mixiユーザー(id:34664676)

2016年07月02日11:08

262 view

中国が焦る理由

■対中国機の緊急発進増加=統幕長が異例の言及
(時事通信社 - 06月30日 19:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=4070364


中国軍機に対するスクランブル発進が増加しているのは今に始まったことではありません。事実、防衛白書を読めばどのように増えたかは一目瞭然と言えるでしょう。



中国が焦る理由を個人的に推察してみました。



1、任期に伴う焦り


ご存じのとおり現在の中国の指導者は習近平国家主席ですね。習近平氏は2013年から国家主席に就任しています。この国家主席は5年の任期制で、就任から5年後に再任という形で更に5年と、計10年務めることができます。事実、これまでの国家主席の大半が就任からのの5年+再任からの5年で10年間国家主席の座についています。


つまり習近平氏は今年で3年目になる訳ですね。つまりあと2年で再任の是非を問われることになります。とはいっても中国は中国共産党の事実上の一党独裁体制であり、病気や本人が辞退しない限り再任はされます。ですが、やはり再任されるからにはそれなりの実績づくりが必要になります。最近では経済分野での損失も多く、さらに南砂諸島への軍拡を米国に阻まれるようになり実績作りは難航していると思われます。



2、軍事戦略の失敗


中国の対米戦略の目標となるのが、よく耳にする「第1列島線」、「第2列島線」という戦力展開の目標ラインです。「第1列島線」は日本の九州を起点に沖縄、台湾、フィリピン、ボルネオ島(インドネシア、マレーシア、ブルネイ)までを指すラインで、このラインを作戦区域且つ対米防衛ラインとしていました。中国はこの戦略ラインを2010年までに完成させる予定でしたが、実際にこれだけの広範囲をカバーするには艦艇の数が足りず、追加の艦艇建造も間に合わなかったことから、事実上の失敗とみられています。そして「第2列島線」は伊豆諸島を起点に小笠原諸島、グアム、サイパン、ニューギニアに至るラインで、このラインの目的は米軍の阻止・妨害が主目的とみられています。この戦略ラインの構築を2020年までに目指すとしていますので、中国は焦っているのではないかと推察しています。




どちらにせよ国際法を守らない侵害行為は侵略と言わざるをえません。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する