６４−ロクヨン−後篇･マネーモンスター･ヒメアノ〜ル観てきたよ

■６４−ロクヨン−後篇
面白かった、のですが。前編の盛り上がりに答えるものではなかったかなあ。消化不良なのは、やはり記者クラブ。後編の最初は、捜査情報を明かさない県警に対して猛烈な抗議を行うものの、そのうち事件が追う刑事と追い詰められる被疑者を追うようになるとまるで空気に。記者クラブに割いた時間は何だったのか……。それとロクヨン事件の犯人は、前編ではまったく登場しない人物でした。まあこれは仕方ないとは思うんだけど。あと佐藤浩市が最後暑苦しくなりすぎちゃって、ちょっとなあって。前後編通しで見てたら違っててかもしれないけど、期待が高まり過ぎちゃった分、肩すかし感がありました。

■マネーモンスター
普通の面白さ。でもそれ以上ではない、特に深くもない。財テク番組の司会を務めるジョージ・クルーニー、番組ディレクターのジュリア・ロバーツ。生中継中に、財テク番組のせいで大金をすったという男が銃を持って乱入し……という話なのですが、最後はそうならないといいけどそうなる以外考えられないよなという寂しいオチを迎えてしまいます。楽しく無いわけじゃないんだけど、見終ったあと何も残らない、そんな映画でした。なんかテンション下がるなあ。

■ヒメアノ〜ル
最後にこれ。冴えない主人公がなぜか可愛い女の子に見初められてしまうんだけど、その娘のストーカーである主人公の高校時代の同級生が実はサイコ野郎だった、という話。なんというか、感想を上手く言えない、狂った映画でした。主人公のすっとぼけ方が面白くて笑いが漏れて、バイト先の先輩のキモさに引くなと思ってたら以外といい人（まあ変人だけど……）で、でサイコ野郎はとんでもない既知外でやばい殺人シーンてんこ盛り、という。猟奇的でえぐいシーンが多いのですが、どこかあっけらかんとしていて乾いた感じ。変な雰囲気です。ただこのサイコ野郎、ずいぶん昔からサイコ野郎だったはずなのに最初の殺人と次の殺人の間がやけに時間空いてるのが不自然だなと、そこが気になってしまいました。画になってないだけで、実は彼のまわりには死体がたくさん埋まってたのかな……いやそんな風には見えないよ、と。


ちょっと期待してたのですが。つまんなくはないけど期待したほどの面白さでも無い、という一日でした。盛り上がらなかったせいで感想書くのが1週間も後れてしまうという。今日これから観るラザロ・エフェクトとクローバーフィールド・レーンはどうなのかなあ。