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2016年06月04日10:53

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大分県が「おおわけけん」で無い訳

九州と四国の各県のご当地ステッカーだけは作ろうと思って作ったはずだったのだが、大分県だとばかり思っていた柳川が、実は福岡県なのだった。

考えてみたら大分県は西の端をかすめたぐらいで、湯布院にも別府にも行っていない。
ほとんど山の中を走り、唯一都市らしいのは日田市くらいで、まあここいら辺りをテーマにステッカーを作ろうと思ってイラストレーターを半年ぶりくらいに使ってみたら、使い方をすっかり忘れてしまっていて円すら描くのに苦労をする。

まあ、ぼちぼちとやるつもりなのだが、ふと不思議に思った。
大分って何の疑問を持たず「おおいた」と読んでいるが、普通に読めば「おおわけ」じゃないのか?
なんで「おおいた」と読むんだろうと思って調べてみた。

すると奈良時代初期に編纂された「豊後(ぶんご)の国風土記」や、「日本書紀」の中の「景行紀」の中で景行天皇がこの場所を初めて訪れた時の記録があり

「広大なる哉、この郡は。よろしく碩田国(おおきた)と名づくべし」

と言ったのだという。

ここから説が微妙に違うのだが、大分平野は広大とは言い難く、狭い土地にたくさんの田んぼがあったので「多き田」→「おおいた」となったと地元では思われているらしい。

また大分の「大」はそのままの意味なのだが、「きだ」とは古語辞典で調べると
『(段)助数詞(上代語)切り分けた物を数えることば。布地の長さの単位。田畑の面積の単位。段、たん。』
の意味で、「きだ」に「分」の漢字も当てられていたので「大きい田んぼ」で「大分」となったという人もいる。

「多き田」の県名の由来により、大分県には「多田」の苗字が多く、「多田」というと大分県の出身であることが多いらしい。

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