THE MONKEES “GOOD TIMES”
ハンバート・ハンバート ”FOLK”
never young beach “fam fam”
THE MONKEES
はっきりいって、60年代にビートルズに対抗しようとした
アメリカの企画ものバンドというぐらいの知識しかなく
曲も”DAYDREAM BELIEVER”しか知りませんが、
なにやら結成50周年記念アルバム(日本では奇しくもちょうど今年は申年)は
彼らを慕うミュージシャンが曲提供したとのことで買ってみることに。
まず興味を持った提供者はXTCのアンディ・パートリッジ。
XTCの最後のアルバムからかれこれ16年も経ってますが、
アルバムに先駆けて公開された提供曲がもろXTCなメロディー、
それだけで嬉しくなります。
https://www.youtube.com/watch?v=n_D6XNpYxdU
↓これはXTCの似た曲
https://www.youtube.com/watch?v=JTJujda3Sv0
↓そしてWEEZERのリバース・クオモの提供曲、サビがキュンとします。
https://www.youtube.com/watch?v=kpp-Ry2ZNhY
↓ノエル・ギャラガー&ポール・ウェラー提供曲
ブリティッシュロックあるある的なリフと展開
https://www.youtube.com/watch?v=oX_8YLY9OFk
こんな感じで彼らを大好きなミュージシャンの提供曲、
60年代の未発表セッションに新たに音を被せたもの(今は亡きメンバーのボーカルも有)、
メンバーや当時の作曲陣による新曲といった構成のこのアルバム、
音といいメロディ、アレンジといいオールディーズの名曲集を聞いてるようです。
ボーカルもいわゆるロックって感じでなくポップス調やし、
ギターの音もクリーンでこれみよがしなギターソロもなくですごくシンプル。
でも、そんな曲、そして音が、とても新鮮に聞こえ、
まさにタイトル通り ”GOOD TIMES” を過ごせます。
ハンバート・ハンバート
男女のデュオのカバー及びセルフカバーによるデビュー15周年記念の新作。
過去、ヤツイフェスティバル(2013/6/23、2015/6/23日記)で見てるけど、
演奏も人柄(しゃべり)も素晴らしく、ジャンルを超えて音楽を楽しませてくれる
(アルプス一万尺をやりながら会場内を練り歩き、一緒にダンスを踊ったり)二人です。
今まではアコースティックな音だからといって
”FOLK”って言われることに抵抗があったらしいけど、
細野晴臣氏にしっかり向き合ったらとアドバイスを受けて、
サポートを入れず二人だけで今作を作ったとのこと。
結果、シンプルな演奏ながら、すごく伝わる演奏になっています。
カバーの選曲も電気グルーブの”N.O.”、たまの”さよなら人類”という意外なものから
”プカプカ”、”結婚しようよ”、”生活の柄”(高田渡)といったどフォークまで、
そしてオリジナルも名曲”おなじ話”や”国語””夜明け”とええ曲づくし。
シンプルながら中身は贅沢なアルバムです。
個人的には以前カバーしていたボガンボスの”夢の中”があれば最高やったんですが。
二人の声は世間でいう美声ではなく、
ちょっとノコギリ波というかギザギザしたとこがあるけど、
そのギザギザ具合がぴったりで、
そこが個性のあるいいハーモニーになっていると思います。
まさにタイトル通り、親しみやすい”FOLK”なアルバムでした。
名曲”おなじ話” すごく胸に響く、一番の歌詞は微笑ましく、二番は切ない曲。
https://www.youtube.com/watch?v=ZW7Oi8qq-D8
電気グルーブ N.O. こうやって聞くとええ歌詞、さすが石野卓球。
https://www.youtube.com/watch?v=fbQh-0lry4Q
以前やっていたカバー BO GUMBOSの名曲”夢の中〜NO WOMEN NO CRY〜”
ゲストのローザルクセンブルグ玉城宏志の泣きのギターに痺れる。
https://www.youtube.com/watch?v=TogTJNVXLUc
never young beach
去年でたデビュー盤がよかった(2015/5/21日記)東京の五人組バンド、早くも二枚目。
彼らの特徴である、トロピカルなサーフロック、はたまた加山雄三?なサウンドに
はっぴいえんど的な歌詞とメロディーが確立できてて、
前作より統一感があってすごく聞きやすい。
カバー曲である高田渡の”自転車にのって”も彼らのサウンドがドンはまりしていてよろしい。
今のシーンでは珍しい、少しもっさりしたボーカルの声質に不思議な安心感を覚えます。
最後の曲だけちょっと声の調子が悪かったのか、少し掠れてラウドな感じがするけど
逆にそれもアクセントになってるし。
まさにタイトル通り、”fam fam”、、、、 ってfamの意味知らんかった。
(調べたらfamilyの俗称でした)
↓これなんかまさに21世紀版加山雄三の”僕のお嫁においで〜♪”
https://www.youtube.com/watch?v=PL9-6rClgXs
↓タイトルソング “fam fam” メンバーがほんまfamilyな感じ。
https://www.youtube.com/watch?v=uBjiHN5f24Y
3枚とも、タイプは違うけどどれも楽〜に聞ける作品でした。
試聴してよかったけど買わなかったCD
NO LIE-SENCE
ケラ(有頂天)と鈴木慶一(ムーンライダーズ)のユニット2作目、
歌詞のコンセプトが昭和40年代前後の高度成長期の日本を茶化すって感じで
統一されてる分、一作目(2013/11/10日記)より楽しめます。
楽曲は相変わらずくだらなくて、ヘンテコでポップ。
こういう真面目にふざけてる音楽ももっと評価されるべき。
雑誌でもミュージックマガジンぐらいしかとりあげてないのが嘆かわしい。
だったらお前も買えよって話ですが、今は楽な耳馴染みのいい音楽を欲してまして、
今回は見送りとあいなりました。
↓”ミュータント集団就職” このタイトルからして可笑しい。
https://www.youtube.com/watch?v=FlMu-G7kV10
岡崎体育
ミュージックビデオあるあるな曲”MUSIC VIDEO”も笑えましたが、
1曲目の”EXPLAIN”が、これも今時のバンドにありがちな
曲の展開や盛り上げ方を”説明”していて傑作。
こんだけありがちなビデオや曲を茶化しても、
今後も同じようなものが作られるのでしょうかねえ。
世の中がそんな安易な作品を見極められるようなるためにも
彼には頑張って欲しいもんです。
歌詞だけでなくメロディや楽曲のアレンジも意外とこじっかりしてました。
彼自身が一発屋あるあるにならなければいいんですが。
↓ワイドショーでも話題の”MUSIC VIDEO”
https://www.youtube.com/watch?v=fTwAz1JC4yI&list=PLCCnpHlJiHyw2dG9HY8HQKjD7AVXiIkTi
レキシ
今回は松たかこ、チャットモンチー、アジカン・ゴッチにキュウソネコカミがゲスト。
今まではゲストをレキシに寄せていたのが、
今回はレキシがゲストの音に寄っていってるような。
確かに面白いのですが、CDはもうちょっとお腹いっぱいって感じ。
でも、ライブの面白さは今の日本でトップレベル、それは間違いない。
↓キュウソネコカミがゲストの曲”KMTR645”。
https://www.youtube.com/watch?v=I2eYzfyDdHs
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