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2016年08月12日07:24

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少年ジャッタの30回忌

明日は大学のお友達、去年会った人もいるけど、30年ぶりに会う人もいて、プチ同窓会が開かれる。
大学の友達とはいえ、研究ゼミで一緒だった友達ではなく、基礎ゼミの仲間。大学入りたてで学校側がランダムに決めた1年坊主の集団。
個性豊かな面々だったけど、打ち解けるのは早かった。討論合宿もしたし、飲み会もしたし、みんなで遊園地行ったり、旅行もした。
そんな仲間の一人が、在学中に交通事故で亡くなった。バイクに乗っていて、車と衝突したらしい。その訃報が入ったのは、大学2年のある日の早朝だった。
あまりにも急な知らせに、状況が把握し難かった。
亡くなった彼は二浪していて、少しお兄さん的な感じ。入学式は革ジャン着てたかな?普段も赤いブルゾンや革ジャンにデニム、背はそんな高くなかったけど、ゴツゴツと男らしい顔つきで、何よりも以前住んでいた鹿児島弁が、言葉の端々に出るところが印象的だった。「〜じゃった」という彼の口調が、そのまま渾名になって、少年ジャッタと呼ばれたりしていた。穏やかな性格で、みんなから愛される存在だったのは確かなこと。
彼の葬儀はしめやかにとりおこなわれた。後日、みんなで彼の実家に訪れ、仏壇にお参りをさせていただいた。その際、彼のお母さんに、「息子の部屋を見ていかれますか?」と遺品などが置かれたお部屋に案内された。
意外なほど、シンプルで落ち着いた感じの部屋だった。バイク好きを物語る品は沢山あったかな。でも知らなかった彼の一面ーースケッチブックーーを初めて見たよ。
女性の絵やバイクの絵、鉛筆画だったけど、素晴らしかった。上手いというだけではない、艶かしい。
彼とは授業さぼって、つるんで、学食なんかでよく過ごしたけど、絵を描いてることとか、そういえば深い話とかはしてなかったな。面白おかしく、同じ時をやり過ごしていた感じ。
7回忌までは行ったりしてたんだよね、彼のお墓参り。あなたのおかげで、今もなおこの仲間たち、繋がっている。久しぶりに、会いに行くよ、少年ジャッタ。ご無沙汰して、ごめんね。
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