「ＡＫＢ４８ シングル選抜総選挙 第一党感謝祭2016 〜1,039,172票の愛にありがとう！〜」

　8月7日にタイトルのイベントに行ってきました。このイベントは今年の総選挙でAKB48がグループの中で最多議席を獲得したのを記念して開催されたものです。

　イベントの流れはざっくり以下のような感じ。

　●各座席には、それぞれの“推し席”メンバーによるメッセージが、封筒に入れられて置かれてあった。

　●ライブ開始。初めにランクインメンバーが1,039,172票の10分の1を、同数の紙吹雪で体験。

　●全員で4曲披露。

　●チームごとに2曲ずつ披露。

　●全員で曲披露。これ以降、本編の最後までスマホ・携帯で撮影可。

　●メンバーがそれぞれの“推し席”に行き、曲を歌唱。本編終了。

　●アンコールは選抜メンによる「LOVE TRIP」、その後全員で1曲披露し、終演。

　●終演後、メンバーによるお見送りあり。


　いやー、ショボい内容じゃないか？と思っていましたが、終わってみれば、ここ最近ではまれに見る“神イベント”でした。

　今回初めて“推し席”制度が導入されました。これは、チケット申し込み時に予め各自の“推しメン”を指定しておき、同じ推しメンの客が固まって着席するというシステムです。

　で、この“推し席”が思いのほか面白かった。ステージでメンバーが自己紹介したり、MCで自分のファンに呼びかけたりすると、そのメンバーのファンが立ち上がってペンライト等を振り、アピールします。そうすると、各メンバーのファンがどこにいるか、どういうカラー（キャラ）なのか、一目瞭然（笑）（※1）。

　例えば通常、チームで曲をやっているときは、ペンライトを（例え自分の推しのチームではなくても）そのチームのカラー（A…ピンク、K…緑、B…水色、4…黄色、8…紺）にするのが定番となっていますが、佐々木優佳里のファンは頑なに佐々木優佳里が指定した色から変えようとしなかったり…（パク）。さすがの統制で、ここらへんが“ハピネス教”とも言われる所以ですね（笑）。

　途中から、スマホ・携帯で撮り放題という企画もなかなか面白かった。そもそもチーム8以外のAKBメンは、ライブ中のメンバーを撮影する機会なんてほとんど無いですからね。貴重な経験でした。

　そして、もう一つ良かったのが各メンバーが自分の“推し席”に向かい、自分のファンの近くでパフォーマンスしたこと。大箱のコンサートでは、メンバーは大抵豆粒ぐらいの大きさにしか見えないことがほとんどですから、これは満足度が高かったです。

　私は田北香世子席に座ったのですが、「あなたがいてくれたから」を歌っている時、彼女は泣き出してしまいました。ちょっと驚きましたが、twitterでの報告を見ると、彼女だけでなく、推し席に行って歌っている時に泣いていたメンバーは結構いたようです。

　最後はメンバーによるお見送り。SSAの規模のコンサートでお見送りは異例のことなので、これも貴重な経験でした。


　今回のイベント、行った人の評価・満足度は概ね非常に高かったようですが、全ては“推し席”制度のお陰だと思います。ファンだけでなく、メンバーも「楽しかった」と言ってる子が多いですしね。最近のAKBでは非常に珍しい“当たり企画”だったと思います（笑）。


※1…分かりやすいように、事前に「○○色のペンライトを持ってきて」と指定しているメンバーも多かったようです。