mixiユーザー(id:48382454)
2016年06月23日00:36
530 view
６月２３日の日記
 |
 |
今日の出来事：１３３３年−元弘の乱：小手指原の戦い、１５８２年−備中高松城の戦い（高松城水攻め）〜中国大返し、１８６９年−戊辰戦争：新政府が戊辰戦争責任者を断罪、１９４４年−有珠山が噴火、昭和新山が誕生、１９４５年−第二次世界大戦：沖縄戦終了、沖縄守備軍司令官・牛島満が摩文仁司令部で自決、１９８２年−東北新幹線の大宮駅〜盛岡駅間が開業
今日は、元弘の乱：小手指原の戦いです。小手指原の戦いは、新田義貞軍と鎌倉幕府軍の戦いです。楠木正成の討伐にあたって、膨大な軍資金が必要となった幕府は調達のため、富裕税の一種である有徳銭の徴収を命令しました。新田荘には、金沢出雲介親連と黒沼彦四郎が赴きました。金沢出雲介親連と黒沼彦四郎は六万貫文の軍資金を、わずか５日の間という期限を設けて納税を迫ってきました。新田義貞は憤激し、金沢出雲介親連を幽閉し、黒沼彦四郎を斬り殺しました。黒沼彦四郎の首は、世良田の宿に晒されました。こうして新田義貞は挙兵しました。この時点で集まったのは、新田義貞の弟・脇屋義助、大舘宗氏とその息子達、堀口貞満、岩松経家らでした。兵の数はわずか１５０騎でした。新田義貞は、まず後顧の憂いを絶つべく、進路を北西へ向け、幕府方の長崎孫四郎左衛門尉が守る上野守護所に攻め入って壊滅させました。幸先の良い快勝を収めた新田義貞は、八幡荘で体勢を整えました。そこに利根川を越えて越後国や信濃国・甲斐国の新田一族や、里見・鳥山・田中・大井田・羽川などの氏族が合流しました。各地から参集した軍勢と合流して新田義貞軍は７０００の大軍に膨れ上がり、態勢を整えると鎌倉を目指し一気呵成に進撃しました。さらに利根川を渡って武蔵国に入る際、鎌倉を脱出してきた足利尊氏の嫡男・千寿王（後の足利義詮）と合流しました。千寿王の手勢は僅かに２００でしたが、足利尊氏の嫡男と合流した事で新田義貞の軍に加わろうとする者はさらに増え、各地から兵士が集まって来たため、軍勢の規模は膨大なものとなりました。その数は２０万７０００騎となりました。さらに新田軍は鎌倉街道を進み、入間川を渡って小手指原（埼玉県所沢市小手指町付近）に達し、桜田貞国を総大将とする幕府軍と衝突しました。両者は遭遇戦の形で合戦に及び、布陣の余裕はありませんでした。戦闘は３０回を越える激戦となりました。兵数は幕府軍の方が勝っていましたが、同様に幕府へ不満を募らせていた河越氏ら武蔵の御家人の援護を得て、新田軍は次第に有利となりました。新田軍は３００、幕府軍は５００ほどの戦死者を出しました。両軍共に疲弊し、一旦撤退して軍勢を立て直し、「久米川の戦い」となります。
次に、備中高松城の戦い（高松城水攻め）〜中国大返しです。織田信長は、羽柴秀吉を総大将とする中国地方への侵攻戦「中国攻め」を開始しました。羽柴秀吉はまず播磨に進出し、小寺氏・屋塩赤松氏・龍野赤松氏を服従させ、反抗する佐用赤松氏を滅ぼしました。しかし、石山本願寺と毛利氏に呼応して、信長と同盟したはずの摂津・荒木村重が反乱を起こしました「有岡城の戦い」。播磨では小寺氏、別所氏が反旗を翻しました。秀吉は兵糧攻めを行い、別所氏を滅ぼしました「三木合戦（三木の干殺し）」。しかし、腹心の竹中半兵衛が陣没した他、多くの将兵を失いました。「上月城の戦い」では尼子勝久ら尼子氏の残党軍を失いました。播磨をようやく平定した秀吉は但馬・因幡に進出し、山名豊国らを降参させました。山名氏の反織田氏勢力と結んだ毛利氏の吉川経家を再び兵糧攻めで破りました「鳥取城の戦い（鳥取城渇え殺し）」。そして弟の羽柴秀長や宮部継潤に命じ、山陰地方への侵攻を進めました。備前の宇喜多直家が降参し、織田軍と毛利軍は備前・備中国境地帯で攻防を繰り広げる事となりました。秀吉は姫路城から備中へ向けて２万の軍勢をひきつれて出陣し、途中で宇喜多勢１万を加えて総勢３万の軍勢で備中へ入りました。備中高松城は清水宗治が５０００の兵で立籠っていました。秀吉は宇喜多勢を先鋒に３万近い大軍で城を包囲しました。そして２回にわたって攻撃を加えましたが、城兵の逆襲を受けて敗退しました。そして、毛利輝元が４万の援軍を率いて接近しつつありました。秀吉は「武田征伐」を終えた信長に対して援軍を要請しました。信長は明智光秀の軍を送るとの返事をし、「早く備中高松城を落城させよ」という厳しい命を下しました。そこで、黒田官兵衛が水攻めの策を進言しました。それは、低湿地にある沼城の利点を逆手に取った、まさに奇策でした。秀吉はこの奇策を受け入れ、即座に堤防工事に着手しました。築堤奉行には蜂須賀正勝が任命され、宇喜多忠家が黒田官兵衛の指導のもとに担当しました。浅野長政は、船や船頭を集めて備中高松城が湖に浮かぶ島になった際の城攻めの準備にあたりました。堤防は工事着手からわずか１２日で完成し、梅雨の時期に降り続いた雨によって足守川が増水して２００ｈａもの湖が出現し、高松城は孤島と化してしまいました。堤防を完成させた秀吉は、堤防の上に見張り場を設けて城内の様子を監視しました。一方、城内では水攻めという奇想天外な戦法に動揺し、兵の士気が低下しました。城内まで浸水したため、城兵は小舟で連絡を取り合いました。毛利輝元は猿掛城に本陣を置き、高松城に近い岩崎山に吉川元春、南方の日差山に小早川隆景が着陣しました。しかし、既に堤防は完成しており、秀吉の築いた湖を前にして身動きが出来ず、さらに信長の援軍が送られてくる事から、秀吉との講和を決意しました。毛利方は軍僧の安国寺恵瓊を黒田官兵衛のもとに派遣し、「五国割譲と城兵の生命保全」の条件で和議を提示しました。しかし、秀吉はこれを拒否し「五国（備中・備後・美作・伯耆・出雲）割譲と城主・清水宗治の切腹」を要求しました。安国寺恵瓊は清水宗治の切腹を拒否しますが、清水宗治は「自分の命を城とともにしたい」と申し出ました。「主家である毛利家と城内の兵の命が助かるなら自分の首はいとも安い」と述べ、自分と兄・月清と弟・難波伝兵衛、家臣・末近左衛門の４人の首を差し出す代わりに籠城者全員の命を助けるようにという嘆願書を書き、安国寺恵瓊に託しました。この時、秀吉は明智光秀から毛利方に送られた使者を捕らえ、信長が明智光秀の謀反によって京都の本能寺で落命したという密書を手にしていました「本能寺の変」。秀吉は毛利方に知られないように徹底的に信長落命の事実を隠匿しました。秀吉は安国寺恵瓊に、割譲（備中・美作・伯耆）を３か国に譲歩し、清水宗治の自刃で和睦が成立しました。清水宗治は秀吉から贈られた酒と肴で別れの宴を行い、城内の清掃などを家臣に命じ、身なりを整えました。その後、清水宗治ら４人は秀吉から差し向けられた小舟に乗って秀吉の本陣まで漕ぎ、杯を交わしました。そして舞を踊った後「浮世をば 今こそ渡れ武士の 名を高松の 苔に残して」という辞世の句をしたため、自害しました。他の３人も次々と自害を遂げました。秀吉は清水宗治を武士の鑑として賞賛しました。これが、切腹の手本となる事になります。武士の作法として後世に語り継がれる事となりました。「本能寺の変」を伝える報せが毛利方に届いたのは、清水宗治の切腹直後でした。吉川元春は秀吉軍の追撃を主張しましたが、小早川隆景は和睦を遵守すべきと反対したため、追撃は行われませんでした。秀吉は、備中高松城に杉原家次を置き、京に向けて軍勢の移動を開始しました。これが、約２００キロメートルを踏破した、日本史上屈指の大強行軍として知られる「中国大返し」です。この行軍の後、「天王山の戦い（山崎の戦い）」で明智光秀と激突する事になります。
その次に、戊辰戦争：新政府が戊辰戦争責任者を断罪です。新政府が各藩の戊辰戦争責任者を断罪しました。以下の通りです。
斬首：会津藩家老・萱野権兵衛、仙台藩家老・但木土佐、坂英力、盛岡藩：家老・楢山佐渡、山形藩：家老・水野三郎右衛門元宣、村上藩：家老・鳥居三十郎、村松藩：家老・堀右衛門三郎、斎藤久七、結城藩：水野又兵衛、茂野喜内、関宿藩：小島弥兵衛、備中松山藩：高田亘
既に死去しているため家名断絶：会津藩家老・田中土佐、神保内蔵助（会津で自刃）、米沢藩家老・色部長門（新潟で戦死）、庄内藩家老・石原倉右衛門（新潟で戦死）、棚倉藩家老・阿部内膳（白河で戦死）、二本松藩家老・丹羽一学、郡代・丹羽新十郎（二本松で自刃）、長岡藩家老・河井継之助（北越戦争で戦傷死）、山本帯刀（会津で斬首）、結城藩：水野甚四郎（結城で自刃）
その次の次に、有珠山噴火、昭和新山が誕生です。北海道壮瞥町の有珠山東麓では、１９４３年末から地震が続き、１９４４年に入ると壮瞥町の東九万坪と呼ばれる地域で次第に地盤が隆起しはじめました。ついに水蒸気爆発が発生し、その後も爆発を繰り返しました。この噴火では降灰による窒息で幼児１名が死亡しました。もとは標高１００ｍあまりの台地だったところが、潜在ドームの形成により２５０ｍほどの山となり、火口から溶岩ドームが現れ始めました。この潜在ドームと溶岩ドームは成長を続け、標高４００ｍを超えました。この新山は「昭和新山」と名付けられました。後に、「支笏洞爺国立公園」に指定される事になります。
そのまた次に、第二次世界大戦：沖縄戦終了です。日本国内での最大規模の陸戦であり、日米最後の大規模戦闘となりました。陸海空において日米の大兵力が投入され、両軍最高指揮官が戦死するなど「第二次世界大戦」における最激戦地の一つとなりました。連合軍の作戦名「アイスバーグ作戦」と呼ばれました。絶対国防圏の要であるサイパン島が陥落し、大本営は「捷二号作戦」を立案しました。第３２軍の司令官に、牛島満中将を任命しました。沖縄本島地区の最終的な日本側の陸上兵力は、１１６４００人でした。内訳は、陸軍が８６４００人と海軍が１万人のほか、「防衛隊」と俗称される現地編成の補助兵力が２万人でした。陸海軍の戦闘員には、兵力不足から現地で召集された予備役などが多く含まれていました。旧制中学校の生徒から成る「鉄血勤皇隊」や、女子生徒を要員とした「ひめゆり学徒隊」・「白梅学徒隊」なども組織されました。連合軍は、沖縄本島について、日本本土と中国大陸のいずれに侵攻する際の作戦拠点にできる島と考えていました。連合軍は「レイテ島上陸」、「ルソン島上陸」、「硫黄島占領」に続いて、沖縄へと上陸する事となりました。バックナー中将は、台湾上陸部隊の司令官から、そのまま沖縄上陸部隊の司令官へと任務が変更されました。アメリカ軍は慶良間諸島の座間味島など数島を占領し、作戦拠点となる泊地や水上機基地などを設置しました。慶良間諸島への上陸開始により、日本の連合艦隊も沖縄への本格侵攻と断定し、「天一号作戦」を発動しました。アメリカ軍は、守備の薄い本島中西部で、陸軍２個師団と海兵２個師団による上陸を開始しました。日本軍は特攻機多数を含む航空機による大規模反撃を、連合軍艦隊・船団に対して開始しました「菊水作戦」。海軍による「菊水一号作戦」には約３９０機、陸軍の第一次航空総攻撃には約１３０機が投入されました。さらに海軍は、「菊水作戦」と連動させる形で戦艦「大和」以下の第一遊撃部隊も出撃させました。特攻機などの攻撃により連合軍艦艇６隻が撃沈されましたが、日本軍機は２００機以上が失われ、「大和」も空襲で撃沈される結果となりました「坊ノ岬沖海戦」。
北部の戦い：日本軍第３２軍の作戦計画では本島南部を主戦場とする事になっていたため、北部（国頭地区）には独立混成第４４旅団の第２歩兵隊主力（１個大隊）程度しか配備されていませんでした。これに対してアメリカ軍は第６海兵師団を主力として攻撃をかけました。この戦闘での第６海兵師団の損害は、戦死・行方不明２４３人、負傷１０６１人でした。アメリカ軍第７７歩兵師団は、本島の北西海上に浮かぶ伊江島に飛行場と海上防空用のレーダーサイトを設置するため、上陸しました。伊江島には、日本軍守備隊２０００人が配置されていました。日本軍は島民５０００名とともに抵抗して激戦となりましたが、全島が占領されました。日本側は民間人多数を含む４７０６人が戦闘により死亡しました。
首里戦線：南部の日本軍は賀谷支隊を主体として、島袋方面から嘉数陣地へ遅滞行動をとりながら、アメリカ軍を誘導しました「嘉数の戦い」。アメリカ軍は首里（現那覇市の一部）の司令部を目指して南進しましたが、途中の宜野湾市付近に守備軍が丘陵地形と地下壕を利用した陣地で構え、進軍してくるアメリカ軍を何度も撃退しました。賀谷與吉中佐が率いる賀谷支隊をはじめ、主陣地を守備した第６２師団などが激しい抵抗をしました。日本軍の大規模な夜襲が行われましたが、第６２師団の２個大隊が全滅するなどしました。第３２軍は、温存していた砲兵隊に砲撃を開始させ、舟艇で海上を迂回しての逆上陸を試みました。本土の日本軍も、「菊水五号作戦」と第六次航空総攻撃を実施して掩護しました。しかし、この総反撃は大打撃を受けて失敗し、戦死者７０００人を出しました。北部戦線より転進したアメリカ軍の第６海兵師団が、安謝川を渡って首里西方の安里付近の高地で、日本軍の独立混成第４４旅団配下の部隊と激しい攻防戦を繰り広げました「シュガーローフの戦い」。大本営は「菊水七号作戦」を発動し、制空権確保のためにコマンド部隊を飛行場に強行着陸させる「義号作戦」を行いました。しかし、アメリカ軍は首里を占領しました。アメリカ第１０軍司令官（沖縄上陸軍最高指揮官）のサイモン・バックナー中将は、喜屋武半島の最前線視察中、野戦重砲兵第１連隊第２大隊の九六式十五糎榴弾砲の砲撃を受けて戦死しました。これはアメリカ軍史上で、中将という最高位の階級で戦死した唯一の事例となりました。日本の沖縄守備軍最高指揮官の第３２軍司令官・牛島満中将と参謀長・長勇中将が、摩文仁の軍司令部で自決しました。長勇中将は自決の前に八原博通大佐に「八原、後学のため予の最後を見よ」と言いました。これによって沖縄守備軍の指揮系統は完全に消滅しました。
・犠牲者数：犠牲者数は、日本兵戦死者：６万５９０８人、現地召集の兵や防衛隊・鉄血勤皇隊：２万８２２８人、援護法で日本軍に協力：５万５２４６人、一般市民：３万８７５４人の計１８万８１３６人が犠牲となりました。
・鉄血勤皇隊：日本軍史上初の１４〜１７歳の学徒隊です。徴兵年齢に達していない少年を動員しました。形式上は「志願」とされています。しかし、学校が同意もなく印鑑を作って書類を作成した事もあり、事実上強制でした。任務は爆雷（箱に火薬を詰めた爆弾）を背負って米軍への自爆攻撃をしたり、同文書を複数人に持たせ、そのうち１人がたどり着けばよいという伝令などでした。彼らの中には、大人の兵士と同様に戦陣訓を使って捕虜にならないように命令され、自決したものもいました。１７８０人が動員され、８９０人が戦死しました。
・ひめゆり学徒隊：沖縄県立第一高等女学校の学校広報誌の名前「乙姫」と沖縄師範学校女子部の学校広報誌の名前「白百合」を併せて「姫百合」という名称になりました。両校の女子生徒２２２人と引率教師１８名の合計２４０名からなる学徒隊は、沖縄陸軍病院（通称・南風原陸軍病院）に看護要員として「志願」動員されました。戦局が絶望的になると、学徒隊は解散を命じられました。しかし、既に沖縄のほぼ全域をアメリカ軍が支配しており、また周辺も既に激しい砲撃にさらされていたため、地下壕から出る事はほとんど死を意味しました。最も被害を受けたのは第三外科壕の学徒隊です。黄燐手榴弾などの攻撃を受け、壕にいた９６名（うち教師５名・生徒４６名）のうち、８７名が死亡しました。さらに壕の生存者８名のうち教師１名と生徒２名は壕脱出後に死亡しました。第三外科壕にいた「ひめゆり学徒隊」のうち、「沖縄戦」終結まで生き残ったのはわずかに生徒５名のみでした。第一外科壕、第二外科壕はアメリカ軍の攻撃を事前に察知し、脱出しました。しかし、これらの学徒隊もその後の激しい戦闘で多くが死亡しました。１０人（教師の平良松四郎と９名の生徒）は荒崎海岸で集団自決しました。合計１３６人が戦死しました。最大の犠牲を出した伊原第三外科壕跡に、慰霊塔である「ひめゆりの塔」が建立されました。彼女たちの御霊は、同様に動員されて生命を失った学徒兵たちと共に靖国神社に合祀されました。
・白梅学徒隊：沖縄県立第二高等女学校の５６名の生徒が従軍補助看護婦として、東風平国民学校に本部を置く第２４師団衛生看護教育隊に入隊しました。そして、第２４師団第一野戦病院に配属となりました。しかし、「白梅学徒隊」は解散となり、生徒たちは数名ずつに分かれて南部へと逃げました。この逃避行中に多くの犠牲者を出し、２２名が戦死しました。戦後、「白梅の塔」が建てられ、靖国神社にも合祀されました。
・防衛隊：沖縄戦では、２万人以上の防衛召集兵が地上戦に参加し、防衛隊と呼ばれました。召集令状が「赤紙」と呼ばれたのに対し、防衛召集を予定する国民に対しては「青紙」と呼ばれる待命令状が交付されました。１６歳や４５歳以上の男性まで召集した「根こそぎ動員」でした。約１３０００人が戦死しました。
・集団自決：「沖縄戦」では、一般住民が集団で自殺する行為が発生しました。伊江村のアハシャガマなど約１００人、恩納村で１１人、読谷村のチビチリガマなどで１２１人以上、沖縄市美里３３人、うるま市具志川で１４人、八重瀬町玉城で７人、糸満市、カミントウ壕などで８０人、座間味島で２３４人、慶留間島で５３人、渡嘉敷島で３２９人などが集団自決しました。
・日本軍による住民殺害：「久米島守備隊住民虐殺事件（２２人死亡）」、「渡野喜屋事件（３５人死亡・１５人負傷）」、「名護市照屋忠英学校長殺害」などがありました。日本軍により殺害された住民の総数は明らかなっていませんが、１０００人以上と言われています。住民殺害の動機は、スパイ容疑での処刑が中心で、そのほか物資や壕を巡る日本兵と住民の争いで殺害された事例や、地下壕の探知を避けるために泣き声の止まない子供を殺害した事例などもあります。
・沖縄戦跡国定公園：特に戦闘が激しかった南部は「沖縄戦跡国定公園」に指定されています。「沖縄戦跡国定公園」の広さは８１．３ｋ�屬如�沖縄平和祈念公園 、沖縄県平和祈念資料館、沖縄平和祈念堂、国立沖縄戦没者墓苑、平和の礎、黎明之塔、島守之塔、糸満市米須霊域、ひめゆりの塔があります。本日は、沖縄慰霊の日です。
最後に、東北新幹線の大宮駅〜盛岡駅間が開業です。東北新幹線は、１９８２年に大宮駅−盛岡駅間が開業し、１９８５に上野駅−大宮駅、１９９１年に東京駅−上野駅、２００２年に盛岡駅−八戸駅、２０１０年に八戸駅−新青森駅間が開業しました。この区間の並行在来線にあたる「東北本線」は、岩手県側が「いわて銀河鉄道線」に、青森県側が「青い森鉄道線」の第三セクターに移管されました。最初の区間の着工から全線開業まで、他の新幹線は長くても１０〜２０年前後ですが、東北新幹線は３９年間もの歳月を要しました。日本最長の鉄道路線（営業キロ７１３．７ｋｍ、実キロ６７４．９ｋｍ）で、白石蔵王駅−仙台駅間にある２５．７ｋｍの直線区間は、日本最長の線路の直線区間です。２００５年５月２２日に「北海道新幹線」として、新青森駅と新函館北斗駅の間が着工され、２０１６年３月に先行して開業する予定です。さらに、新函館北斗駅から札幌駅までの延伸が予定されています。
今日の誕生日：織田信長、塙保己一、三木露風、妹尾河童、二葉百合子、筑紫哲也、高田みづえ、森士、本並健治、南野陽子、渡辺智男、ジネディーヌ・ジダン、中西永輔、和田竜二、松田丈志、芦田愛菜、擬宝珠蜜柑
今日の記念日：沖縄慰霊の日、国連パブリック・サービス・デー、オリンピックデー
今日の「今日訓」：本日は、１９４５年に沖縄戦が終結した事から「沖縄慰霊の日」となりました。沖縄のために、黙祷！！国連加盟各国に対し、この日に公共サービスが開発に果たす役割を周知するよう求めている事から「国連パブリック・サービス・デー」、１８９４年に「国際オリンピック委員会」が設立された事で「オリンピックデー 」となりました。
今日は、元弘の乱：小手指原の戦いです。小手指原の戦いは、新田義貞軍と鎌倉幕府軍の戦いです。楠木正成の討伐にあたって、膨大な軍資金が必要となった幕府は調達のため、富裕税の一種である有徳銭の徴収を命令しました。新田荘には、金沢出雲介親連と黒沼彦四郎が赴きました。金沢出雲介親連と黒沼彦四郎は六万貫文の軍資金を、わずか５日の間という期限を設けて納税を迫ってきました。新田義貞は憤激し、金沢出雲介親連を幽閉し、黒沼彦四郎を斬り殺しました。黒沼彦四郎の首は、世良田の宿に晒されました。こうして新田義貞は挙兵しました。この時点で集まったのは、新田義貞の弟・脇屋義助、大舘宗氏とその息子達、堀口貞満、岩松経家らでした。兵の数はわずか１５０騎でした。新田義貞は、まず後顧の憂いを絶つべく、進路を北西へ向け、幕府方の長崎孫四郎左衛門尉が守る上野守護所に攻め入って壊滅させました。幸先の良い快勝を収めた新田義貞は、八幡荘で体勢を整えました。そこに利根川を越えて越後国や信濃国・甲斐国の新田一族や、里見・鳥山・田中・大井田・羽川などの氏族が合流しました。各地から参集した軍勢と合流して新田義貞軍は７０００の大軍に膨れ上がり、態勢を整えると鎌倉を目指し一気呵成に進撃しました。さらに利根川を渡って武蔵国に入る際、鎌倉を脱出してきた足利尊氏の嫡男・千寿王（後の足利義詮）と合流しました。千寿王の手勢は僅かに２００でしたが、足利尊氏の嫡男と合流した事で新田義貞の軍に加わろうとする者はさらに増え、各地から兵士が集まって来たため、軍勢の規模は膨大なものとなりました。その数は２０万７０００騎となりました。さらに新田軍は鎌倉街道を進み、入間川を渡って小手指原（埼玉県所沢市小手指町付近）に達し、桜田貞国を総大将とする幕府軍と衝突しました。両者は遭遇戦の形で合戦に及び、布陣の余裕はありませんでした。戦闘は３０回を越える激戦となりました。兵数は幕府軍の方が勝っていましたが、同様に幕府へ不満を募らせていた河越氏ら武蔵の御家人の援護を得て、新田軍は次第に有利となりました。新田軍は３００、幕府軍は５００ほどの戦死者を出しました。両軍共に疲弊し、一旦撤退して軍勢を立て直し、「久米川の戦い」となります。
次に、備中高松城の戦い（高松城水攻め）〜中国大返しです。織田信長は、羽柴秀吉を総大将とする中国地方への侵攻戦「中国攻め」を開始しました。羽柴秀吉はまず播磨に進出し、小寺氏・屋塩赤松氏・龍野赤松氏を服従させ、反抗する佐用赤松氏を滅ぼしました。しかし、石山本願寺と毛利氏に呼応して、信長と同盟したはずの摂津・荒木村重が反乱を起こしました「有岡城の戦い」。播磨では小寺氏、別所氏が反旗を翻しました。秀吉は兵糧攻めを行い、別所氏を滅ぼしました「三木合戦（三木の干殺し）」。しかし、腹心の竹中半兵衛が陣没した他、多くの将兵を失いました。「上月城の戦い」では尼子勝久ら尼子氏の残党軍を失いました。播磨をようやく平定した秀吉は但馬・因幡に進出し、山名豊国らを降参させました。山名氏の反織田氏勢力と結んだ毛利氏の吉川経家を再び兵糧攻めで破りました「鳥取城の戦い（鳥取城渇え殺し）」。そして弟の羽柴秀長や宮部継潤に命じ、山陰地方への侵攻を進めました。備前の宇喜多直家が降参し、織田軍と毛利軍は備前・備中国境地帯で攻防を繰り広げる事となりました。秀吉は姫路城から備中へ向けて２万の軍勢をひきつれて出陣し、途中で宇喜多勢１万を加えて総勢３万の軍勢で備中へ入りました。備中高松城は清水宗治が５０００の兵で立籠っていました。秀吉は宇喜多勢を先鋒に３万近い大軍で城を包囲しました。そして２回にわたって攻撃を加えましたが、城兵の逆襲を受けて敗退しました。そして、毛利輝元が４万の援軍を率いて接近しつつありました。秀吉は「武田征伐」を終えた信長に対して援軍を要請しました。信長は明智光秀の軍を送るとの返事をし、「早く備中高松城を落城させよ」という厳しい命を下しました。そこで、黒田官兵衛が水攻めの策を進言しました。それは、低湿地にある沼城の利点を逆手に取った、まさに奇策でした。秀吉はこの奇策を受け入れ、即座に堤防工事に着手しました。築堤奉行には蜂須賀正勝が任命され、宇喜多忠家が黒田官兵衛の指導のもとに担当しました。浅野長政は、船や船頭を集めて備中高松城が湖に浮かぶ島になった際の城攻めの準備にあたりました。堤防は工事着手からわずか１２日で完成し、梅雨の時期に降り続いた雨によって足守川が増水して２００ｈａもの湖が出現し、高松城は孤島と化してしまいました。堤防を完成させた秀吉は、堤防の上に見張り場を設けて城内の様子を監視しました。一方、城内では水攻めという奇想天外な戦法に動揺し、兵の士気が低下しました。城内まで浸水したため、城兵は小舟で連絡を取り合いました。毛利輝元は猿掛城に本陣を置き、高松城に近い岩崎山に吉川元春、南方の日差山に小早川隆景が着陣しました。しかし、既に堤防は完成しており、秀吉の築いた湖を前にして身動きが出来ず、さらに信長の援軍が送られてくる事から、秀吉との講和を決意しました。毛利方は軍僧の安国寺恵瓊を黒田官兵衛のもとに派遣し、「五国割譲と城兵の生命保全」の条件で和議を提示しました。しかし、秀吉はこれを拒否し「五国（備中・備後・美作・伯耆・出雲）割譲と城主・清水宗治の切腹」を要求しました。安国寺恵瓊は清水宗治の切腹を拒否しますが、清水宗治は「自分の命を城とともにしたい」と申し出ました。「主家である毛利家と城内の兵の命が助かるなら自分の首はいとも安い」と述べ、自分と兄・月清と弟・難波伝兵衛、家臣・末近左衛門の４人の首を差し出す代わりに籠城者全員の命を助けるようにという嘆願書を書き、安国寺恵瓊に託しました。この時、秀吉は明智光秀から毛利方に送られた使者を捕らえ、信長が明智光秀の謀反によって京都の本能寺で落命したという密書を手にしていました「本能寺の変」。秀吉は毛利方に知られないように徹底的に信長落命の事実を隠匿しました。秀吉は安国寺恵瓊に、割譲（備中・美作・伯耆）を３か国に譲歩し、清水宗治の自刃で和睦が成立しました。清水宗治は秀吉から贈られた酒と肴で別れの宴を行い、城内の清掃などを家臣に命じ、身なりを整えました。その後、清水宗治ら４人は秀吉から差し向けられた小舟に乗って秀吉の本陣まで漕ぎ、杯を交わしました。そして舞を踊った後「浮世をば 今こそ渡れ武士の 名を高松の 苔に残して」という辞世の句をしたため、自害しました。他の３人も次々と自害を遂げました。秀吉は清水宗治を武士の鑑として賞賛しました。これが、切腹の手本となる事になります。武士の作法として後世に語り継がれる事となりました。「本能寺の変」を伝える報せが毛利方に届いたのは、清水宗治の切腹直後でした。吉川元春は秀吉軍の追撃を主張しましたが、小早川隆景は和睦を遵守すべきと反対したため、追撃は行われませんでした。秀吉は、備中高松城に杉原家次を置き、京に向けて軍勢の移動を開始しました。これが、約２００キロメートルを踏破した、日本史上屈指の大強行軍として知られる「中国大返し」です。この行軍の後、「天王山の戦い（山崎の戦い）」で明智光秀と激突する事になります。
その次に、戊辰戦争：新政府が戊辰戦争責任者を断罪です。新政府が各藩の戊辰戦争責任者を断罪しました。以下の通りです。
斬首：会津藩家老・萱野権兵衛、仙台藩家老・但木土佐、坂英力、盛岡藩：家老・楢山佐渡、山形藩：家老・水野三郎右衛門元宣、村上藩：家老・鳥居三十郎、村松藩：家老・堀右衛門三郎、斎藤久七、結城藩：水野又兵衛、茂野喜内、関宿藩：小島弥兵衛、備中松山藩：高田亘
既に死去しているため家名断絶：会津藩家老・田中土佐、神保内蔵助（会津で自刃）、米沢藩家老・色部長門（新潟で戦死）、庄内藩家老・石原倉右衛門（新潟で戦死）、棚倉藩家老・阿部内膳（白河で戦死）、二本松藩家老・丹羽一学、郡代・丹羽新十郎（二本松で自刃）、長岡藩家老・河井継之助（北越戦争で戦傷死）、山本帯刀（会津で斬首）、結城藩：水野甚四郎（結城で自刃）
その次の次に、有珠山噴火、昭和新山が誕生です。北海道壮瞥町の有珠山東麓では、１９４３年末から地震が続き、１９４４年に入ると壮瞥町の東九万坪と呼ばれる地域で次第に地盤が隆起しはじめました。ついに水蒸気爆発が発生し、その後も爆発を繰り返しました。この噴火では降灰による窒息で幼児１名が死亡しました。もとは標高１００ｍあまりの台地だったところが、潜在ドームの形成により２５０ｍほどの山となり、火口から溶岩ドームが現れ始めました。この潜在ドームと溶岩ドームは成長を続け、標高４００ｍを超えました。この新山は「昭和新山」と名付けられました。後に、「支笏洞爺国立公園」に指定される事になります。
そのまた次に、第二次世界大戦：沖縄戦終了です。日本国内での最大規模の陸戦であり、日米最後の大規模戦闘となりました。陸海空において日米の大兵力が投入され、両軍最高指揮官が戦死するなど「第二次世界大戦」における最激戦地の一つとなりました。連合軍の作戦名「アイスバーグ作戦」と呼ばれました。絶対国防圏の要であるサイパン島が陥落し、大本営は「捷二号作戦」を立案しました。第３２軍の司令官に、牛島満中将を任命しました。沖縄本島地区の最終的な日本側の陸上兵力は、１１６４００人でした。内訳は、陸軍が８６４００人と海軍が１万人のほか、「防衛隊」と俗称される現地編成の補助兵力が２万人でした。陸海軍の戦闘員には、兵力不足から現地で召集された予備役などが多く含まれていました。旧制中学校の生徒から成る「鉄血勤皇隊」や、女子生徒を要員とした「ひめゆり学徒隊」・「白梅学徒隊」なども組織されました。連合軍は、沖縄本島について、日本本土と中国大陸のいずれに侵攻する際の作戦拠点にできる島と考えていました。連合軍は「レイテ島上陸」、「ルソン島上陸」、「硫黄島占領」に続いて、沖縄へと上陸する事となりました。バックナー中将は、台湾上陸部隊の司令官から、そのまま沖縄上陸部隊の司令官へと任務が変更されました。アメリカ軍は慶良間諸島の座間味島など数島を占領し、作戦拠点となる泊地や水上機基地などを設置しました。慶良間諸島への上陸開始により、日本の連合艦隊も沖縄への本格侵攻と断定し、「天一号作戦」を発動しました。アメリカ軍は、守備の薄い本島中西部で、陸軍２個師団と海兵２個師団による上陸を開始しました。日本軍は特攻機多数を含む航空機による大規模反撃を、連合軍艦隊・船団に対して開始しました「菊水作戦」。海軍による「菊水一号作戦」には約３９０機、陸軍の第一次航空総攻撃には約１３０機が投入されました。さらに海軍は、「菊水作戦」と連動させる形で戦艦「大和」以下の第一遊撃部隊も出撃させました。特攻機などの攻撃により連合軍艦艇６隻が撃沈されましたが、日本軍機は２００機以上が失われ、「大和」も空襲で撃沈される結果となりました「坊ノ岬沖海戦」。
北部の戦い：日本軍第３２軍の作戦計画では本島南部を主戦場とする事になっていたため、北部（国頭地区）には独立混成第４４旅団の第２歩兵隊主力（１個大隊）程度しか配備されていませんでした。これに対してアメリカ軍は第６海兵師団を主力として攻撃をかけました。この戦闘での第６海兵師団の損害は、戦死・行方不明２４３人、負傷１０６１人でした。アメリカ軍第７７歩兵師団は、本島の北西海上に浮かぶ伊江島に飛行場と海上防空用のレーダーサイトを設置するため、上陸しました。伊江島には、日本軍守備隊２０００人が配置されていました。日本軍は島民５０００名とともに抵抗して激戦となりましたが、全島が占領されました。日本側は民間人多数を含む４７０６人が戦闘により死亡しました。
首里戦線：南部の日本軍は賀谷支隊を主体として、島袋方面から嘉数陣地へ遅滞行動をとりながら、アメリカ軍を誘導しました「嘉数の戦い」。アメリカ軍は首里（現那覇市の一部）の司令部を目指して南進しましたが、途中の宜野湾市付近に守備軍が丘陵地形と地下壕を利用した陣地で構え、進軍してくるアメリカ軍を何度も撃退しました。賀谷與吉中佐が率いる賀谷支隊をはじめ、主陣地を守備した第６２師団などが激しい抵抗をしました。日本軍の大規模な夜襲が行われましたが、第６２師団の２個大隊が全滅するなどしました。第３２軍は、温存していた砲兵隊に砲撃を開始させ、舟艇で海上を迂回しての逆上陸を試みました。本土の日本軍も、「菊水五号作戦」と第六次航空総攻撃を実施して掩護しました。しかし、この総反撃は大打撃を受けて失敗し、戦死者７０００人を出しました。北部戦線より転進したアメリカ軍の第６海兵師団が、安謝川を渡って首里西方の安里付近の高地で、日本軍の独立混成第４４旅団配下の部隊と激しい攻防戦を繰り広げました「シュガーローフの戦い」。大本営は「菊水七号作戦」を発動し、制空権確保のためにコマンド部隊を飛行場に強行着陸させる「義号作戦」を行いました。しかし、アメリカ軍は首里を占領しました。アメリカ第１０軍司令官（沖縄上陸軍最高指揮官）のサイモン・バックナー中将は、喜屋武半島の最前線視察中、野戦重砲兵第１連隊第２大隊の九六式十五糎榴弾砲の砲撃を受けて戦死しました。これはアメリカ軍史上で、中将という最高位の階級で戦死した唯一の事例となりました。日本の沖縄守備軍最高指揮官の第３２軍司令官・牛島満中将と参謀長・長勇中将が、摩文仁の軍司令部で自決しました。長勇中将は自決の前に八原博通大佐に「八原、後学のため予の最後を見よ」と言いました。これによって沖縄守備軍の指揮系統は完全に消滅しました。
・犠牲者数：犠牲者数は、日本兵戦死者：６万５９０８人、現地召集の兵や防衛隊・鉄血勤皇隊：２万８２２８人、援護法で日本軍に協力：５万５２４６人、一般市民：３万８７５４人の計１８万８１３６人が犠牲となりました。
・鉄血勤皇隊：日本軍史上初の１４〜１７歳の学徒隊です。徴兵年齢に達していない少年を動員しました。形式上は「志願」とされています。しかし、学校が同意もなく印鑑を作って書類を作成した事もあり、事実上強制でした。任務は爆雷（箱に火薬を詰めた爆弾）を背負って米軍への自爆攻撃をしたり、同文書を複数人に持たせ、そのうち１人がたどり着けばよいという伝令などでした。彼らの中には、大人の兵士と同様に戦陣訓を使って捕虜にならないように命令され、自決したものもいました。１７８０人が動員され、８９０人が戦死しました。
・ひめゆり学徒隊：沖縄県立第一高等女学校の学校広報誌の名前「乙姫」と沖縄師範学校女子部の学校広報誌の名前「白百合」を併せて「姫百合」という名称になりました。両校の女子生徒２２２人と引率教師１８名の合計２４０名からなる学徒隊は、沖縄陸軍病院（通称・南風原陸軍病院）に看護要員として「志願」動員されました。戦局が絶望的になると、学徒隊は解散を命じられました。しかし、既に沖縄のほぼ全域をアメリカ軍が支配しており、また周辺も既に激しい砲撃にさらされていたため、地下壕から出る事はほとんど死を意味しました。最も被害を受けたのは第三外科壕の学徒隊です。黄燐手榴弾などの攻撃を受け、壕にいた９６名（うち教師５名・生徒４６名）のうち、８７名が死亡しました。さらに壕の生存者８名のうち教師１名と生徒２名は壕脱出後に死亡しました。第三外科壕にいた「ひめゆり学徒隊」のうち、「沖縄戦」終結まで生き残ったのはわずかに生徒５名のみでした。第一外科壕、第二外科壕はアメリカ軍の攻撃を事前に察知し、脱出しました。しかし、これらの学徒隊もその後の激しい戦闘で多くが死亡しました。１０人（教師の平良松四郎と９名の生徒）は荒崎海岸で集団自決しました。合計１３６人が戦死しました。最大の犠牲を出した伊原第三外科壕跡に、慰霊塔である「ひめゆりの塔」が建立されました。彼女たちの御霊は、同様に動員されて生命を失った学徒兵たちと共に靖国神社に合祀されました。
・白梅学徒隊：沖縄県立第二高等女学校の５６名の生徒が従軍補助看護婦として、東風平国民学校に本部を置く第２４師団衛生看護教育隊に入隊しました。そして、第２４師団第一野戦病院に配属となりました。しかし、「白梅学徒隊」は解散となり、生徒たちは数名ずつに分かれて南部へと逃げました。この逃避行中に多くの犠牲者を出し、２２名が戦死しました。戦後、「白梅の塔」が建てられ、靖国神社にも合祀されました。
・防衛隊：沖縄戦では、２万人以上の防衛召集兵が地上戦に参加し、防衛隊と呼ばれました。召集令状が「赤紙」と呼ばれたのに対し、防衛召集を予定する国民に対しては「青紙」と呼ばれる待命令状が交付されました。１６歳や４５歳以上の男性まで召集した「根こそぎ動員」でした。約１３０００人が戦死しました。
・集団自決：「沖縄戦」では、一般住民が集団で自殺する行為が発生しました。伊江村のアハシャガマなど約１００人、恩納村で１１人、読谷村のチビチリガマなどで１２１人以上、沖縄市美里３３人、うるま市具志川で１４人、八重瀬町玉城で７人、糸満市、カミントウ壕などで８０人、座間味島で２３４人、慶留間島で５３人、渡嘉敷島で３２９人などが集団自決しました。
・日本軍による住民殺害：「久米島守備隊住民虐殺事件（２２人死亡）」、「渡野喜屋事件（３５人死亡・１５人負傷）」、「名護市照屋忠英学校長殺害」などがありました。日本軍により殺害された住民の総数は明らかなっていませんが、１０００人以上と言われています。住民殺害の動機は、スパイ容疑での処刑が中心で、そのほか物資や壕を巡る日本兵と住民の争いで殺害された事例や、地下壕の探知を避けるために泣き声の止まない子供を殺害した事例などもあります。
・沖縄戦跡国定公園：特に戦闘が激しかった南部は「沖縄戦跡国定公園」に指定されています。「沖縄戦跡国定公園」の広さは８１．３ｋ�屬如�沖縄平和祈念公園 、沖縄県平和祈念資料館、沖縄平和祈念堂、国立沖縄戦没者墓苑、平和の礎、黎明之塔、島守之塔、糸満市米須霊域、ひめゆりの塔があります。本日は、沖縄慰霊の日です。
最後に、東北新幹線の大宮駅〜盛岡駅間が開業です。東北新幹線は、１９８２年に大宮駅−盛岡駅間が開業し、１９８５に上野駅−大宮駅、１９９１年に東京駅−上野駅、２００２年に盛岡駅−八戸駅、２０１０年に八戸駅−新青森駅間が開業しました。この区間の並行在来線にあたる「東北本線」は、岩手県側が「いわて銀河鉄道線」に、青森県側が「青い森鉄道線」の第三セクターに移管されました。最初の区間の着工から全線開業まで、他の新幹線は長くても１０〜２０年前後ですが、東北新幹線は３９年間もの歳月を要しました。日本最長の鉄道路線（営業キロ７１３．７ｋｍ、実キロ６７４．９ｋｍ）で、白石蔵王駅−仙台駅間にある２５．７ｋｍの直線区間は、日本最長の線路の直線区間です。２００５年５月２２日に「北海道新幹線」として、新青森駅と新函館北斗駅の間が着工され、２０１６年３月に先行して開業する予定です。さらに、新函館北斗駅から札幌駅までの延伸が予定されています。
今日の誕生日：織田信長、塙保己一、三木露風、妹尾河童、二葉百合子、筑紫哲也、高田みづえ、森士、本並健治、南野陽子、渡辺智男、ジネディーヌ・ジダン、中西永輔、和田竜二、松田丈志、芦田愛菜、擬宝珠蜜柑
今日の記念日：沖縄慰霊の日、国連パブリック・サービス・デー、オリンピックデー
今日の「今日訓」：本日は、１９４５年に沖縄戦が終結した事から「沖縄慰霊の日」となりました。沖縄のために、黙祷！！国連加盟各国に対し、この日に公共サービスが開発に果たす役割を周知するよう求めている事から「国連パブリック・サービス・デー」、１８９４年に「国際オリンピック委員会」が設立された事で「オリンピックデー 」となりました。
0
0
ログインしてコメントを確認・投稿する