イギリス・ロンドンで開催された「ウィンブルドン」。
ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)は大会最速である時速237kmのサービスを放ちながら、ただそれが勢いよく打ち返されるのを目にすることになった。アンディ・マレー(イギリス)は単にリターンしただけでなく、バックハンドのクロスのパッシングショットでポイントを奪ったのだ。
ラオニッチにとって、すべてがこんなふうな一日だった。初めてグランドスラムのタイトルをかけて戦ったウィンブルドン決勝で、マレーに対して一度も優位に立つことはできなかった。
マレーはラオニッチのサービスを一度ブレークしただけだが、自分のサービスは一度も落とさず、2度あったタイブレークの双方でラオニッチを圧倒し、6-4 7-6(3) 7-6(2)で2度目のウィンブルドン・タイトルを獲得した。
ラオニッチは準優勝のトロフィを受け取ったあと、「これは辛い敗戦だ」と漏らした。テニス界のトップサーバーのひとりである身長198cmのラオニッチは、テニス界有数のディフェンススキルの持ち主で、リターンの名手のひとりであるマレーを前に、力足らずだった。
ラオニッチは一試合平均20本、計154本のサービスエースという数字を手に決勝に乗り込んだが、決勝ではマレーより1本多いだけの8本のエースにとどまった。世界2位のマレーは第1セット4-4のときに出た時速237kmのサービスも含め、時速210〜225kmのラオニッチのサービスを繰り返しリターンすることに成功した
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