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2016年07月10日23:45

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「疑惑のチャンピオン」 「セトウツミ」

2日は「疑惑のチャンピオン」
    「セトウツミ」、

4日は「或る終焉」、

5日は「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」、

7日は「ブルックリン」
    「キム・ギドク 激情の美のシネアスト」

8日は「Mr. DYNAMITE ファンクの帝王ジェームス・ブラウン」

9日は「君がくれたグッドライフ」
    「ペレ 伝説の誕生」 を観に行きました。





「疑惑のチャンピオン」、

スティーヴン・フリアーズの新作。
ツール・ド・フランス7連覇を成し遂げながら
自転車競技からの永久追放処分を受けることになった
アメリカ人ランス・アームストロングのドーピング・スキャンダルのお話。
『クィーン』『あなたを抱きしめる日まで』に続く実話ものだが
これはスポーツ、その現場でのドーピング行為が描かれるので
異常にスキャンダラスで面白すぎる!
原題は「THE PROGRAM」で、
ミケーレ・フェラーリ博士によるドーピング・プログラムを
選手・監督・サポートスタッフらチーム全体で組織的に消化していた経緯が
競技シーンと同等にスリリングにスピーディーな画になっていて、
エリザベス女王や息子を探す老女の苦悩や心情の機微に寄り添うのと違い
ドーピングに手を出すアームストロングの内奥を覗くというより
そうしてでも勝者でありたい異様な欲望を描いている。
それはまた
我々観客がスーパーヒーローを熱望する欲望でもあって、
スポーツ記者デイヴィッド・ウォルシュの記事が
世に出る経緯,物議を醸す経緯に如実である。
薬物を入れる―だけでなく
ドーピングテストに提供するために薬物を抜く―行為まで描かれていて
笑えるくらいジタバタしたその行為に慄然としてしまう。
トップ選手たちが クスリを使って何が悪いの? 的思考になってしまうそこが
人間の属性を露わにしているような気がする。
面白いです。お薦め!





「セトウツミ」、

大森立嗣の新作。
チャンピオン連載のマンガが原作らしいが…知らんかった!
めっちゃおもろいやん!←関西弁(笑)
男子高校生2人が川べりに坐って何でもない話をしてるだけ…なのに
なんでこんなに面白いんだ!!ってくらい面白いのよ。
漫才みたい…と言いたい人は多いだろうが、
この二人には高校生であるという背景があって
その背景がちゃんと青春ドラマを産んでいる…のがいいのよ。
元のマンガを知らないんだけど
もうね、
塾通いのインテリメガネ「内海」は池松壮亮
元サッカー部のお調子者「瀬戸」は菅田将暉…以外考えられん気がして来るよ(笑)。
観たのが土曜で少々混んでて 隣りが5人組の高校生男子だった。
トイレに行ったり ポップコーン買って来たり しょっちゅう前を横切られたけど
なんかその“つるんでる感”が映画と一緒で
おばさんは可笑しくて仕方なかったのだった(笑)。
お薦め!
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