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2016年07月18日00:17

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台湾の鴻海(ホンハイ)とシャープの騙し合い!?


静岡からの帰宅の際、新幹線プラットホームの売店で、Wedge(ウェッジ)7月号を買って読みました。



その中の記事が、この日記のテーマになっています。



その記事の題名は、『騙したのはシャープか鴻海か、皇帝テリー・ゴウの「興奮」』
副題は、iPhoneの有機ELパネル争奪戦



皇帝テリー・ゴウとは、台湾鴻海(ホンハイ)の会長です。



なんで、興奮しているかと言えば、シャープが持つ「有機ELパネル技術」を手中に入れ、アップルの下請け企業のポジションをランクアップさせる野望が、現実として見えて来たからのようです。



この鴻海(ホンハイ)のシャープ買収劇は、シャープが如何に自社の損失&瑕疵(かし)を誤魔化して(合法的に隠して)高く売るか?・・・・・と言うシャープ側の思惑(戦略)と、鴻海のテリー・ゴウ会長が、シャープの思惑に乗ったと見せて、一番欲しい「有機ELパネル技術」のみを取って、それ以外をボロ雑巾のように捨てるのか?
このような視点で見ると、キツネとタヌキの化かし合いのように見えてきます。
そんな切り口で、記事が進んで行きます。



さあ、結末はこれから新聞・テレビ・ラジオが伝えるでしょうね。
このWedgeの記事は、僕の鴻海・シャープのニュースを見る見方を変えました。






さて、この記事をミクシィに転記する際、僕は、このWedge(ウェッジ)編集部に電話しました。



その内容は、貴誌の記事を、SNS(ミクシィ)に転記する事は、「著作権の侵害」と受け止めますか?それとも、新たな読者層へのSNS経由の営業手法の一つと捉えますか?



このように質問しました。



答えは、転記引用されても、全てを転記しなければ、いいのではないか・・・・。
是非、好印象を持って頂いたのであれば、その気持ちも表現して下さい。



上記のような返答が返ってきました。



僕は、「記事の全部」と受け止めたので、記事の一部を以下に転記します。
これも、僕と、Wedge編集部の 『騙し合い』 です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一冊丸ごとは転記しません・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・












『騙したのはシャープか鴻海か、皇帝テリー・ゴウの「興奮」』
〜iPhoneの有機ELパネル争奪戦〜



「ホンハイは、こんな会社をよく買ったものだ」
5月12日の発表されたシャープの2016年3月期決算を見た日本の市場関係者の多くはそう思った。



◆「倒産水準」といえる惨憺たる決算



連結で2550億円の最終赤字を計上し、負債合計は1兆6010億円に。
資産合計(1兆5700億円)を上回り、すべての資産を売っても負債を返済しきれない債務超過に陥った。「倒産水準」ともいえる惨憺たる内容である。
単体は前年度に続き2年連続の債務超過だ。



営業利益を見ると主力のディスプレー事業も太陽電池などエネルギー事業も大赤字。まともに稼げているのは複合機事業だけ。つまり、一時的要因ではなく構造的に「稼げない会社」になっている。



台湾の鴻海精密工業(ホンハイ)による買収騒動で陰に隠れたが、シャープはこの期の決算に、1000億円を超える特別損失を計上している。



中国販売子会社関連で558億円。液晶パネル、半導体材料の在庫評価損で470億円。固定資産についても247億円の減損損失を計上し、繰延税金資産も28億円を取り崩した。



これらの「隠れ損失」は、2016年3月期に、急に発生したものではない。液晶テレビが売れなくなったリーマン・ショック後、長年にわたって計上することを先送りされてきたものだ。積年の膿が一気に表面化した形である。



通常、ここまで経営が悪化した会社に銀行は金を貸さない。本来ならシャープは会社更生法の適用申請など法的整理に入る状態。つまり倒産である。それを免れたのはホンハイが3888億円の出資を約束したからだ。



◆何が何でもシャープが欲しかった



ホンハイにすれば一度シャープを倒産させる手もあった。法的整理に入れば破産管財人が銀行の債務放棄や、余剰設備の統廃合、人員削減といった「汚れ仕事」を引き受けてくれる。そのあときれいになったシャープのスポンサーに名乗りを上げれば良い。だが、ホンハイのテリー・ゴウ会長は、汚れ仕事を引き受けた。




その理由はテリー・ゴウ会長が「いい人」だったからでは決してない。
ホンハイが法的整理を待たなかったのは、シャープの液晶事業を確実に買収するためである。
法的整理まで待っていたら、官民ファンドの産業革新機構(INCJ)に奪われていた。
INJCがシャープを傘下に収めれば、シャープの液晶事業はINCJが筆頭株主のジャパンディスプレイと統合され、ホンハイの手の届かないところに行ってしまう。



ホンハイには最大の顧客である米アップルから「シャープを買収せよ」というプレッシャーがかかっていたと見るべきではないか?



アップルが必要としているのは次世代ディスプレイの有機ELだ。アップルは消費電力が少なく曲面を作ることができる有機ELをiPhoneに採用したいと考えている。だが、現時点でまとまった量を供給できるのは、韓国サムスン電子の子会社であるサムスンディスプレーのみだ。アップルは世界のスマホ市場でしのぎを削るサムスンに、有機ELのパネル供給を依存したくないと思うはずだ。



アップルは液晶の時も、“1強”を作らぬように動いた。中国の小米(シャオミ)へ液晶供給を始めたシャープを遠ざけたアップルは、韓国LGディスプレーの独占供給にならぬよう、ジャパンディスプレーの液晶工場に投資した。



有機ELの新たな供給元を必要としているアップルは、その役目をiPhoneの組み立てで付き合いの長いホンハイに担ってほしいわけだ。しかしホンハイは自前で有機ELを作れない。そこでホンハイは何が何でもシャープを買収しなければならなかったのだ。





さてさて、これ以降は、この文章の筆者である「おおにし・やすゆき」氏の立場もあるので、割愛します。



続きは、Wedge 2016年7月号でどうぞ。
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/7062



2016年7月20日には、8月号も発売されるそうです。

http://wedge.ismedia.jp/articles/-/7289




以上です。




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