現代という時代は、本当に1930年代に似ていると思います。
「グローバリズム」により、ヒト、モノ、カネの国境を越えた移動が自由化され、世界中を資本が暴れまくり、1929年にNYで株式バブルが崩壊。
大恐慌という超デフレーションが発生。
国同士のグローバルな結びつきが深まっていたため、アメリカのデフレが全世界に伝播。
そんな中、ドイツで政権を握った独裁政権ナチス・ドイツが、国内で需要を拡大。
野党や民主主義といった「制約」に縛られることなく、インフラや技術に投資。
瞬く間に、ドイツは他国を圧するほどの技術力、経済力を身に着ける。
需要不足(デフレ)の時期には、独裁政権である方が圧倒的に有利です。
何しろ、「国の借金で破綻する〜っ!」といった妨害を無視、もしくは抑制しつつ「必要な投資」を拡大することができるのです。
1930年代のドイツは、ヒャルマル・シャハトの下で「正しいデフレ対策」を実施した結果、一次は43%に達していた失業率を、五年間で完全雇用に持ち込みました。
現代、かつてのナチス・ドイツと同じ位置にあるのが、もちろん中国共産党です。
中国共産党は、かつてのナチスと同じように、独裁政権の優位を活用し、スーパーコンピューターという「今後の国力の基盤」となる技術に、兆円単位の投資を行っています。
さらに、留学生をアメリカなどの先進国に送り込み、最新技術を学ばせ、自国に呼び戻し、スパコン開発に従事させているのです。
結果的に、中国はついに「純国産」のスーパコンピューター「神威太湖之光(Sunway TaihuLight)」でTOP500の首位を獲得。
しかも、省エネ性能ランキングGreen500においても3位につけています。
日本のような民主主義国、しかもデフレが長引き、国民にルサンチマンが貯まり、政府支出について、「政府は無駄遣いをするな〜っ!」といった声が高まりやすい国で、国力そのものであるスーパーコンピューターを,いかに開発していけばいいのでしょうか。
あるいは、いかにして「中国共産党が世界の技術の覇権を握る」といった事態を防げばいいのでしょうか。
厳しい時代が訪れました。
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