6月に発売されたNew UPairの仕様を見ると、かなり魅力的だ。4Kカメラでジンバル付きで更にモニターありでFPVできるGPS機が4万円で買えるというのだ。しかも飛行時間は19分だという。
しかも、プロポ電池がしっかりとLipoバッテリーとなっており、作りが良心的である。
これが実際に本当なら凄いことだ。しかし、現実は厳しい筈。何かからくりがあるのではと思う。まず思うのが飛行時間だ。バッテリーが11.1v-5400mAhで質量1350gというなら、XK X380Cと同じだが、XK X380Cでは14分しか飛ばなかった。
そして、ファントム3では15.2v-4480mAhで、こちらの方が電力として1.13倍なのだが、飛行時間は14分ほどだ。
飛行時間については、平然とでたらめな値を表示するので、19分ではなく、14分ほどだろう。
ただ、飛行時間は14分であれば普通レベルなので、それほど問題はない。そうなると、他に何が安かろう悪かろうになっているのか?
モニターはファントム3のIpadに比べれば、かなり見劣りするが、受け入れ可能レベル。
あと、部品検査、組み立て検査などは原価アップになるので、多分、やっていないと思われる。だから、初期不良品が多いのではなかろうか。そうした動画を探してみると、2件あった。
・カメラのチルト操作が不可。
・ライブ画像がモニターに表示されない。
ただ、初期不良はどの機体にもあり、この機体が特に多いということはなさそうだ。
こう見てくると、悪いものではないと思われる。確認するには、購入して調べてみるしかないが、それも一興であろう。
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