの真骨調製法によるリニューアルと同じ手法ということになります。

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ということでTOPの写真はS.H.Figuartsであることをわかりやすくするための「ウルトラマンVS仮面ライダー」です。
冗談みたいな写真ですが1990年代に作られたビデオ「ウルトラマンVS仮面ライダー」にこういう場面があるのです。このビデオは東映の「有言実行三姉妹シュシュトリアン」にウルトラマンがゲスト出演したのが縁で実現したウルトラマンと仮面ライダーを比較する企画です。その最後に短編映像として仮面ライダー1号とウルトラマンが共闘するエピソードが作られそこでは仮面ライダーが巨大化してウルトラマンとともに戦います。そのエンディング映像に上の新サイクロンに乗るウルトラマンとスペシウム光線のポーズをとる仮面ライダー1号の場面があるのです。もちろんその時に使われている着ぐるみはウルトラマンはスタンダードのCタイプ、仮面ライダーは新1号になるわけです。

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ということでS.H.Figuartsを並べてみました。こうしてみると新1号の方が古い分ちょっと再現度が落ちる感じがしますね。
このS.H.FiguartsにはほぼULTRA−ACTと同じ様なオプションパーツがついています。

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カラータイマーは青と赤のパーツを付け替えることができます。

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スペシューム光線のエフェクトパーツは右手首にくっついた状態のものが付いています。

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ULTRA−ACTと比較するとブルークリアのわりと激しいエフェクトパーツになっていますが、今回のものは白いクリアでおとなしい、まさに光学合成のスペシウム光線の映像に近いものになっています。このスペシウム光線の光学合成については当時の技師の方が今も活躍されているのをNHKや50周年イベントで取り上げてその工程も含めて紹介していましたね。
違いとしては手首が1組少なく、謎のピースサインの手首がついていません。あとダッシュの土煙エフェクトはどうでもいいのですがウルトラスラッシュのパーツがついてないのはすごく残念です。

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そのかわりにリバウンド光線のエフェクトシートとスタンドが付属しています。下のようにジェロニモンの攻撃をはねかえしたシーンが印象的でした。
ということで昔のウルトラ怪獣シリーズのレギュラーソフビと戦わせてみるといろいろとわかりました。

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テレスドン、

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ネロンガ、

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グビラのような比較的ボリュームのある怪獣についてはS.H.Figuartsの方が合っていると思います。ULTRA−ACTだとちょっと怪獣の方が小さい感じがします。

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それに比べてアントラー、ゼットンのような人型の怪獣では大きくなっているのでS.H.Figuartsでは小さすぎてULTRA−ACTの方が合っていると思います。

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レッドキングについてはS.H.Figuartsはウルトラ怪獣シリーズとちょうどいいサイズで

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ULTRA−ACTは高価格帯ソフビの怪獣標本とちょうどいいサイズになっていました。

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こんな感じです。
ということでやはりウルトラマンの可動フィギュアは怪獣ソフビと絡めることで魅力が発揮されると思います。
とにかくこの「S.H.Figuarst ウルトラマン」は非常によく出来たウルトラマンCタイプの着ぐるみを再現した可動フィギュアだと思います。




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