■「子ども食堂」全国に300カ所 開設急増、半数が無料
(朝日新聞デジタル - 07月01日 21:55)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4072638
時間経過で閲覧できなくなってしまうので、以下に転載します。
地域の子どもに無料か安価で食事を提供する「子ども食堂」や同様の取り組みをする場所が、5月末時点で少なくとも全国に319カ所あることが朝日新聞社の調査でわかった。子どもの貧困への関心が高まり、今年に入って開設が急増。6月以降の開設も相次いでおり、今後さらに増える見通しだ。
全国の子ども食堂を把握する組織はなく、各地の子ども食堂のネットワークや子どもの居場所づくりに取り組む団体などの情報をもとに、朝日新聞が1カ所ずつ聞き取った。困窮家庭の学習支援の場や、夜を独りで過ごすことが多い子どもの居場所などで、食事を共にする活動も数に含めた。
調査の結果、都道府県別で最も多かったのは東京で50。滋賀29、神奈川、京都、大阪が22、沖縄17と続いた。全ての都道府県に最低でも1カ所はあった。
2013年までに開設したのは21カ所だったが、この年に子どもの貧困対策法が成立。6人に1人という子どもの貧困率が14年に公表され、支援の機運が高まった。調理や食材提供、遊び相手など活動が身近で参加しやすいことを背景に、開設数は14年13カ所、15年100カ所、今年5月末までに185カ所と急増した。給食がなくなる夏休みを前に、6月以降も開設が相次いでいる。
開催頻度は月1回が139カ所で4割を占めた。月2、3回が71カ所、週1回が57カ所。週5日以上も15カ所あった。時間帯は平日夜が目立つが、登校前の朝食のほか、給食がない土日の昼食や長期休暇中心に取り組むところもあった。
子どもの料金は、「お手伝い」などの条件付きを含めて無料が175カ所で55%を占めた。有料の場合は50〜500円で、100〜300円のところが多い。保護者など大人については子どもより高く設定されているところが多かった。
運営はNPO法人や民間団体、住民有志、個人など。費用は、寄付や持ち出し、公的補助や民間企業の助成金などで賄われている。開催場所は公民館や児童館などの公的施設のほか、事務所、空き店舗、民家、飲食店、医療機関や介護施設の交流スペース、寺などが使われていた。
宿題の時間を設けたり、自炊力を付けるため子どもも調理に参加したりと、食べる以外の活動を組み合わせているところもあった。
頻度の少ない子ども食堂の場合、保健所に相談して福祉活動やイベントでの食事提供と見なされるケースが多かった。厚生労働省によると、食品衛生管理に関しては「ケースに応じ、各地の保健所が営業許可の必要性などを判断する」という。(中塚久美子、河合真美江、丑田滋)
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〈子ども食堂〉 地域の大人が子どもに無料や安価で食事を提供する、民間発の取り組み。貧困家庭や孤食の子どもに食事を提供し、安心して過ごせる場所として始まった。そうした活動は古くからあるが、「子ども食堂」という名前が使われ始めたのは2012年。最近は、地域のすべての子どもや親、地域の大人など、対象を限定しない食堂が増えている。食堂という形を取らず、子どもが放課後に自宅以外で過ごす居場所の中で食事を出しているところもある。
以上転載終了
僕の感想です。
子供食堂を通じて、子供の笑顔を起点にして、地域で子育て、地域で防犯、地域で介護、地域で助け合い。このような地域力が育まれていく事を望みます。
『挨拶をする』この一つを取っても、社会的、文化的、教育的な意識付けや、助け合い=共助の心が学べると思います。
以上です。
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