もういくつめのパートだか忘れたわw
「非オタの彼女が俺の持ってるエロゲに興味津々なんだが・・・」
著・滝沢慧
富士見ファンタジア文庫 WEB読者賞受賞
個人的面白さ・3
<ストーリー>
主人公はエロゲ好きの小心者で、友達も少ない典型的なオタク。
そんな彼に、同級生の美少女が告白してきた。しかも彼女は、主人公の持っているエロゲを一緒にプレイしたいという。果たしてどうなることやら?
うーん・・・
とりあえずナナメ読みしてしまったw
終盤近くになるまで、キャラの台詞だけ目で追ってれば充分な内容。
どこかで捻った展開になるのかな、と思ったら、驚くほどふつーに進んでしまった。
それこそ、純愛系エロゲのキャラ一人をエロなしで攻略した、という感じの作品だった。
今の富士見ファンタジアはこういうのも受賞するのか・・・
完全にぼくの目指す分野ではなくなってしまったなぁ。
「帰宅戦争 〜帰りたいんだけど戦争起こしてもいい?〜」
著・鬼火あられ
富士見ファンタジア文庫 受賞作
個人的面白さ・4
<ストーリー>
部活動がものすごく熱心な学園に入学した主人公だが、まったく部活をやるつもりはなかった。しかし部活への所属は絶対条件。そんな時、クラスの美少女と意見が一致し「帰宅部」設立を目指すことになった。条件はメンバー5人を揃え、4月末までに部活勧誘をすべてかわして「帰宅」すること。主人公たちは猛烈な部活勧誘を回避して、期日までに「帰宅」を達成することができるのか?
青春ドタバタコメディという感じの作品。
設定的には面白いが、勧誘というより暴力沙汰に近い状況が繰り広げられるので、感情移入はちょっとし辛いと感じた。しまいには爆発まで引き起こすし、どうしても作品に入り込めなかった。
思うに、主人公のローテンションというか、達観的なキャラ付けのせいではないか。
無茶をやるキャラたちに囲まれて、主人公だけ普通です、冷静ですといった立ち位置なので、視点を共有している読者もそんな気分になってしまう。
そんな気がします。
「天牢都市セフィロト」
著・秋月煌介
MF文庫J 第11回新人賞 佳作受賞
個人的面白さ・5
<ストーリー>
天に浮遊するいくつもの巨大な大陸。それらは位置によって4層に区分され、上層ほど身分が高く高貴で、下層ほど庶民や犯罪者が多い。
そんな世界の下層で暮らす用心棒の主人公は、天から落ちてきた少女を助ける。彼女は記憶をなくしていて、怪しげな男たちに追われていた。行きがかり上、彼女を助けた主人公だが、二人に待ち受ける運命とは?
これなんてラピュタ?w
というのは冗談ですけど。
主人公だけでなく敵方のストーリーも描いていて、キャラは掴みやすい。けっこうエグい話もあって、印象に残る。
ただ、その敵がラストで改心する流れはあまり好きではなかった。
描写はしっかりしていて、アクションシーンも悪くない。
魔法的設定の「定戯式」という名前が、どうにも庭師を想像してしまって妙な気分になったのはぼくだけかなw
世界観としては特に好きというわけでもなかったけど、話の濃さはあったと思う。
こうしてみると、やっぱりぼくの目指すフィールドはMFなのかなぁw
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