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2016年06月10日10:29

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性差以前の翻訳の問題だと思う。

この件、性差別やフェミニズムと絡めて捉えている人が多いようなので、
急遽書いてみます。
仕事をする気持ちに欠けているし(おい)

この記事では、理想主義を idealismと訳しているのだが、
単純に、理想主義といったときの雰囲気が日本人と一般的な英語圏で違うのだと思います。

日本の場合、理想主義というと、褒めている言葉ではないですね。
どこか浮ついたような、現実を見ていないような。
30にもなってまだアーティストとか言ってるの・・・?みたいな。
現実主義というと、地に足をつけて、しっかり者で、堅実で、というイメージですよね。


ところが、海外ではちょっと変わります。
理想主義=idealismという言葉の中に、イデアという言葉が含まれているように、
少し論理的な意味を持ちますし、厳粛な感じ、建設的な感じ、
これからきっと良くするんだという未来肯定的な感じを持ちます。
一方で、現実主義=realismというと、どこかドライで見放したような、
怠惰で現状維持主義的でつまらない、面白みがないイメージを伴います。


したがって、この場合、ジブリの中の人の発言は、
「男性の方がアイディアにあふれ前向きで、理知的ですよね。
 つまらなくて保守的な女性よりは」
というニュアンスで捉えられたのだと思います。
実際の文章の意味を一旦日本人的に書き直して翻訳すれば、
dreamy、夢見がち、ロマンチストで空想的で、少しおバカな感じ
で捉えられるべきものだったのでは、という印象を受けました。


性差の問題ではないとする根拠もないのですが、
個人的には、直訳と文化の違いが引き起こした誤解だったのではという気がしました。








ジブリ作品のプロデューサー、英紙での発言が性差別と批判 「女性は映画監督には現実主義すぎる」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=4035275
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