少し前にプレイしたBBTのレポを上げます。
シナリオは拙作『獣王の帰還』。敵はネイバーなのですが、PCも1人を除きネイバーという、もー今日はネイバー祭り!!なセッションとなりました。
しかし、これだけネイバーがいるのに、各自のネイバー性が全然違うのが面白いですね。これがBBTだ。
■BBT『獣王の帰還』
シナリオ&GM:田中
▼弾木 響 (ハジキ・キョウ) 16,7歳男性
ディフェンダー グラップラー=グレートゴリラ
エゴ:強くなりたい
男子高校生、格闘家。
幼き頃サバンナで見たゴリラの勇姿からヒントを得て、
独自の武術流派を興し、『霊長類サイキョー流』を標榜する。
粗にして野だが、強さを求める者の義務と矜持を知るナイスガイ。
PLはカナスギさん。
▼蜂須賀針悟/蜂甲ビーストレイン 8000歳男性
アタッカー 着装者=魔蜂族
エゴ:戦いを止めたい
当代の地球の守護者(多分ブラキオザウルス)に救われた蜂が異常進化して生まれた戦士。
その後セルフクローニングと進化を繰り返して行き、現在では人間の姿を得て過ごしている。
虫なので効率第一主義だが人情が湧かないでもない性格。
戦闘ではあらゆる生命を破壊する光子毒を使用する。
PLは浅間忍さん。
▼黒江 優未/来栖 有理須 /クロエ・アリス 28歳女性
サポーター サイボーグ=電脳魔術師
エゴ:アリスでいたい
希代の電脳犯罪者「アリス」(CV上田麗奈)が、それを追うサイボーグ「クロエ」(CV沢城みゆき)と融合した存在。
追い続けた仇と憎悪で鍛えられた愛と、愛で鍛えられた憎悪で心臓を貫きあった結果、一つの存在となった。二重人格ではなく一つの魂のグラデーションの違いで人格が二つに見える。
「御冷ミァハを宿した霧慧トァンが、霧間誠一の著作を読みながら『紙の本を読みなよ』と言う」という、なんかある種完成された奇シーンを成立させた危険物。
PLは石田さん。
▼常盤ジンクロウ/上斬り迅狗狼 17歳?女性
アタッカー 人狼=天狗
エゴ:主命を果たす
天狗道にすら悖る武芸に狂った狂犬とそしられ、天狗の山から追放された。そういうことに表向きはなっている。実は、御山の非道な方針により、体面上除きにくい山神や反乱分子の始末をする汚れ役を命じられ、淡々とこなしてきたためである。主命によって放たれる矢と自己を認識しているものの、現在身を寄せる常盤組はヤクザながら仁義を重んじるので、その内面にも変化が生じはじめている。
真の奥の手は、武器を投げ捨て完全獣化しての牙。
PLはショウジさん。
こんな個性豊かな半魔たちが池袋森林化現象に挑んで来ましたよ。前述しましたが、今回は各自のネイバー性の違いが非常に面白かったです。
形意拳(シンイークン)的にネイバーの「野生」と「力」を借り受け、人の倫理のうちで天衣無縫にぶっ放す響。
虫らしい効率主義と、頑なな「魔獣は全て殺す」というエゴの中で無自覚の柔らかさを見せる針悟(この名前凄く好き)。
ネイバー界最低の経済動物・天狗からつまはじきにされ、人の社会の中で狼としての矜持を獲得しつつある静かなる狂犬・ジンクロウ。
色んな「ネイバー」という要素の捉え方があるんだなあ…と勉強させて頂きました。
あ、クロエ・アリスさんは1人テクノロジーの申し子として、マジで好き勝手やってました。
いやー、楽しかったです! PLの皆様、ありがとうございました!
ログインしてコメントを確認・投稿する