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2016年06月18日00:20

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嫌いなものを嫌う安易

■産経が取材せずネット引用の記事 ピースボートの抗議受け、削除 識者「報道機関の存在価値、捨てている」
(ウィズニュース - 06月17日 18:00)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=220&from=diary&id=4048848

産経のみならず、我々も媒体であるのだ。

「裏を取らない」とは、「自らの傾きに沿ってしか行動しない」ことを差し示す。
つまり、自らの性癖(馬鹿じゃないなら本来の意味を分かるね?)を俯瞰し得ないということ。

産経を非難するにせよ、擁護するにせよ、透けて見えるのは、「彼らがこう考えるのは、かくかくしかじかの事象に依拠するが、それに対して自分は」といった思考を、もしかすると、ほとんどの人が為しえないのではないかということだ。

しかし、その一方、 「裏を取る」というその言い方についても考えよう。
この言葉が何を含意するかを。

それは、発話者が「解釈という被覆の裏側に真実がある」という見方の虜囚ではないか?ということだ。
「メディア」という言葉自体が、プラトニックな夢を延命させる詐術。

「臆見に基づく勇み足」といった定型文は、「公正な視座による、正しい事実、まごうことなき真実」への信頼の「無邪気さの露呈」でもある。

躊躇せよ。

事実の収集に長けていないことへ?
そうではなく、自らを信じることについてだ。

「自分を信じろ」だの
「あきらめるな」だの

思考という研鑽を怠業する者への慰撫を得手とする作家やマンガ家の
スローガンを「安手で取るに足りない」と鼻で笑うようになることだ。


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