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2016年08月15日13:24

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竹島を武力で奪還することはできない。

■韓国の国会議員10人が竹島に 現地の韓国警備隊を激励
(朝日新聞デジタル - 08月15日 10:54)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4143679

呟きの方は意気揚々、といった感じだが。

まず第一に、世界は強烈に事なかれ主義なのだ。
仮に日本の方に理があるとしても、今戦端を開けば、世界の支持はまず得られない。
歴史的に日本の領土だよね、という判例が出た後でさえも、武力による回復は非難を浴びるだろう。
韓国が日本の不法占拠を回復するのであればまだしも、日本という大国が韓国という小国を攻めることは、国際世論上難しい。

個人的な海外の掲示板の観察では、日本の平和国家というイメージは、海外では奇妙な高評価を得ている。
これは日本の左派政治団体が言うような、9条のイメージとは異なる。
むしろ、PKOへの参加を通じて築きあげた、軍を動かさずに貢献する姿勢が評価されているように見える。特定アジアの評価を除いて、だが。

日本は淡々と、国際司法裁判所への提訴を行うべきだ。数十年にわたって提訴し続けたが韓国が応じない、という状況を作るべきだ。そして、韓国が慰安婦問題でやるように、事あるごとに竹島の問題を取り上げ、経済にしろ軍事にしろ、韓国に有利な事は停滞させるのである。警察権を行使し、竹島周辺で韓国の船舶の臨検や拿捕を繰り返してもいい。漁業権や排他的経済水域の毀損による損失を毎年累積して計上し、韓国に請求するのである。
右翼の立場に立っても、この回答がベストだろう。
小島をめぐっての戦争であっても数十人が死ぬ。ならば数百人の漁師たちに苦渋を飲んでもらったとしても、それ以上の国益を導くことができる。

ただ、難しいのは、明治以降150年の戦略として、韓国に死んでもらっては困るのだ。
よく生かさず殺さずというが、それでも不足だ。中露に対し、十分な抑止力となりうる国として存在してもらわなくてはならない。
1910年に韓国を併合するまでの50年、日本政府は幾度となく朝鮮に対し維新を促し、西洋化と軍事的強化を求めた。欧州の植民地支配真っ盛りの頃だ。そうでなくては侵略を退けられない。
ところが、中華思想に染まった清と李氏朝鮮は対等の立場で日本と組むということが感情的にできなかった。少なくとも記録上、日本は「止むを得ず」朝鮮支配へと乗り出し、日清・日露を戦うハメになっていく。
そんな朝鮮半島が、戦後勝手に分裂してさらに弱体化し、しかも自意識だけ高いままの蝙蝠国家では日本には困ってしまう。
竹島をネタに経済的に圧迫することができたとして、しかしそれでは日本の戦略的意義は果たされない。
同じことはアメリカも考えている。だからこそ、中露に打ち込んだくさびである朝鮮半島には手が出せないのである。

それを逆手にとるかのような韓国の勘違いぶりは鼻につくが、それが日本の国益に叶うのだから仕方ない。まあ、いずれにせよ、少なくとも日本にとっては、朝鮮半島にある独立国というものはそれだけで重要なのだ。おそらく同じことは中露も考えている。表面的に日中露、実態としては米中露、その3国のパワーのベクトルが直接交差するのが朝鮮半島で、同様の場所は世界に他にはない。因果な半島である。


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