「剣の街の異邦人RPG」、略して「剣街」（公式略称）買いました。アリアンロッド2e流し込みなのかなと思ったら、ベースはそうですが意外と違う部分もあり。まだ読み込んではいませんが目についたところを２，３挙げたいと思います。
#剣街RPG
なお、アリアン2eの改訂版および原作ゲーム「剣の街の異邦人」は所持しておりませなだ。ご了承を。 #剣街RPG
【種族スキルがない】種族は、能力値の計算にしか影響しません。原作がどうなのかは知らないのですが、キャラバリを不用意に狭めない（特定の種族が強くなりすぎるとか）という意味で、よい判断だと思います。 #剣街RPG
【クラスの種類・数が違う】アリアン2eの多くのクラスがスポイルされた代わり、ディフェンダー型の「ナイト」が追加されてます。戦士職には攻撃型の「ファイター」もあるので、既存のウォーリアを２つに分けた感じですね。 #剣街RPG
【クラスのスキル構成が違う】たとえば、クラス「サムライ」は、基本的にはアリアン2eのサムライを踏襲していますが、「種別：刀」の武器が存在しないためその辺はスポイルされより汎用性が高いクラスになっています。 #剣街RPG
【クラスに「装備可能種別」がある】アリアン2eでは装備１つ１つにクラス制限が書かれていましたが、剣街ではクラスによって装備できる武器/防具の種別が決まります。処理はアリアン2eと大きく変わらないけど書式を変更した、という感じが強いですね。 #剣街RPG
【用語の置き換え】フェイト→生命点、ギルド→パーティ、ギルドサポート→神気スキル、のように世界観に合わせて一部用語の置き換えがあります。内容自体も、ブラッシュアップされている印象です。 #剣街RPG
【スキル名カタカナ制限の解放】ラグナロクオンラインの影響を大きく受けていたアリアンでは、長らくスキル名はカタカナのみで書くのが通例でしたが、「剣街」では普通に日本語も使っています。ここは、地味ながら結構可読性とプレイアビリティを上げてるところだと思います。ぱっと聞いて効果が思い浮かばないスキルが結構あったので。 #剣街TRPG
【ＰＣの特殊性の強化】「剣街」のＰＣには、ただの冒険者ではなく「異世界（現代地球）からやってきた存在で、全員が弱めの超人になってる」という特殊設定が生えます。加えて、「モンスターを真の意味で倒せるのはＰＣだけ」という当事者性を高める設定もあります（アルシャっぽい）。 #剣街TRPG
【イニシアチブにランダム性が発生】戦闘で動く順番は行動値のみで決まるのではなく、戦闘ごとにダイスの数字を足すことになります。いかにもＣＲＰＧという感じですね。 #剣街TRPG
【バッドステータス変更】ある意味最大の変更点がここです。食らうと即行動不能な「睡眠」、防御力が減少する「気絶」など、おそらく原作ゲームを反映したBSに変更されています。魔法系が使用できなくなる「沈黙」はCRPGではおなじみですが、魔法以外が使えなくなる「麻痺」は面白いですね。 #剣街TRPG
【キャラの生死がややシビアに】戦闘中HPが０になると即死で、戦闘後に生命点（アリアンでいうフェイト）が残ってればそれを消費して復活、なければそのままキャラクターロスト、という形に。個人的にはデッドリーな感じで好きですね。これに伴い「とどめをさす」という行動は削除されました。 #剣街TRPG
【「手加減」が可能に】「手加減する」と言うと、HP０にしても死ななくなる、ということが明記されました。後だしで言えるのがウレシイですね。 #剣街TRPG
【「待ち伏せ」の追加】個人的には剣街TRPGの目玉です。待ち伏せを宣言すると、ランダムで宝物を持ったモンスターが登場し、倒すと宝物がゲットできます。主体的に戦えるのはいいですね。勿論、GMが決めた場所/回数でしか行えませんのでコントロールもしやすいです。時間の問題もありますし。 #剣街TRPG
※大きく取り上げられてはいませんが、オープニング終わって即クライマックス、敵と戦って終了！でもいいよ！と書いてあるのは個人的にはうれしいですね。色んなプレイスタイルを示唆してもらえるのはありがたいことです。 #剣街TRPG
【世界観】当然ながら、アリアンの舞台エリンディルは一切関係なく、「剣街」のイスカリオが舞台になります。この街が実にWizっぽくて、闇の気配とそれに立ち向かう猥雑な雰囲気に満ちています。「隣り合わせの灰と青春」とか「ルガルギガム」とか好きな人は絶対好き。 #剣街TRPG
【まとめ】アリアンロッド2eの取り回しの良さをベースに、キャッチコピーの「仲間と、死と隣り合わせの冒険」を実現する適度にデッドリーなバランスを実現している良調整に感じられました。世界そのものに対する当事者性の高さも個人的に好みです。早くプレイしてみたい！ #剣街TRPG
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