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2016年06月10日15:54

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福島遠征 雑感

1 捜索エリアの変遷
福島県の宝探しは今年で6回目だが、4回目の2014年から「全県を回る」というコンセプトがはっきり打ち出されたように感じる。
1,2,3回目の捜索エリアは5,7,7エリアと限定的だった。
おそらく3回目を終えた時点で集客効果の高さに県と各市町村が気づき始めたと思われる。
4回目は20エリアと一気に拡大し、5,6回目は30,35エリアと拡大の一方である。

しかし各回の参加市町村を並べて比較してみると参加をやめた市町村もあることに気づく。
(こんなデータ作成と分析はコンサル会社かヘンタイか暇人しかやらないのだが、私はコンサルではない)
前回から捜索エリアは増えているのだが、増加分は中通りに集中している。
逆に会津は減っているためアンバランスさが際立つ。

初回から参加してきた会津若松市が今回消えた。
会津若松市は毎回、市内での対象地区を替えながら参加してきたが、とうとう参加したい地区が無くなったのだろうか。
喜多方市は1,5回目のみ参加だ。1回目は県からの要請にこたえたのだろうが、2,3,4と休んでおいて5回目に参加した意図が読めない。
6回目は不参加。何をしたいのかわからない。

浜通りは原発関連のため参加市町村は少ない。
例外がいわき市で初回から連続参加している。
しかも皆勤賞はいわき市のみなのだ。
集客を宝探しに依存していると言っても過言ではない。
さよならフラガール。さよなら超高速参勤交代。さよなら石炭と化石掘り。さよなら湯元温泉。
なんだか紹介しているみたいだ。

浜通りはいわき市以外に4,5,6回目からそれぞれ川内村、相馬市、楢葉町が参加している。
県はもっと浜通りの市町村を参加させたいのだろうな。「全県あげて」というために。
ハンター(宝探しの参加者)側の視点として浜通りの4市町村は他地域から浮いていて(距離が遠い)非常に回りにくい。
浜通りの市町村がもっと欲しい というのはハンター側も同様なのだ。

この地域による参加市町村の偏りの原因は原発と大人の事情だろう。
未確認情報だが「来年は予算不足なので今年限り」というコメントが報告所の担当者から聞いた とのことだ。
これは宝探し自体の事ではなく、特定の市町村の参加を指すと思われる。

この宝探しの主催は福島県観光交流課なので、県の予算で実施しているわけである。
しかし県が100%負担しているわけではなく、参加市町村も相応の分担があるようだ。
その分担比率やその変遷などは不明だが、集客が見込めると判断した市町村は負担分を予算計上するだろうし、その逆もあるだろう。
また観光収入より大事なことがあるならば、そちらに予算を回すこともあるだろう。
ある市町村が年ごとに参加したりしなかったりという原因はこの辺りにあるのかもしれない。
ハンターは各地でカネを落とすことが望まれるし、主催者はそれを期待しているのだ。

2 特産品の開発
だから魅力的な商品やサービスの開発が必要なのだ。
人が来ても良い物がなければ金を出すことは無い。
いくら良い物であっても壷ではダメだ。
気軽に買える価格帯でなくてはならない。

ハンターは車で移動し徒歩で探す。
歩きながら食べられる物が良い。
例えばたこ焼きやソフトクリームだ。
実例がある。 小野町の おのまち小町アイスバーガー だ。
焼いたバンズでアイスクリームを挟みチョコレートソースなどをかけたものらしい。

これ、いいんじゃないの?
私は甘いものを好みませんが、、万人受けしそうです。
珍しくて安価で歩きながらでも食べられる。買いたいと思わせます。
しかも当地では30年以上前から親しまれているらしい。

こういうものは特許や実用新案で守るものではなく、地道な努力で地域に根付かせた者勝ちです。
極端に言うと二番煎じでも地域に根付いて有名になれば元祖に勝てるのです。
ただし良い物でないと周囲が賛同してくれないので、良い物を開発(もしくは発掘)することは前提条件です。

やや長文になったな。
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