読書感想文シリーズその965「おんみょう紅茶屋らぷさん 〜陰陽師のいるお店で、あなただけの一杯を〜」

「おんみょう紅茶屋らぷさん 〜陰陽師のいるお店で、あなただけの一杯を〜」
古野まほろ
メディアワークス文庫
2016年7月2日読了

［ アスキー・メディアワークスによる内容紹介］
http://asciimw.jp/search/mode/item/cd/321601000706
そこは陰陽師のいる不思議な紅茶屋。明日をひらく魔法の紅茶、お淹れします。人気の街、吉祥寺。でもあなたが道に迷ったとき、人知れぬ場所にひっそりと隠れている不思議な紅茶屋に、出会うかもしれません。あたたかな空気に満ちたその紅茶屋の店主は、優しい微笑みでお客さんを迎える、その実ちょっぴり辛辣なところもある陰陽師の青年。就活に疲れた女子大生、迷える若い恋人たち、結婚を前に危機に陥ったOL――それぞれの道で戸惑う人たちに、そしてあなたに。不思議であたたかな「紅茶屋 らぷさん」で、陰陽師が淹れる運命の一杯、いかがですか?

［読書感想文］
立て続けにまほろんの文庫が出て、いやもうびっくりさ。で、蘭子さんシリーズのパクリ…あぁいやいや、オマージュというか挑戦というかの臨床真実士シリーズ（？）につづき、こんどは「よろず占い処 陰陽屋」シリーズを向こうに回した陰陽師モノときたもんだ。相変わらずだの、まほろん。そりゃぜったいわざとだっちゅーの。おもしろかったし、十二神将式神のみなさんが、結城サンの清明と孫シリーズの連中とちがって、めっさかぁいかったので、オッケーですわ。