※このリプレイは、ゲームブック【無人島の大蛇】のネタバレをしていますが、作品はどこにも公開しておりませんのであなたがプレイすることはありません。安心して読み進めてください。
◆これまでのあらすじ
今までとうって変わってアイテムを手に入れまくった俺は、体力にも余裕を持って炎の悪魔蛇との最終決戦に臨んだ!
◆アタック03-4 勝利をもたらすもの
さあ、炎の悪魔蛇との決戦だ!
たっぷりのアイテムを手に入れ、今度こそきっちり勝利してやる。
最初のアイテム選択でも、今回はいろいろ使えるぜ。
使えるアイテムは、「ロープ」「鏡」「旗」「槍」「弓矢」「首飾り」「手裏剣」
ロープ……はもう使ってしまってないんだった。
あとは旗と鏡だ。
旗は既に別のところで役に立ったから、まだ使っていない鏡を使ってみよう。
俺は鏡の反射で炎の悪魔蛇の目をくらませた。
悪魔蛇の攻撃はもらってしまったが、体力3点の消耗と、これまでを思えば少ない。
悪魔蛇、普通に初撃で8点とかダメージ与えてくるもんな。
これは一応成功の部類と思って良いのかもしれない。
続けざまに悪魔蛇の鉄球尾の攻撃が来る。
だが今回は盾を持っているからな。ばっちり支えきることができた。
そして、俺の反撃タイムだ。
いざ出番! 勝利のつるぎ!!
そして我に勝利をもたらしたまえ!!
ずんばらり。
勝利のつるぎは聖剣である。
その名は、持ち手に必ず勝利をもたらしてくれることに由来する。
だが一つだけ欠点がある。
それは、勝利のつるぎは敵に止めを刺すことにのみ特化した聖剣で、その際持ち手の安全は全く考慮されないことだ。
貪欲に勝利を目指す聖剣は、確かに炎の悪魔蛇の急所をとらえた。
だが接近しすぎた俺も蛇に締め上げられ、なんと体力を9点も失ってしまったのだった。
へっへっへ。だが超回復済みの俺の体力はまだ20点も残っていたのだ。
これだけダメージ食らっても11点の残しだ。生き残ったぜ。
この一撃が決め手となり、蛇の締め上げる力がゆるんだ。
俺はどうにか抜け出すことができた。
魔力の宝石の出番がないうちに、勝利を収めることができたのだ。
さあ、これで島の一番の脅威は去った。
じゃあ、これからイカダを組み直して、島を脱出するかな。
その前に食料の調達もしないとな。
俺の冒険はまだこれからだが、ひとまずの危機は去ったのだった。
【感想】
アタック01 炎の悪魔蛇相手に蹴り負ける。
アタック02 炎の悪魔蛇相手に殴り負ける。
アタック03 炎の悪魔蛇を倒した! おめでとう!!
無人島が聞いてあきれるわー!
丸木橋はかかってるわ、道端に壺は落ちてるわロープはあるわ聖剣は落ちてるわ。
どこからどう見ても人のいない島じゃない。だけど人にはまったく会わない。
作者は無人島というものを根本的に勘違いしているのか、そもそも何にも考えてないかですよ。たぶん後者。
作者でてこーい! あ、俺だ。
今回の冒険以前に、イカダで世界一周とか、主人公が無謀すぎる。
黒ひげの船みたいな超巨大なイカダなんだろう。きっとそうだ。
とにかくルート上にいろんなアイテムを配置してあるという、いかにも私らしい考えなしの作品でありました。
ゲーム的には、実はこの作品、強制的なデッドエンドが1つもありません。
ゲームオーバーは、体力点を失ったことによるものだけなのです。今作はそういうコンセプトで作ったらしい。
そう言われてみれば、そんなことを意識して作ったような気もする。
そのおかげか、途中で体力点を失っても、大抵はラスボス戦までたどり着くことができちゃいます。
なのでゲームオーバーは、ほぼ炎の悪魔蛇との対決によるものになります。現に私もそうでした。
今回は勝利のつるぎの力で勝利をもぎとりましたが、剣のあとにさらに宝石を使う選択肢が用意されているところを見ると、今回クリアしたルートの他にもクリアする手段は用意されてるっぽいですね。まあ、アタック03でたどったルートの、他と比べてのアイテム取得率が高すぎて、他のルートでクリアを目指そうとはとても思えないのですがw
無人島だからとはいえ、他に全く登場する人物がいない冒険というのは、プレイしていて少し物足りなさを感じます。
でも私の作品、そういうのが多い気がする。
さて、それではまた、他の作品にも挑んでみるとしましょうか!
黒歴史ゲームブックリプレイ目次
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