x100の3Ｄモード

　x100の3Ｄモードでは、エレベータやエルロンの操作により、機体角度が変わるようになっている。このことから、ジャイロは角速度検出器なので、時間積分して角度制御いることが分る。

　エルロンをフルにすると、丁度、2πだけ角度変化するのだが、面白いことに、エルロンをフルから中央に戻すタイミングが少し遅れても、水平を保っている。

　エルロンフルでの角度変化は大きいので、少しでもエルロンフルから、中央に戻すタイミングがずれると、水平にはならないと思われるのだが、そうはなっていないので、1回転後、暫くはエルロンに関係なく水平にしているようだ。暫くとは、例えば、0.5秒とか。

　エルロンの操作角度は最大30度ほどなので、それが2πに対応しているとすれば、エルロン角と機体角との倍率は12となる。

　確かに、感度を高くした場合は、そんな感じである。

　ところで、私が公園で意図的に披露し始めて3ヶ月ほど経つが、マルチコプターに興味を持ち、私に話しかけて来る人が増えてきているように感じる。土曜は50台の男性、日曜は70台の男性からだった。

　そういう人は多分、私が飛ばしているのを以前に何度か見て、いろいろ知りたいと思うようになったのだろう。マルチコプターはシルバー世代の人には格好の脳トレになる。

　それと、幼児や低学年の子供達にとっては、未知なる物体として、興味深々。手に持たせたり、触らせたりしている。そんな時の彼等の生き生きとした表情には、毎回、こちらが逆に凄いなと思ってしまう。